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Netlify、Vercel、GitHub Pages の商用利用や使用量の上限を超えた時の情報をまとめてみた

Last updated at Posted at 2023-06-14

はじめに

無料で、それなりの規模感・機能(自動SSLや独自のフォーム機能などあれば尚良し) で、かんたんで、広告とかは勝手に載せてほしくなくてといったざっくりした希望かつワガママを聞いてくれるホスティングサービスどこかにいませんかぁ〜。という心境のもと情報を集めてみました。

ホスティングサービス

当然ですが無料を軸に調べると少ないですよね。
国内では『さくら』や『ロリポップ』、『エックスサーバー』など多種多様なホスティングサービスがありますが、お試し期間を抜きにした純粋な無料プランを用意しているところは多くないと思います。

国内すべてのホスティングサービスを調べきれているわけではないので、もし「国内だとここもオススメだよ」とかありましたらコメントで教えていただきますとありがたいです!

最近、ちょっとした個人開発や小規模なプロジェクトでは『Netlify』や『Vercel』など海外のホスティングサービスを選ぶ方も少なくないと聞きます。
しかも調べるうちに、海外のものは「容量もそこそこあってSSLにも対応してくれている!まさにこれだ!」と感じました。

ただ、海外のサービスだと情報は基本的に英語ですし、筆者的には 急に高額な請求が来たら恐ろしい とか そもそも無料で商用利用ってできるの? とか 無料含む各プランの使用制限や上限を超えた時ってどうなるの? とか色々疑問ないし不安が多かったのです。
情報収集する中で丁寧に説明してくださっている日本語サイトやページもあったのですが情報が少し古かったりして……「やはり一次情報がほしいな」と思って調べても目的の情報に辿り着くのに時間がかかりました。
そこで今回、自分でまとめてみようと筆を取った次第です。

筆者のように色々な懸念点から利用や情報収集が億劫になっている方々にとって少しでも役に立てるような記事にできればと思っております。
筆者が既に使用している『Netlify』のみならず、他の『Vercel』や『GitHub Pages』についても情報収集したので備忘録がてら残していきます。

今回のホスティングサービス情報収集からは国内組を以下のような理由で割愛させていただきます。
例えば、『エックスサーバー』にも無料プラン(Xfree:エックスフリーwpX Blogがありますが、Xfree ではプランの種類によっては下記のように3ヶ月ごとに利用しないといけなかったり、利用関係なく広告が掲載されたりします。

エックスフリーの「PHP・MySQLサーバー機能」、「WordPress機能」、および3ヶ月以上ご利用の無い「HTMLサーバー機能」のアカウント(※)においては、スマートフォンおよびタブレット端末からのアクセス時のみ、ご利用のサイトページ上に、所定の広告が自動挿入されます。(※)ファイルマネージャーやFTPソフトから更新を行うことで表示されなくなります。

wpX Blog でも、スマートフォンでの閲覧時のみ広告が表示されるようです(※機能比較表の下部に記載があります)。

2023/10:追記

上で紹介している『Xfree:エックスフリー』は『シン・クラウド for Free』というサービスがスタートしたことで新規申込の受付が終了しているようです。
余談ですが『シン・クラウド for Free』は、広告は付かないしサービス内容も魅力あるものだと感じました。ただし、上級者向けだそうでサポートなどは無いようです。

まずは結論

無料で、商用利用も考えているなら『Netlify』がベター!
『Vercel』の無料プラン(Hobby)や『GitHub Pages』では商用利用ができません。

商用利用を特に考えていない場合は各サービスの特徴をはじめ「使い勝手が良さそうと思えたほう」など自分にあったものを選ばれると良いと思います。
とはいえ『Vercel』も『GitHub Pages』も設定自体はとても簡単そうで、設定やデプロイ方法に関しては日本語の情報も数多くあるのであまり身構える必要はないかと思います。(かくいう筆者は現在『Netlify』しか使っていないので偉そうに言えませんが……)(本記事執筆後にVercelを個人開発で利用しています)

次に、各サービス別に説明していきます。
必要に応じて下記URLフラグメントをご利用ください。

各サービス項目へのジャンプ

Netlify
Vercel
GitHub Pages
おまけ Firebase
まとめ

Netlify

『Netlify』のチャットボットアシスタントに尋ねた内容が以下です。
netlify001.png

  • Can we use Netlify free plan for commercial purposes?(Netlify free planを商用利用することはできますか?)

