『LITALICO Advent Calendar 2022』の12日目の記事です
目次
はじめに
この記事の概要
半年ほど前に、新卒2年目エンジニア(わたし)が社内で勝手に「新卒1年目・2年目でやってよかったこと/今振り返ってやったらよかったなと思うこと」のアンケート調査を行なったので、その結果をまとめます。
エンジニアに限らず、社会人1,2年目で「わからないことばかりだけど、もはや何をやったらいいのかわからない」「周りの先輩社員と比べて圧倒的力不足を感じるし、数年後に自分がそのレベルに達せる気がしない」と言った焦りや不安を感じている方にぜひ読んでいただきたいです。時間がない方はぜひ目次のリストだけでも目を通してみてください!
アンケートをとった背景
弊社では、新卒・中途問わず新入社員のオンボーディングの一貫で、『ななメンター』という制度を導入しています。チームメンバーや上長とは違った、社内でななめの関係にあるメンバーによるサポートを目的とした取り組みです。
(ななメンター制度を含めたオンボーディング体制については、@KakkiiiiKyg さんが1年で人数が倍になったエンジニアグループのオンボーディングの紹介で取り上げてくれているのでこちらもぜひ)
私は一つ下で今年の新卒エンジニアの @taka-fujita くんのななメンターを担当したのですが、彼と話す中で、「新卒1,2年目という今の時期に何をすべきなのか・どう仕事に向き合えば良いのか、いろんな人の経験談やアドバイスを聞きたいよね〜」というような話になり、前述の突発アンケートに至りました。
突然slackに投下したにもかかわらず、18名もの方から非常に濃いエピソード・アドバイス・教訓を教えていただきました(なんとエンジニア以外の職種の方からも!)。社会人歴4年目〜20年目、これまでの経歴もさまざまな方が回答してくださいました。
本編
ここからはアンケートでいただいた回答内容の紹介です。いくつかのジャンルに分類をしています。
- →やってよかったこと
- →やっておけばよかったなと思うこと
①仕事へのスタンス編
仕事を選択するのであれば「難しいもの」「めんどくさそうなもの」を
- 難しそうな仕事を取る。今振り返って役に立ったなぁと思う経験の大抵は、当時の自分にとって難しいものだった
- (是非はさておき)面倒くさそうな仕事を取ることで、自分しか知らない内容が増えるので存在感を高めることができると思っていたし、今もそう思う
- 自分ができると思ったところより少し背伸びした仕事をすればよかった
- インフラ分野の仕事をとればよかった。気づかないうちに線を引いてた気がするので勿体なかった、仕事貰えば良かった
仕事は選り好みせずに、目の前の仕事を全力で頑張る。あるいは仕事を取りに行く
- ひとつ上のレイヤーの人の仕事を奪う勢いで頑張った。先輩だったり上司だったりが大変な時に「できることありますか!」と聞いて仕事を奪う。そのために自分の仕事を早く終わらせようとなり、効率化に繋がった
- 振ってもらった仕事を大体受ける。自分からは踏み出しづらい・ニガテ意識あるタスクは特に引き受けてよかった
- 二つ返事で「行きます」「やります」で、急な仕事の依頼でもお願いしやすい人間になる。結果として飲みや遊びも誘ってもらえるようになって色々な経験ができた
- ビジネスモデル・業務知識を知る時間を惜しまない。SESだったのでいろいろな現場行って世界は広がった。
- 自主学習と比較して、仕事学習は、時間が圧倒的に長く、強制力が働き、テーマが深く難しく、フィードバックも貰える機会。これを活かさないのはもったいないと考えた。実際、一見くだらない仕事も山程やり、意義ある仕事はもっとやれた。仕事はたいてい選べないから取捨選択せず、どれもやりきってた。
- 目の前の仕事に関連するコード・ドキュメントは全部読んだ(仕事に直接関係あろうとなかろうと、勝手にやってた)。大規模エンタープライズアプリケーションの全体デザインやアーキテクチャ、サブシステム設計の勘所、複雑性への対処など、自然と身についた。あんまし技術トレンドを追う事も無く、仕事関連プラスαで学習してた。なので、あんまし流行り廃りで悩むことが無かった。
- 他チームからの仕様に関する問い合わせは自分が全部受けるくらいの気持ちで反応。コードを読むきっかけにした
- 「これ誰かやってくれる人〜」系のタスクを片っ端から全部巻き取る(飲み会幹事、MTG調整、片付けなども含む)。 信頼残高が増えていって、気づいたらいろんな仕事任せてもらえるようになった
- 決算説明会資料の作成、コーポレート関連の仕事は新卒の仕事だったのでやっていたが、社長や総務の人とも関われたし、勉強になったのでいい機会だった
今の仕事を、もう一段階踏み込んで考える
- 依頼内容について、自分の責務より少し広い背景まで確認・納得しようと思考する(少し深めに首を突っ込む) 。何故どういう理屈で物事が動いてるか、みたいなことを考えられるようになる(慣れる)
- 営業同行やユーザーインタビューなどを通じて、自分の関わるサービスを利用している人の話を直接聞いて、普段とうサービスを使っているのかどういう課題を抱えているのかなどの理解を深めた。自分の普段の業務を通じてどうビジョンを達成するのか考えやすくなっていった
- 相手の発言の裏にある期待値を考える
失敗を恐れずに積極的に行動する。今が一番恐れずにいける期間!
