はじめに：
C#プロジェクトを作成した際、log出力用にlog4netを導入することが多いので、
記事として残します。
ステップ1: log4netのインストール
まずは、プロジェクトにlog4netをインストールしましょう。
1.1: NuGetパッケージマネージャーを開きます。
1.2: "log4net"を検索し、該当するパッケージを選択して"インストール"ボタンをクリックします。
1.3: インストールが完了すると、log4netがプロジェクトに追加されます。
ステップ2: log4netの設定
次に、log4netを使用するための設定を行います。
2.1: プロジェクトのルートディレクトリに"log4net.config"という名前の設定ファイルを作成します。
2.2: 設定ファイルに、ログの出力先やログのフォーマットなどを設定します。
例:
<log4net>
<appender name="ConsoleAppender" type="log4net.Appender.ConsoleAppender">
<layout type="log4net.Layout.PatternLayout">
<conversionPattern value="%date [%thread] %-5level %logger - %message%newline" />
</layout>
</appender>
<root>
<level value="DEBUG" />
<appender-ref ref="ConsoleAppender" />
</root>
</log4net>
2.3: AssemblyInfo.csファイルを開き、以下の行を追加します。
[assembly: log4net.Config.XmlConfigurator(ConfigFile = "log4net.config", Watch = true)]
ステップ3: ログの使用
log4netの設定が完了したら、ログの出力が可能になります。
3.1: log4netを使用するクラスに、以下の行を追加します。
private static readonly log4net.ILog log = log4net.LogManager.GetLogger(System.Reflection.MethodBase.GetCurrentMethod().DeclaringType);
3.2: ログを出力したい箇所で、以下のようにログを記述します。
log.Debug("デバッグメッセージです。");
log.Info("インフォメーションメッセージです。");
log.Warn("ワーニングメッセージです。");
log.Error("エラーメッセージです。");
log.Fatal("致命的なメッセージです。");
以上、C#プロジェクトでのlog4netの導入が完了です。ログの設定や使用方法をカスタマイズすることも可能です。