ジャーニーマン( @beajourneyman )です。
普段は Amazon Connect を基盤としたシステムの開発・保守のPMをしています。
今回は調べものをしていて気になった点があり、調べて触ったメモを残しおく主旨のエントリーです。過去にも、いくつか調べて対応した内容をまとめています。
今回のテーマは AWS Cost Explorer
AWS Cost Explorer は使いやすいインターフェイスを備えており、AWS のコストと使用状況を長期にわたって視覚化、理解、管理できます。すぐに使用を開始し、カスタムレポートを作成してコストと使用量のデータを分析できます。大まかにデータを分析したり (例: すべてのアカウントの合計コストと使用量)、コストと使用量のデータを詳細に分析して傾向、コスト要因、異常を特定したりできます。
”EC2 - Other”(EC2 その他) の内訳を確認する方法
結論である ”EC2 - Other”(EC2 その他) の内訳を確認する方法をご紹介します。残しておきたい個人的なメモは巻末に書きます。
ログインしたら最初に出てくる「コンソールのホーム」右下に表示される「コストの使用状況」のウィジット内の$表示のコストをクリックします。「請求とコスト管理」にアクセスできるアカウントでお試しください。
いくつも遷移のパターンはあるので、お好みの方法で AWS Cost Explorer を表示します。
右下に小さく緑色の凡例で”EC2 その他”があるのが分かります。内訳の絞り込みを行います。右ペインの「レポートパラメータ」の2つ目の▼「グループの条件」の「ディメンション(グループ化する軸)」を”使用タイプ”にします。
グラフと下部の凡例が動的に変化します。続いて3つ目の▼「フィルタ」の「サービス」から今回調べたい”EC2 - Other”をチェックして「適用」ボタンを押します。
該当のアカウントでは”APN1-EBS:SnapshotUsage”の利用料であるコトが分かります。以上です。普段、サービスは意識していますが、使用タイプを意識するケースはなかったので、新たな学びでした。
”EC2 - Other”(EC2 その他) の内訳サンプルと補足
いくつかのアカウントの内訳サンプルをご紹介します。
ひとつ目は当月を含む3ヶ月にしてみました。”APN1-EBS:VolumeUsage.gp3”と”APN1-EBS:VolumeUsage.gp2”であるコトが分かります。上記では割愛しましたが、グラフに続いて一覧でも内訳が表示されます。
2つ目は、6ヶ月にしてみました。”APN1-NatGateway-Hours”が殆どで、僅かに”APN1-NatGateway-Bytes”があるのが分かります。凡例には表示されず”その他”になっている項目も一覧表示されます。
今回は”EC2 - Other”(EC2 その他)の内訳について書きましたが、「サービス」を”EC2 - Other”(EC2 その他)に絞らず「ディメンジョン」に”使用タイプ”を設定して確認もできます(以下2つ目のサンプルで表示したグラフと一覧です)。
もしかしたら、コスト削減のヒントがあるかもしれません。簡単に確認できますので、良かったらご覧になってみてください。
調べた背景
普段の維持保守業務では大手請求代行を利用しサービスごとの利用料レポートの内容や月毎の遷移を追って、異常や想定外がないか確認しています。マネージドコンソールに入って実際に AWS Cost Explorer で確認もしくは分析するコトはありません。
ただ、いわゆるリスト形式(一覧)で視覚的な表現はされていないので、分析や調査をするにはやや不向きです。そこで AWS Cost Explorer を覗いてみたところ、”EC2 - Other”(EC2 その他)の存在に気が付きました。
冒頭で書いた通り、自分自身のメモパートです。きっかけを書いておくと、後で読み返した時に有用ではないかと思い入れてみました。
以上です。