自分の理解を深めるためにまとめてみました。1章の続きです。
2章 SRE的Google本番環境
Google独自のインフラ基盤
- Borg:k8sの前身。リソースの割り当てを行う。
- Jupiter:内部ネットワーク。これによりデータセンタ内のどのサーバ間でも同じネットワーク転送速度を実現できる。
- Colossus:GFS(HDFSの前身)の後継。クラスタに向いたファイルシステム。
- Bigtable:NoSQLデータベース。数ペタのデータも扱える。
- Spanner:SQLに似たインターフェースを持つデータストア。
- GSLB:Global Software-Load Balancer。場所別/サービス別/RPC別の負荷分散を実現。
- Chubby:ロックサービス。Paxosプロトコルを使用。
- Borgman:モニタリングプログラム。
- Stubby:RPC。gRPCとしてOSS化。
- protocol buffers:RPC間のデータのやりとりに使われる。ApacheのThriftに似ている。
Googleの開発環境
単一の共有リポジトリを使用。CL(変更リスト)に対してレビューを受けてメインラインに投入する。レビューは必ず受けなければならない。ビルドサーバにビルドをリクエストし、テスト実行後にリリースされる。
(3章に続く)