- 周りの助言/本などで学んだことをとりあえず仮説を立て、お試しでやってみる。仮説がないと振り返りができない、でも行動するのも大事なのでフットワークは軽く・失敗しても良いを意識した
- 失敗恐れずいろんな機会で積極的に提案、発言をしまくった。何も知らないから一番恐れずにいける期間。恐れがないってのは結構重要。思い切っていける。発信すれば、フィードバックもらえる。提案する力はしたいことを実現するのに結構重要
- 積極的に先輩にレビューもらいにいく。コードレビュー(HTML/SCSS)でもデザインレビューでも、特に1年目にレビューしてもらうのが大事。遠慮せず先輩の時間を奪う。初歩的なことは2年目以上の人には指摘しづらくなっていく。すぐに教える側になってしまう。
上位レイヤーの人との差分を分析し、取り込む
- 上長・先輩に比べて自分の意見が稚拙だった時に「なぜこの差分が生まれたのか」は考えていた
- 先輩社員と意見が食い違った時に、どこでその差分が生まれたのかまで質問し、自分の言葉に落とし込んで解釈した。最終的なアウトプットよりは、前提条件や思考分岐の違いに重きを置いて質問した
- 周囲の上司・先輩の良いところをを言語化し習慣化して取り込んだ。なりたい像やロールモデルを定めずに、勘で取り込んでいった結果、基本強化と自分らしさも少しずつでききた
- 先輩と同じ開発を同時に行い自分のコードと比べた
- うまくいっている人のやり方をもっと積極的に聞きにいけばよかった
議事録係は重要ポジションなので買って出る
- 特に議事録の必要がなくても全部書いて勝手に共有した。構造化、言語化の練習になる。後々意見の相違が起きたりしなくなる。その場での認識齟齬チェックにもなる
- あらゆる会議の議事録を取って配信して、皆からフィードバックもらいまくった。議事録取れるとPJ/場をコントロール出来る。テキストベースでの構造化思考力も高まる
フィードバックがたくさんもらえる行動を取る
- 発言のハードルを下げて、会議でも何でも、思ったことは発言するようにした。新卒でも価値提供はできたし、お手軽にFBをもらえた
- タスク着手前に事前に方向性のすり合わせ、着手後2割共有を意識した。うざいくらい共有してうざいと言われればやめればいいと思っていたので、確認はたくさんしていた。手戻りが発生したり方向性が間違っていたりする方が良くないので
- スタンプではなく言葉でリアクション。先輩とのやり取りに「なるほど」と納得してスタンプして終わらせがちだったが、感じたことを言語化してリプライするともっとFB貰えたと思う(スタンプのリアクションももちろんいいけど
自分の思考を言語化し、特性を把握する
- 業務(開発時の仕様など)も、普段の感情も、ノートなどに書いてなるべく自分の中で言語化しておく。好き/嫌い/得意/苦手なども含めて、一度「言葉にしてみる」に挑戦する。
- マインドマップで頭の中を、紙に出しながら考える
その他仕事関連
- 今はできなそうでも「それ実はやってみたい/興味ある」を表現しておく。時が来たときに突然そういう案件が降ってきたりする
- 会議の前に議事録を全て読んで要点を掴んでおく。最初は何もわからないまま会議が終わることが多かったので先に議事録を全て読んで理解を深めて議論できる状態にしていた
- 3-5人程度の小規模で良いのでPMをやる。お金の流れの理解、人に仕事を任せること、ステークホルダーとのやり取りの経験は重要
- 仕事を取るとか、たくさん報告するとか、途中からやろうとすると心のハードルが上がるので、最初から頑張った。それが当たり前になるので楽になる
- 気になったことはとにかく質問&調べた
- 朝一で細かくGoogleカレンダーに予定を記載していた。わからないことがとても多く、でも調べるとキリがない中で成果も出さなければいけないので、きちんと勉強する時間と業務を遂行する時間を切り替えてカレンダーに突っ込むようにしていた
②インプット習慣編
まず基礎から勉強する
- コンピューターサイエンス全般の本を読み漁って、中に書かれているコード系も全部解いた/書いた。数学科出身でCSの知識が皆無だったので各レイヤーの基礎と言われる本を全部読んで多分学部卒業レベルまでやった。最新の技術より基礎が重要、理解できる速度が一気に高まった
