graphql_codegenで生成したクラスをテスト実行時にモックする際の注意点

Flutterのテストコードを実装する上で、クラスをモック化するのにmockitoを使うと思います。
通常のクラスであれば特に気にする必要はないのですが、graphql_codegenで生成したクラスを更に、mokitoでモック化したクラスにするためには、build_runnerの設定を変更する必要があります。

具体的に、build.yamlに以下のような記述を追加します。

global_options:
  graphql_codegen:
    runs_before:
      - mockito|mockBuilder

この記述がない場合、mockitoがgraphql_codegenで生成したクラスを読み込むことができず、意図したモック化ができません。
例えば以下のようなコードの場合、返却値の型は Future<Query$User> ですが、ビルドの設定を変更していない場合、モック化したクラスでは返却値の型は Future<dynamic> となってしまいます。

Future<Query$User> getUser(int id) async {
  final client = GraphQLClient(
    cache: GraphQLCache(),
    link: HttpLink('https://example.com/graphql'),
  );
  final result = await client.query$User(
    Options$Query$User(
      variables: Variables$Query$User(
        id: id,
      ),
    ),
  );
  return result.parsedData!;
}