Yes, you can use the Netlify free plan for commercial purposes. However, be aware that the free plan has various usage limits, and if you exceed those limits, it will no longer be free. You can find the limits on the Pricing page.(はい、Netlifyのフリープランは商用利用が可能です。ただし、無料プランには様々な使用制限があり、その制限を超えると無料ではなくなりますので、ご注意ください。制限の内容は、「価格」のページで確認することができます。--- DeepL翻訳)

上記の通り『Netlify』では無料プランでも商用利用が可能です。しかし使用制限には注意が必要となります。

  • What happens if I exceed the usage limit on my free plan?(無料プランで使用量の上限を超えた場合はどうなりますか?)

If you exceed the usage limit on your free plan, your site's usage of a metered feature will trigger an automatic upgrade to the next level or purchase of an extra usage package. You will be charged accordingly based on the upgraded plan or extra usage package. You can find more details on the Pricing page.(お客様が無料プランの利用限度額を超えた場合、お客様のサイトが計測された機能を利用することにより、次のレベルへの自動アップグレードまたは追加利用パッケージの購入が行われます。アップグレードされたプランまたは追加利用パッケージに基づいて、相応の料金が請求されます。詳細は、「価格」のページでご確認ください。--- DeepL翻訳)

少し恐ろしいことですが『Netlify』では制限を超えると、自動で (勝手に) アップグレードまたは上限を超えた機能の追加利用パッケージの購入が自動で (勝手に) 行われます。

To avoid being charged, you can change your site code to remove the metered feature functionality or stop builds if you are approaching your build minutes allowance. Keep in mind that a sudden spike in usage may cause your site to pass the free level limit before you have a chance to make changes.(課金を回避するには、サイトコードを変更して従量制機能を削除するか、ビルド分数の許容量に近づいている場合はビルドを停止することができます。使用量が急激に増加した場合、変更する前に無料レベルの制限を過ぎてしまう可能性があることに留意してください。--- DeepL翻訳)

ご丁寧にそうした事態の回避方法も教えてくれました。
ただし「設定の変更前に制限が急突破した時はどうしようもないよ、ごめんね」(超意訳)ということも書いてありますね。
定期的にログインして管理画面を確認する癖を付けておくと良いかもしれません。

また利用状況に応じて通知を行ってくれるようです。
When will I receive notifications about my usage?(利用状況に関するお知らせはいつ届きますか?)
netlify002.png

Netlify sends notification emails to a team’s billing email when any site add-on is enabled, as usage for a metered feature approaches allowance limits, when usage triggers a level upgrade or extra usage package, and when the team payment method is charged at the end of the billing cycle. Below is an example of the notifications sent at different stages of usage.(Netlifyは、サイトアドオンが有効になったとき、メーター機能の使用量が許容量に近づいたとき、使用量がレベルアップグレードや追加使用パッケージのトリガーになったとき、課金サイクル終了時にチームの支払い方法が請求されたとき、チームの課金メールに通知メールを送ります。以下は、使用状況の異なる段階で送信される通知の例です。--- DeepL翻訳)

最後に『Netlify』の注意事項や特徴を紹介します。
『Netlify』は静的サイト(HTML、CSS、JavaScript)のホスティングサービスなので、PHPなどサーバーサイドの言語は使用できません。つまりWordPressなど動的サイトはホスティングできませんのでご注意ください。

