この記事について
40歳でフリーランスから転職をきっかけに会社員エンジニアになって、社内のエンジニアの熱意に影響を受けて勉強をはじめてみた中年エンジニアの感想とか気づきとかです。
先に結論
勉強することってほんと良いなと。脳細胞が活性化する気がします。
あと、自分のなかに積み上がってたものの振り返りや、業務でちょっとかじったものをきちんと学ぶことによって自身のなかで体系化できるような気がします。
そんなのすでに知ってるよという人も多いかもしれませんが、自分の中ではほんとうに新鮮な感覚でした。
前段:そもそもなんでフリーランスから転職したの?
自分はだいたい30歳〜40歳くらいまでフリーランスでエンジニアをやってました。
ありがたいことに知人に恵まれて、ほぼ空き期間なくコンスタントにお仕事をいただけていましたが、現場で使う技術以外への興味は薄く、読書や(現場で使わない)新しい技術のキャッチアップはほぼしてきませんでした。
このままじゃいけないかな?と思いつつもなんとなく時間が過ぎて、気づけば40歳。
一昔前は「エンジニア35歳定年説」なんて言ってたところから、なんと+5歳にもなってるじゃないか。
このまま50、60になって脳が衰えてしまったらお仕事続けられないかも、どうしよう、といよいよ不安に、、、はなってなかったものの、何もしないと能力(≒年収)も萎んでいくだけかなと思うようになりました。
フリーランスとして絶対的な強みみたいなものは自分では無いと思っていたのと、知人からお仕事をもらえている状況がいつまで続くかわからないというのも、会社員になろう、と思う一つのきっかけだったような気がします。
そんな折に今の会社に入社する機会をいただき、自身に足りないと思っていた技術領域であるクラウドインフラや運用まわりの知識や技術も補強できるかと思い転職を決めました。
で、なんで勉強(読書)したの?
エンジニアが半分以上という会社の中で、社内輪読会が実施されてるのを見て「なんだか面白そうだから参加してみよ」っと飛び込んでみたのがきっかけです。
当時の輪読会では、「SREの探求」を読んでいて、SREについてネット上でさらって見たぐらいの知識で全然知らない領域だったので、輪読会中に知らない単語とか出てくるたびに裏でめちゃくちゃググってました笑
ちなみに今は「SREの探求」の輪読会が終わって「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」の輪読会になっています、これも面白い。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎:https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119823/
PCAについては、今までのお仕事的にAWSを扱うことが圧倒的に多くて、自身の担当プロダクトはGCP上なので、ちゃんと勉強してみたかったのと、自社がGoogleのパートナーということもあり、資格試験のバウチャーがもらえたというのも大きかったです。
勉強(読書)して気づいたこと
SREってなんか遠そう、とか思ってたのが意外と、今まで出会ってきた現場でも見てきたしある程度体験してきたな、ということが多かったのが少し意外でした(「10章 大企業でSRE導入の道を開く方法」とか「31章 複雑なシステムのためのエレジー」とか)
が、よく考えると今までも運用周りのチームの人と協働する機会も多く、また小さなサービスでは自身も運用作業を行うことも多かったので、過去の体験が実はSREに近い、というかまんまDevOpsをやっていたということに、改めて気づかされました。
また、「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」の2章輪読会の参加者コメントから出てきた指数バックオフによるリトライ処理についても、PCAの模擬問題の中にでてきてハッとなったり、PCAの模擬問題の中でもGCPに関係ない、MySQLについての知識の問題があり、それを迷わずに正解できたという体験からも、過去の自身の知識を見返してさらに補強できる感覚もありました。
※余談ですが輪読会でも次第にNotion記事にコメント入れたり、Slackのハドルスレッドで発言したり(ほぼ茶々ですがw)して、他部署の人とも交流できるようになってきた気がします(Notion+Slackのハドルで実施しています)
最後に
正直いうと最初は勉強や読書の習慣がなく、時間を作ることがかなり苦痛でした。
が、今では知らないことを知れるのが刺激になって本当に楽しくなってきています。
まだまだ知らないことはたくさんありますが、少しでも知識を積み重ねて、今後は実際の業務にも活かしていきたいなと思っています!