- 基礎的なコンピュータサイエンスの本を読みまくった、新卒1年目、2年目の給与の半分以上は、コンピュータサイエンスの本の購入にあてたと思う。技術がどんどん進歩する中で、基礎的な考え方は変わっていないことが多く、新しい技術を勉強する際に、理解の土台となる。論文を読む際の知識の下地にもなった
- 横に広げるだけじゃなく縦に掘って技術を学んだ。エンジニアとしてはこの時期の財産で未だに食ってるところあります。技術の移り変わりは早いしずっと学び続けないといけなくて大変!って聞いてたけど、今のところ実感してません、原理を知ればけっこういける。(例:プログラミング言語(高級言語)→アセンブリ言語/機械語→CPUやメモリやストレージのアーキテクチャ→トランジスタや半導体など)
普段業務で触ることが少ない領域の知識を補いつつ、フロントエンドからインフラレイヤまでざっくり全体像を把握する
- フルサイクルのチームでインフラ触れる必要があるが業務ではそんなに触る機会がなかったのでクラウドデザインパターン調べて片っ端から作っていった
- フロントエンドからインフラレイヤまでざっくりでも、全体像を把握する。普段の実装・バグ対応等のカバー範囲がめちゃ上がる。インフラ構成図を書くタスクのおかげで身についた
- インターネットはどうやってできているのか知る。RFCを読むという機会が結構あった。
仕事に一見関係ないインプットも、仕事の選択肢を広げ引き出しを増やすことにつながる
- TOEICのスコアアップ。英語を使って働くかはさておき、一定スコア以上を履歴書に書けるようになると求人の幅が驚くほど広がり選択肢が増えた
- AR, VR, 数学など自分の興味があって楽しめる分野を空き時間があればインプットしていた。他の分野の学びが仕事の方にも活かされることがあったのでそれはよかった
- 自分の興味のある分野の論文をたくさん読み、それがビジネスの場でどう活かされているのか調べた。アカデミックの世界で以前から研究されていたことが、新しくビジネスとして世の中に出てきて、新しい技術として取り上げられることは多く、イノベーションを起こすヒントになることも結構多い。逆に、世の中に全く出てこないものもあり、そういったケースの何が悪かったのか、勉強することで、ビジネスとして成功するために必要なことを勉強できた
本を読む
- 他人の言葉で自分の中のもやもやが言語化されたりするので、興味がある内容はとりあえず本を読んでた。技術だけではなく、ビジネス/採用/マネジメント・チームビルディング辺りもいろいろ。先輩や社長の思考が理解できない時は、それっぽい本を読んで前提知識を揃えることを意識した。読む時は全部をくまなく覚えるというより「学びになった」を3つピックアップするを意識
- ペアプロや1on1などを通じておすすめ記事や書籍をたくさん教えてもらい、とにかく読みまくる。その時の問題になっていることや気になることなどが解決される手助けになっていた
自分の特性を把握し、自分に合ったスキルアップ方法を知る
- 勉強時間を作る癖をつける。エンジニアである以上勉強は必須だが、業務時間内(業務に直結するもののみ)でするのか、業務時間外(ジャンルの制限はないが、体力・気力と相談)でするのか、どちらが自分に合ってるかわかった方がいい
その他インプット関連
- フレームワークのコードやTomcatのコードを読む。読んでいいんやで〜
- 複数の言語、フレームワークを経験した。それぞれの特性を活かした上で、サービスを構築する場合にどのような選択をすれば良いか考えるきっかけになった。新しい言語、アーキテクチャを採用する際に、他との相違点からキャッチアップが早くなった
- 体系的に学ぶ事。パラシュート学習法によりがち、、、ちゃんとガッツリ体系的に学ぶタイミングは作るべきだった
③アウトプット習慣編
学んだことはアウトプットしてインプットの質を上げる
- 先輩社員に事業説明・技術スタックのプレゼン。自分の言葉で説明することが理解する上でとても大切 。FBをもらう
- qiitaとかそういうアウトプットを早くから初めておけばよかった。知識の漏れに気づける。あと転職するときに少々捗る
- 学んだことを記事へのアウトプットしておけばよかった
作業ログは自分とチームのために公開・共有・報告する
- やっていることを公開・共有・報告する。新卒のうちは報告さえしておけば失敗やミスをしても良いと思っていたし、今も思っている