Netlify is for modern static websites, so the answer is that you cannot run php on Netlify at run time.(Netlifyは現代の静的なウェブサイトのためのものなので、Netlify上でphpをランタイムで実行することはできないというのが答えです。--- DeepL翻訳)
-- How to host php websites(phpのウェブサイトをホストする方法)

Rubyも同様に不可能です。

Hosting Rails applications on Netlify is not possible at the moment. Netlify is meant for Static Site Generators where static websites are built from a build command.(NetlifyでRailsアプリケーションをホストすることは、今のところ不可能です。Netlifyは、静的なウェブサイトをビルドコマンドから構築する静的サイトジェネレーター向けのものです。--- DeepL翻訳)
-- Deploying a ruby on rails application(ruby on railsアプリケーションをデプロイする)

SSLは自動で(そして無料で)対応してくれます。

Netlify offers free HTTPS on all sites, including automatic certificate creation and renewal. Our certificates use the modern TLS protocol, which has replaced the now deprecated SSL standard.(Netlifyは、証明書の自動作成と更新を含め、すべてのサイトで無料のHTTPSを提供します。当社の証明書は、現在では非推奨のSSL標準に代わる最新のTLSプロトコルを使用しています。--- DeepL翻訳)
-- HTTPS (SSL)

Vercel

『Vercel』はプラン紹介ページ(Pricingページ)の無料プラン(Hobby)に For personal or non-commercial projects. という記述があるようにHobbyプランでは商用利用できません
各種プランの詳細はこちらのページにも記載されています。
vercel001.png

Fair Use Policyには上記の内容に加えて、その他の詳しい規約も書かれていますので一度目を通してみてください。

Hobby accounts are restricted to non-commercial personal use only.
-- Fair Use Policy Commercial Usage

『Vercel』のプラン別機能の比較表を見てみると、プランの種類はNetlifyのプランとほぼ同じですね。
ただし、『Vercel』にはGeneral Limitsという制限に関する案内ページも用意されています。

This reference covers a list of all the limits and limitations that apply on Vercel.(このリファレンスは、Vercelに適用されるすべての制限と限界のリストをカバーしています。--- DeepL翻訳)

To prevent abuse of our platform, we apply the following limits to all accounts.(当社プラットフォームの不正使用を防止するため、当社はすべてのアカウントに以下の制限を適用しています。--- DeepL翻訳)

当該ページの冒頭に書いてある内容です。プラン別機能の比較表で紹介しきれなかったすべての制限内容ということでしょうか。すごい量です。

当該ページには以下のように各制限における追加利用にかかわる従量課金モデル(Proプラン)についても記載されています。『Netlify』みたいに プラン別機能の比較表に一緒に記載してくれていると親切なのに
vercel-Additional-resources.png

Additional resources
For members of our Pro plan, we offer a pay-as-you-go model for additional usage, giving you greater flexibility and control over your usage. The typical monthly usage guidelines above are still applicable, while extra usage will be automatically charged at the following rates:(プロフェッショナルプランのメンバーには、追加使用に対する従量課金モデルを提供しており、より柔軟に使用量を制御することができます。上記の標準的な月間使用量のガイドラインはそのまま適用されますが、追加の使用量は以下の料金で自動的に請求されます:--- DeepL翻訳)

これは記述にあるようにProプランに関してということだと思います。とはいえ、無料のHobbyプランでも似たように考えておくと無難かもしれません。確証のない情報で申し訳ないです。

この記事の執筆後に『Vercel』を個人アプリで使ってみました。『Netlify』のように15日締めの1ヶ月という期間ではなく、『Vercel』では使用した(更新した or アクセスのあった なども含む)日以降徐々に使用量が減っていくようです。

【8/11に確認した際のスクリーンショット】
スクリーンショット 2023-08-11 144021.png
【8/22に確認した際のスクリーンショット】
スクリーンショット 2023-08-22 130046.png
※ スクリーンショットではBandwidthですが他も同様だと思います。

