はじめに
以前、chartクラスを使用して、グラフを作成する時があり、いろいろと苦労したので、
使用方法について、記事を残します。
実行環境
- .NET Framework 4.7.2
目次
- Chartクラスの概要
- Chartコントロールの追加
- データの追加
- グラフのカスタマイズ
- グラフの表示
Chartクラスの概要
Chartクラスは、System.Windows.Forms.DataVisualization.Charting名前空間に含まれています。これを使用することで、様々な種類のグラフ(折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなど)を描画することができます。
Chartコントロールの追加
まずはじめに、Chartコントロールをフォームに追加する必要があります。Visual Studioを使用している場合は、ツールボックスからChartコントロールをドラッグアンドドロップすることで簡単に追加できます。
データの追加
Chartコントロールにデータを追加するには、Seriesオブジェクトを作成し、Pointsコレクションにデータポイントを追加します。以下のコードは、折れ線グラフにデータを追加する例です。
Chart chart = new Chart();
Series series = new Series("Sample Series");
// データの追加
series.Points.AddXY(1, 10);
series.Points.AddXY(2, 20);
series.Points.AddXY(3, 15);
// ...
chart.Series.Add(series);
グラフのカスタマイズ
Chartクラスを使用して、グラフの外観やスタイルをカスタマイズすることができます。例えば、グラフのタイトルや軸のラベル、グリッド線の表示などを設定できます。以下のコードは、グラフのタイトルと軸のラベルを設定する例です。
chart.Titles.Add("Sample Chart");
chart.ChartAreas[0].AxisX.Title = "X軸";
chart.ChartAreas[0].AxisY.Title = "Y軸";
グラフの表示
Chartコントロールを
フォーム上に表示するには、適切な配置とサイズを設定する必要があります。以下のコードは、Chartコントロールをフォーム上に表示する例です。
chart.Location = new Point(10, 10);
chart.Size = new Size(500, 300);
this.Controls.Add(chart);
おわりに
以上で、C#でChartクラスを使用してグラフを描画する方法についての説明が終わります。
簡単なグラフであればChartクラスで作成することが出来ますが、用意されているもの設定以外の細かいカスタマイズを行いたい場合はGraphicsを直接いじる必要が出てきます。
以上