どうも、beatbox4108と申します。
今回は、高度な計算について学ぶ...予定でしたが、説明の必要がある、pythonの__型__と、__変数__について学びたいと思います。
注意:今回から、インタラクティブシェルの使用回数が急激に増えます。使い方を確認してください。
#対象としている人
プログラミング初心者で、pythonを学ぼうとしている方
教育現場で、pythonを使いたいが、説明方法がわからない教員の方
#前提
python3がpcにインストールされている。
開発環境の使い方がわかる。
前回までの演習を理解している。
#型について学ぶ
##まずざっくりと
pythonで言う__型__は、データの種類を表すものです。
基本となるものは、次のものです。
型の名前 | 型の種類 | 型の使用例 |
---|---|---|
int | 整数値を扱います。 | 4108 |
float | 小数値を扱います。 | 41.08 |
str | 文字列を扱います。 | "beatbox4108" |
bool | ブールを扱います。 | True |
boolなんていう変な型がありますが、後ほど詳しく説明します。
##int型、float型って何なんだ!
上の表で見たように数値を扱います。
int型を、強制的にfloat型にするには、float()
関数を使います。
float型を、強制的にint型にするには、int()
関数を使います。
例:
>>> int(41.08)
41
>>> float(4108)
4108.0
##str型は、何だ!
上の表で見たように、文字列(文字の並び)を扱います。
int型などといった、多くの型は、str()
関数を使い、str型に変換できます。
str型には、多くの、_メソッド_があります。
###ちょっと待て、メソッドとはなんぞや!
メソッドとは、型に関する操作をまとめた関数__もどき__です。(違ってたらすみません。)
メソッドは、データのあとに.
(ピリオド)をつけて、関数のように呼び出します。
こんな感じ:
>>> "beatbox4108".replace("4108","8192")
"beatbox8192"
str型のよく使うメソッドを表にまとめておきます。詳しくは調べてみてください。
メソッド名 | 説明 | 使用法 | 戻り値 |
---|---|---|---|
replace | 文字を置き換えます | .replace(置き換え前の文字列,置き換え後の文字列) |
置き換え後の文字列(str型) |
split | 文字列を、特定の文字で分割します | .split(区切る文字) |
分割後のリスト(list型) |
upper | アルファベットを全て大文字にします | .upper() |
変更後の文字列(str型) |
lower | アルファベットを全て小文字にします | .lower() |
変更後の文字列(str型) |
戻り値とは、関数を使用したときに、帰ってくるデータのことです。
split
メソッドの戻り値は、list型と、わからないでしょうが、次回以降説明します。
##bool型なんて、さっぱりわからん!
bool型は、上の表で見たように...って説明できん!!
気を取り直してbool型は、True
とFalse
で表される、特殊な型です。
TrueとFalseには、次のような意味があります。
True | False |
---|---|
正 | 偽 |
__「全くわからん」__って声が聞こえそうですが、条件式を勉強する際に説明します。 | |
ちなみに、TrueとFalseは、notで、反転できます。 |
>>> not True
False
#変数について学ぶ
##まずざっくりと
pythonで言う、__変数__は、簡単に言うと値に名前(名札)をつけるようなことです。
変数は、変数名=値
の形式で作成・変更できます。
変数を読み出すときは、変数名を値の代わりに入力すれば、読み出せます。
数学大好き君:
なんで
x=1
と書いたのに、
x=2
と入力すると、x
が2になるんだよ!ちぇっ
例:
>>>hello="こんにちは"
>>>print(hello)
こんにちは
##変数を使うときのテクニック
次のように書くと、四則計算の省略ができます。
省略前:
x=10
x=x+3
x=x-3
x=x*3
x=x/3
print(x)
省略後:
x=10
x+=3
x-=3
x*=3
x/=3
print(x)
#今回のまとめ
pythonで言う__型__は、データの種類を表すもの。
pythonで言う、__変数__は、簡単に言うとデータをいれる箱のようなもの。
変数は、変数名=値
の形式で作成・変更できる。
変数を読み出すときは、変数名を値の代わりに入力すれば、読み出せる。
今回の演習はここまでです。次回も楽しみにしてください。
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