使用量について簡潔にまとめると、
・『Netlify』:期間でリセット
・『Vercel』:使用最終日から徐々に減少
という感じだと思います。

『Vercel』でも使用量の限界が近づくと通知を行ってくれるようです。
Notification detailsUsageの項目内容

スクリーンショット 2024-06-26 13.10.09.png

On-demand usage notificationsにて、閾(しきい)値やプラン別による通知の詳細を確認できます。

スクリーンショット 2024-06-26 13.09.48.png

そして上限に達した場合の挙動はというと、
スクリーンショット 2024-04-08 101229.png

All plans receive notifications by email and on the dashboard when they are approaching and exceed their usage limits.
Hobby plans will be paused when they exceed the included free tier usage
Pro plans users can configure Spend Management to automatically pause deployments, trigger a webhook, or send SMS notifications when they reach 100% usage
For Pro and Enterprise teams, when you reach 100% usage your deployments are not automatically stopped. Rather, Vercel enables you to incur on-demand usage as your site grows. It's important to be aware of the usage page of your dashboard to see if you are approaching your limit.
One of the benefits to always being on, is that you don't have to worry about downtime in the event of a huge traffic spike caused by announcements or other events. Keeping your site live during these times can be critical to your business.
(すべてのプランでは、使用量制限に近づいたり、制限を超えたりすると、メールとダッシュボードで通知が届きます
ホビープランの場合、無料プランの使用量を超えると一時停止されます。
Proプランのユーザーは、Spend Managementを設定することで、使用量が100%に達したときに自動的にデプロイメントを一時停止したり、Webhookをトリガーしたり、SMS通知を送信したりすることができます。
ProとEnterpriseチームの場合、使用量が100%に達してもデプロイは自動的に停止されません。むしろ、Vercelはサイトの成長に合わせてオンデマンドの利用を可能にします。ダッシュボードの使用状況ページで、上限に近づいているかどうかを確認することが重要です。
常時オンの利点のひとつは、発表やその他のイベントによってトラフィックが急増した場合でも、ダウンタイムを心配する必要がないことです。このような時間帯にサイトを稼動させておくことは、ビジネスにとって非常に重要です。--- DeepL翻訳)
What happens when I reach 100% usage?(使用率が100%になるとどうなりますか?)

書いてある通り、ホビープランの場合は一時停止してくれるみたいですね。一安心。
しかし、こちらも記載通り、ProとEnterpriseチームの場合は停止されないので使用状況の確認が大切なようです。
気づいたら上限値を大幅に超えて……なんてことになると恐怖でしかない。

以下は2024年4月現在、古い情報です。情報の整合性のため過去のものも残しておきます。

vercel-100%.png

When you reach 100% usage your deployments are not automatically stopped. Rather, Vercel keeps your deployment running and charges you for the additional usage.(使用率が100%に達しても、デプロイメントは自動的に停止しません。むしろ、Vercelはあなたのデプロイメントを実行し続け、追加の使用量を請求します。--- DeepL翻訳)
What happens when I reach 100% usage?(使用率が100%になるとどうなりますか?)

『Netlify』と同様に自動で (勝手に) 課金(追加の使用量を請求)します。
むしろ、ってアグレッシブな姿勢ですね...

2024年4月追記:
以前の内容と比べると、現在の仕様はホビープランに対する配慮が感じられるものになっていますね。改善していただいて有難い限りです。

『Vercel』の注意事項としては、前述通りHobbyプランでは商用利用ができない点でしょう。
しかし、『Vercel』では『Netlify』と違ってPHPRubyなどサーバーサイドの言語を使用できます。
VercelでPHPを使ってみた。
Supported Languages for Serverless Functions

『Vercel』でもSSLは自動で対応してくれます。
vercel-ssl.png
プラン別機能の比較表 - Security部分

あと、『Vercel』では自動で画像の最適化(Image Optimization with Vercel)を行ってくれるようです。
ただし、プランによって制限があるので注意してください。Hobby無料プランでは1000枚までです。
スクリーンショット 2023-06-15 16.09.27.png
こちらの記事で制限を超えてしまった時の出来事が分かりやすく書かれていました!
VercelからImage Optimization Source Imagesの使いすぎ警告が来た時の対応

