42 Tokyo とは
協賛企業が出資してくれるおかげで、学生は学費完全無償でカリキュラムに臨むことができます。
あまり詳細を見るとハードルが上がる感じがしたので、下調べはほぼしていませんでした。
Piscine とは
約1ヶ月間 実際の校舎へ赴き、同じ受験生同士で共通の課題に取り組みながら色々するものです。
同じ受験生といってもその肩書は千差万別で、ITベンチャーを立ち上げていて かなり充実してそうな若手実業家の方もいらっしゃれば、僕と境遇の似た ふらふらしてる人も居たりします。
ただ取り組む課題に肩書によるハンデは一切ないため、良くも悪くも平等です。わからない部分はひたすら質問を繰り返し、逆に自分の知識が役立ちそうなケースではそれを共有する。なので、実際コーディング面の技術よりもコミュニケーション力のほうが大事かもしれません。僕は一切自信なかったですが、いざPiscineを迎えてみれば何とかなりました。謙虚な姿勢を頑張って維持してれば大丈夫だと感じます。
ながれ
- 初日から課題に取り組む
入館証が配られ一通りの説明が終わると、早速課題に取り組みます。最初のともだちは隣の席の人です。 - 毎週金曜にある、"Exam" と呼ばれる試験をこなす
PiscineにはExamと呼ばれる試験が存在します。次々出てくる課題をクリアしたり周りに質問して培った力を、週1回のExamで発揮します。 - 4週間を経て、満を持して試験終了
最後のExamが終わるとそのまま帰れるはずです。
課題の採点者は?
同じ受験生です。42のシステムが示す基準と要項を元に、相手の課題を採点します。
けんか(論理)になることもあるかもしれませんが、相手のコードに不審点や気になる箇所があれば指摘は憚らず、率直なレビューを行う事が大切です。
Rushもあるんだ
通常の課題は、一人でコードを書き上げますが、"Rush"と呼ばれる、チームで取り組む課題もあります。やってもいいし、やらなくても良いです。色々手を出して自己課題がおざなりになるのが一番悲しいオチです。
さいごに
僕が受験した時、校舎は六本木にありました。上京したての僕にとって、キビキビした六本木の空気感になかなか馴染めず、一日をあんまり綺麗じゃない空を見上げながらマンスリーマンションで過ごすこともありましたが、何とか合格できました。この記事は、本科に存在するある魔物から逃れるために書いたものです。
Piscineを通じて42 Tokyoの学風を肌で感じ、無事に4週間を突破できることを願っています。