1. はじめに
本記事では、Subversionのユーザーの作成手順について記述しています。
なお、ユーザーの管理方法についてはファイル上での管理とします。
2. 前提条件
本記事では、Subversionがインストールされていることが前提になります。
なお、Subversionのインストール手順(CentOS)については下記の記事を参照してください。
3. 作成手順
ユーザーを作成するために、下記のコマンドを実行します。
- Subversionのユーザーは /etc/subversion/conf/authuser.conf で管理しているものと仮定します。
$ htpasswd /etc/subversion/conf/authuser.conf (ユーザーID)
*)パスワードの入力を求められるので任意のパスワードを入力してください。
*)ユーザーを追加する場合は「-c」は不要です。
*)ユーザーを削除する場合は「-c」ではなく「-D」にしてください。
ユーザーのリポジトリ権限を登録するために、リポジトリ権限を管理しているファイルを開き、下記の内容を追加します。
- Subversionのユーザーのリポジトリ権限は /etc/subversion/conf/authzsvn.conf で管理しているものと仮定します。
(ユーザーID) = (参照権限)
*)ユーザーに対して権限を付与しない場合は、「(ユーザーID) = 」と記述します。
*)ユーザーに対してRead権限のみを付与したい場合は、「(ユーザーID) = r」と記述します。
*)ユーザーに対してRead/Write権限を付与したい場合は、「(ユーザーID) = rw」と記述します。
(例) ユーザー:user01に対して、リポジトリ:repoのRead/Write権限を付与する場合
[repo:/]
user01 = rw