GitHub Pages

『GitHub Pages』では先に述べたように商用利用は不可です。
github-non-commercial.png

GitHub Pages は、オンライン ビジネス、eコマース サイト、主に商取引の円滑化またはサービスとしての商用ソフトウェア (SaaS) の提供のどちらかを目的とする、その他の Web サイトを運営するための無料の Web ホスティング サービスとしての使用を意図したものではなく、またそのような使用を許可するものでもありません。 GitHub Pages サイトは、パスワードやクレジットカード番号といった機密情報のやりとりに使うべきではありません。
-- 禁止される用途

上記「禁止される用途」のすぐ下にあるUsagelimits(使用状況の制限)にも目を通しておくと安心だと思います。
github-usage.png

また注意事項として GitHub Pages ではアカウントごとに作成できるサイトは1つだけです。

GitHub のアカウントごとに作成できるユーザまたは Organization サイトは 1 つだけです。 Organization または個人アカウントで所有するプロジェクト サイトの数には、制限がありません。
-- GitHub Pages サイトの種類
github-only-singlesite.png

プランごとにも特徴があり、無料プランではパブリックリポジトリしか利用できません。
※有料プランではパブリック及びプライベートリポジトリで利用可能です。

GitHub Pagesは、GitHub Free及びOrganizationのGitHub Freeのパブリックリポジトリ、GitHub Pro、GitHub Team、GitHub Enterprise Cloud、GitHub Enterprise Serverのパブリック及びプライベートリポジトリで利用できます。 詳しくは、「GitHub の製品」をご覧ください。
-- GitHub Pages サイトを作成する

github無料プラン-pubilc.png

GitHub に関して、上限を超えた情報を探したのですが、GitHub Actionsについてしかヒットしませんでした。
GitHub Actions

何か他にご存知の方がいらしたらコメントなどいただけますと嬉しいです。

GitHubActionsの課金について
0ドル以上.png

月ごとの請求のお客様の場合、アカウントには既定の使用制限として 0 米ドル (USD) が設定されます。これにより、プライベートリポジトリで、そのアカウントに含まれる容量を超える追加の時間 (分) やストレージが使われるのを防ぐことができます。

規定の0 米ドル (USD)にしておけば自動アップグレード・購入などせず使用を防止してくれるみたいです。この辺は『Netlify』や『Vercel』とは違いますね。

0ドル以上01.png
GitHub Actions の使用制限の管理
0ドル以上02.png
0 米ドル (USD)以上にした場合、上限を超えた使用分が課金される(=超課金が発生する)ということのようです。

ちなみに、上記のスクリーンショットにも記載がありましたが、

超過を有効にしていないため、次にワークフローの成果物を作成しようとしても失敗します。

このように上限を超えると利用ができなくなるようです。

ところで、アカウントには既定の使用制限として 0 米ドル (USD) についてですが、
こちらは自身の GitHub アカウントページTOPの右上にあるアイコンクリックで開いたメニューのSetting → Billing and Plans → Plans and Usageから確認できますよ。

『GitHub Pages』に関しても注意事項や特徴を書いておきます。
『GitHub Pages』は『Netlify』と同様に静的サイトのホスティングサービスです。
そのためPHPRubyなどは扱えません。

GitHub Pages は、PHP、Ruby、Python などのサーバーサイド言語はサポートしていません。
-- 静的サイトジェネレーター

『GitHub Pages』でも『Netlify』や『Vercel』同様、SSLは自動で対応してくれます。

2016 年 6 月 15 日以降に作成され、github.io ドメインを使用する GitHub Pages サイトは、HTTPS 経由で提供されます。 2016 年 6 月 15 日までにサイトを作成した場合は、サイトへのトラフィックに対して、HTTPS サポートを有効にすることができます。
-- GitHub Pagesの利用上の制限

