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AWS Cognitoを使ってソーシャルログインを実現する(Google / Facebook / Apple)

Last updated at Posted at 2021-12-19

0. はじめに

AWSのCognitoを使ってアプリのソーシャルログイン機能を実装する機会があったので、設定方法や勘所を残しておきます。
「Google→Facebook→Apple(SignInWithApple)→Cognito」の順に記載していきます。
名前やIDなどマスクせざるを得ない箇所が多いので見づらいと思いますが、なるべく画像を使ってわかりやすく書いていきます。

1. Google

GCPコンソールを使って設定していきます。アカウントが必要になります。

OAuth2.0クライアント(APIとサービス>>認証情報>>OAuth2.0クライアント)

「認証情報を作成」→「OAuthクライアントID」より、OAuth2.0クライアントを作成します。
スクリーンショット 2021-12-11 13.57.45.png

  • 名前
    任意の値を設定します。GCP上で識別するのに使う値なので分かりやすいものであれば何でもOKです。
  • 承認済みリダイレクトURI
    https://{cognitoユーザープールのドメイン}/oauth2/idpresponseを設定します。

    ドメインにはcognitoで設定した値が入ります。デフォルトは「〇〇.auth.{リージョン}.amazoncognito.com」となっています。
    スクリーンショット 2021-12-11 14.01.28.png

OAuth同意画面(APIとサービス>>OAuth同意画面)

Googleアカウントを使って会員登録しようとしたユーザーに表示される項目になります。

  • アプリ名
  • サポートメール
  • ロゴ
  • アプリドメイン
    ホームページ / プライバシーポリシー / 利用規約
  • デベロッパー連絡先
    スクリーンショット 2021-12-11 14.14.47.png

2. Facebook

Facebook Developers上で設定します。
Facebookアカウント、Facebookアプリが必要になります。

ベーシック設定(設定>>ベーシック)

Facebookを使って会員登録しようとしたユーザーに表示される項目になります。

  • 表示名
  • 利用規約
  • プライバシーポリシーのURL
  • ユーザーデータ削除手順のURL
  • アプリアイコン
    スクリーンショット 2021-12-11 13.36.36.png

Facebookログイン設定(Facebookログイン>>設定)

  • 有効なOAuthリダイレクトURI
    https://{cognitoユーザープールのドメイン}/oauth2/idpresponseを設定します。

    ドメインにはcognitoで設定した値が入ります。デフォルトは「〇〇.auth.{リージョン名}.amazoncognito.com」となっています。
    スクリーンショット 2021-12-11 13.34.01.png

3. Apple

Apple Developersで設定します。アカウントが必要になります。

App ID(Certificates, Identifiers & Profiles>>Identifiers>>App IDs)

DescriptionとBundleIDを入力し、Capabilitiesの中からSignInWithAppleにチェックを入れます。
ここでSignInWithAppleに関して特に設定は不要です。

スクリーンショット 2021-12-14 8.57.31.png

スクリーンショット 2021-12-14 8.57.51.png

Service ID (Certificates, Identifiers & Profiles>>Identifiers>>Service IDs)

  • AppId
    上記で作成したAppIdを選択します。
  • ReturnURLs
    https://{cognitoユーザープールのドメイン}/oauth2/idpresponseを設定します。

    ドメインにはcognitoで設定した値が入ります。デフォルトは「〇〇.auth.{リージョン名}.amazoncognito.com」となっています。

スクリーンショット 2021-12-19 14.58.44.png

スクリーンショット 2021-12-19 14.59.11.png

Key(Certificates, Identifiers & Profiles>>Keys)

Sign in with Appleを有効にして作成します。PrimaryAppIDには上述のAppIDを選択します。
作成したKeyはCognitoの設定の際に使うので、ダウンロードして保存しておきます。
スクリーンショット 2021-12-19 16.58.57.png
スクリーンショット 2021-12-19 16.59.08.png

4. Cognito

フェデレーション設定(ユーザープール管理>>フェデレーション)

IDプロバイダー

スクリーンショット 2021-12-08 14.34.45.png

  • Google
    • アプリID / アプリシークレット
      上述のGoogleの設定の際にGCPコンソールで作成したOAuth2.0クライアント(APIとサービス>>認証情報>>OAuth2.0クライアント)を設定します。
      スクリーンショット 2021-12-08 15.26.57.png

    • 承認スコープ
      「profile, email, openid」を設定します。

  • Facebook
    • アプリID / アプリシークレット
      上述のFacebookの設定の際にFacebook Developersコンソールで作成したアプリを使います。ベーシック設定(設定 > ベーシック)に表示されています。
      スクリーンショット 2021-12-08 15.34.30.png

    • 承認スコープ
      「public_profile, email」を設定します。

  • Apple(Sign in with Apple)
    • チームID
      Apple DevelopersのCertificates, IDs & Profilesで画面の右上に表示されている値を設定します。
      スクリーンショット 2021-12-09 10.24.51.png

    • サービスID
      上述のAppleの設定の際に作成したServiceIdを設定します。
      Apple DevelopersのCertificates, IDs & Profiles>>Identifiers>>Services Idsに表示されています。
      スクリーンショット 2021-12-08 15.55.18.png

    • キーID
      上述のAppleの設定の際に作成したKeysを設定します。
      Apple DevelopersのCertificates, IDs & Profiles>>Keysに表示されています。
      スクリーンショット 2021-12-11 13.18.41.png

    • プライベートキー
      AppleDeveloperの設定でKeysを作成した際にダウンロードした.p8ファイルを設定します。

    • 承認スコープ
      Eメール

属性マッピング

スクリーンショット 2021-12-08 15.46.37.png

  • Google
    • sub ⇄ Username
    • email ⇄ Email
  • Facebook
    • id ⇄ Username
    • email ⇄ Email
  • Apple(Sign in with Apple)
    • sub ⇄ Username
    • email ⇄ Email

アプリクライアント設定(ユーザープールの管理>>アプリの統合>>アプリクライアントの設定)

  • IDプロバイダの有効設定
    Facebook / Google / Apple(Sign in with Apple) / Cognito User Pool
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