前回に引き続き、TouchDesigner(以下TD)とDoctor MXを使用した一連の記事の2つ目です。
今回はTDのNoiseTOPで作った映像を記事にしてみます。
NoiseTopを使う記事はいくつもあると思いますが、これはほとんどパラメータをいじっただけのものです。
TDを使い慣れている方には当たり前のことばかりだと思いますが、意外といろんなものが作れました。
なぜそんなものを作ろうとしたかというと、手持ちのノートPC1台で照明と映像を操作しようとしたからです。できるだけ処理の軽い映像が良い。
再生の処理を停止させれば良いのでしょうが、わからず、もうとにかく軽い映像にしようと。
一番上はただの黒い画面(RectangleTOP)です。
白黒の何かが高速で過ぎ去っていく映像
本当にそのままですが、何かが高速で過ぎ去っていきます。
TransformのTranslateの値をabsTime.seconds * 10などにして、動かしています。
光の筋が現れては消えていく映像
TypeをPerlin 4Dにしています。
Scaleを少しいじり、上のものと同様にTranslateを変化させています。
激しめに縦に流れていく映像
TypeをSinmplex 4Dにしています。
これはY軸を動かしていません。
ゆっくりうねうね動く映像
TypeはSimplex 3D。
これはRotateのX軸のみ動かしています。
星空のような映像
TypeはSinmplex 4D。
こちらもRotateのみ動かしています。
ゆっくり明滅する映像
こちらはTypeがHarmomic Summation。
こちらはTranslate、Rotateを動かしています。
画面の一部に波のような映像
これだけいくつか重ねています。
まずNoiseTOPのTypeをSparseにし、
今まで同様にTranslateを動かし、
EdgeTOPを繋ぎ、エッジに色をつけます。
LevelTOPを繋いで色や明るさを調整します。それとは別にRectangleTOPを作り、OverTOPで重ねます。
わざわざ重ねているのは、画面の一部にだけ波を出したかったためです。
最後にNullCHOPに繋いで完成です。
ランダムな太さの線が現れては消える映像
これは白黒を反転させたかったので、NoiseTOPとEmbosTOPを使用しています。
TypeはSimplex 4D。
TranslateはZ軸のみ動かしています。
Emboss CHOPに繋ぎ、それをNull CHOPに繋いで完成です。
これで10個の映像ができました。
NoiseTOPだけでも、結構色々遊べるなと思いました。
次回は出力関係の記事を書きます。