GitHub Pagesでのサイトの作り方は以下の記事が簡潔でわかりやすかったです。

おまけ Firebase

Firebase は、ユーザーに愛されるアプリやゲームの構築と拡大を支援するアプリ開発プラットフォームです。Google のインフラが支える、世界中の多くの企業から高い信頼を得ているサービスです。

Firebase(公式サイト)にあるように Google が提供するアプリ開発プラットフォームで、サーバーレスや認証機能、メッセージ送受信など多機能を揃えています。
筆者は Firebase を使用したことがないので使用に関するノウハウや注意点などをお伝えできませんが、調べると多くの情報が出てくるので関心のある方はぜひ調べてみてください。

本記事では無料枠と、それを超えた場合について話を進めたいと思います。
はじめに結論を述べると「無料枠は用意されており、それを超えた場合は(次回の請求期間まで)すべてのプロダクトが使用できなくなる」というものだそうです。

注意点としてCloud Functionsという機能を使用する場合は、有料(従量課金制)の「Blaze」プランの使用が必須となります(無料プランでは使用できないため)。Blaze は 従量課金制なので無料枠を超えると費用が発生します。

下記内容は、「Firebase で無料枠を超えたら Firestore を自動的に無効にする」 より引用させていただきました。

個人開発ではあまり課金したくないですよね
ただし、Firebase の場合は、Functions を使えば Blaze プラン(従量課金)への移行が必須で、Firestore を使えば割とすぐに無料枠を超過します
もし、アプリケーションを公開してると F5/Command+R 連打される危険性もあります
寝てる時にされたら終了です 😇

先程少し触れましたがプランは無料の「Spark」 と、 有料(従量課金制)の「Blaze」 とで別れています(Firebase 料金プラン
スクリーンショット 2023-09-26 10.11.04.png
料金プランページの一部スクリーンショットです。
使用制限も一緒に記載してくれているのは丁寧ですね!
これら制限を超えてしまった場合についても公式が教えてくれています(Spark プランに関する重要事項)。
スクリーンショット 2023-09-26 10.26.11.png
スクリーンショット下部にあるように、プロジェクトに Cloud 請求先アカウントを追加すると、そのプロジェクトのお支払いプランが Blaze プランに自動アップグレードされるようです。こちらも要注意ですね。

2023/11月 追記:
Firebase(Google Cloud Platform)の使用時は注意事項として Firebase.jsonにインスタンス数の上限値を設定した方が無難なようです。設定しないと高額な費用が発生するケースもあるそう……。以下の記事「Next.jsをFirebaseにデプロイしたら高額請求がきて貯金がなくなりかけた話」が詳しく紹介してくださっています。

まとめ

ここまで『Netlify』『Vercel』『GitHub Pages』(おまけで Firebase)について話してきました。
どのサービスも(会社・個人問わず状況や事情によって感じる)長所や短所があると思います。

例えば、『Netlify』と『Vercel』は自動SSLのみならず、独自のフォーム機能(Netlify:Netlify Forms, Vercel:Formspree)も備えていることも高ポイントでした。
筆者は Netlify Forms を実際に使っていますが、実装もそこまで苦ではありませんでした。
このサイト様の情報がすごく分かりやすかったです。
NetlifyのForms機能でフォームを作る方法!サーバーサイドの知識0で実装可能!

長々と書いてきましたが、解釈や記載の間違い等もあるかもしれません。
恐れ入りますが、何かご存知の方がいらしたらご指摘等いただけますとありがたく存じます。

ここまで読んでいただきまして、ありがとうございました!

参考情報

Netlifyの無料枠を越えてしまい、1日20ドル請求されてしまった話
【微課金】Netlifyから請求がきた
VercelでPHPを使ってみた。
VercelからImage Optimization Source Imagesの使いすぎ警告が来た時の対応
Firebase で無料枠を超えたら Firestore を自動的に無効にする
ポートフォリオサイトの公開と公開手順【GitHub Pages】

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