本記事について
Jiraを使ってタスク管理をしている場合、別チーム(別プロジェクト)で起票したタスクをエピックごとごっそり別プロジェクトに移行したいことが年に2回ほどあるのですが、毎回細かな注意点を忘れるため、メモとして残しておきます。
移行元、先のプロジェクト間において、フィールド定義やワークフローが大幅に異なる場合、移行時に情報が欠落する場合があります。
なお、移行作業には課題の移動と一括変更の両権限が必要です。一括変更の機能にアクセスできない場合は、プロジェクト管理者に必要な権限を付与するようにご依頼ください。
手順
- Jira画面右上の「課題の高度な検索」をクリックします
- 検索窓で、JQLにより検索を行います。
KGM-590
に該当する部分に、移動させたいエピックのキーを入力してください。order by
はなくても構いません。また、"Epic Name"に移動させたいエピック自身を設定します。こちらの設定を漏らすと、エピックと子タスクの関係性が失われてしまいますので、ご注意ください。
(コピー用)
"Epic Link" = KGM-590 or "Epic Name" = [移動させたいエピックのタイトル] order by created ASC
- 画面右の上の・・・ボタンから「xx個の全課題を一括変更」をクリックします。
- 移行したいチケットにチェックをつけます。一番上のチェックボックスで、全部のチケットにチェックがつきます。
- 課題の移動を選択します。"Epic Name"に移動させたいエピック自身を設定していない場合、ここで警告が出てきますのでご注意ください。
- 移行元、先のプロジェクト名と課題タイプをマッピングします。
- 「この更新をメールで通知」のチェックは空白のままにしておきましょう。大量にメール送信されてメンバーに迷惑をかけることになります(メールが飛んだとしても、五月蠅い以外の問題はありません)
- この画面はエピックの説明ですが、移動しようとしている課題タイプの種類分、同様の画面が表示されます。
- 最後に確認画面が表示されますので、内容を確認の上、「確認」をクリックします。
- 移行が開始されます。地味に時間がかかります。更新が完了すると、「更新」ボタンが「確認」に変わります。これで移行は完了です
- なお、移行前のURLでアクセスしても、Jiraがよしなに移行後のURLにリダイレクトしてくれるため、リンク切れは起こりません。便利ですね。
公式ドキュメント