- チームメンバーのためにも後の自分のためにも作業のログをもっと詳細に残しておくべきだった
④振り返り習慣編
特に1年目は頻度高く振り返りをし、他者からのフィードバックをもらう
- 毎日,毎週,毎月,毎Q,毎年のタイミングで振り返りをおこなって上長にフィードバックもらった
- 同期メンバーで集まって毎週の振り返りを話し合いフィードバックする会を開催したのよかった
- 今は頻度として減ったが1年目は情報量も多かったので毎日振り返りをしたし、それがベストな頻度だった。内容としてはKPT・PR数・レビュー数や自分の目標・課題に対して達成できたと自信を持って言えるかどうかなど
成長を実感できるような目標設定・振り返りをする
- 過去の自分との差分を確認し、成長実感を持てばよかった
- 振り返った時に、「○○ができるようになった」と自信を持って言えるような目標設定をすればよかった
⑤心身の健康編
仕事を楽しむためにも、まずは生活リズムを整える。時には休むことも大事
- 生活(睡眠や家事や休息)リズムを整えた
- 心身の健康の維持は重視してた。24-6時睡眠は絶対。運動は大体毎日していた。健康の基礎づくり。でも心身どっちか辛くなったら休む時は思いっきり休んだりもした
- メンタルヘルスの勉強をすればよかった。 仕事を楽しむにはその分リフレッシュも必要という学び
- 体づくりすればよかった。特に1年目は運動があまりできず体力と集中力の低下が著しかった
- 自分の体調としっかり向き合うこと。おかしいと思ったら、まず1ヶ月ぐらい休んでみるのも重要
- 健康に生きていくための、睡眠&運動&食事の習慣。アスリートと同じで、しっかりトレーニングしたら、しっかりリカバリするのは、長い目で見て大事。
その他健康関連
- 貯金。生活防衛資金を早めに貯めると精神安定につながる
- 推し活。推し活での出費は医療費
- いい椅子を使う。新卒2年目でぎっくり腰になった。あれはやばすぎなのでみんないい椅子を買ってください
⑥コミュニケーション編
社内でのつながりを増やして、困った時に頼れる人を増やす
- おもむろに社内をうろついてその辺の人と雑談した。話に行くことのハードルが低い人が増えたので、職務上で追加で情報を取りに行くのがやりやすくなった
- みんなといっぱい遊んだ。同期は助けてくれるようになって先輩は更に技術的うんちくや思想を語ってくれるようになった。昔のマンガとアニメをいっぱい見ておくと、社長と話が盛り上がって贔屓してくれるようになった
- 同期・先輩とたくさん遊ぶ(=会社辞めても連絡とれる関係性の人を増やす)。しんどい時に支えてくれたのは同期・キャリアの選択で迷った時に応援、サポートしてくれたのは先輩方だった。自分が生まれた年から20年くらい遡ったトレンド(流行った服とか歌とかテクノロジーとか)を学んでおくと仲良くなりやすい
- 雑談や、飲み会などはチーム内外色んな人と行った。目先の業務に関わりない社内や業界のことについて自然とインプットできて良かった
- 喫煙所によるコミュニケーションで、普段関わらない上司・先輩方と話すことができて、自然とコミュニケーションを取ることができた。タバコは身体に悪いのでやめましょう
- 同期と遊ぶ。それぞれ転職後もいまだに繋がりがあり、リファラルとかにも繋がることあったりする
- 社内外いろんな人に声をかけまくってご飯行ったり話したりしまくった。人脈は組織で成果を出すために大きな要素の1つ。各事業部に繋がりがある、何かあったら相談できる環境は動きやすい 。特に1-2年目だと同年代。5-10年たつと偉くなってる、貴重なつながり。
- 一言くらいしか話したことがない人でもカレンダーにランチの予定を突っ込んだ。仲良い人や話したことがある人が増えることで居心地も良いし、他事業部のことも理解ができるのでメリットでしかない
- (今はリモートワークなので微妙だが)社内で聞き耳を立ててると割と重要な話を盗み聞きできたりした。組織における人や事象についてどれだけ知っているかは、自分の動きやすさに結構繋がった
- (当時いた会社の雰囲気的に難しかったが)同世代の友達と交流を深めれば良かった
社外コミュニティにも参加して学び・刺激を受ける
- 外部コミュニティへの参加、運営スタッフの経験を積んだ。参加していたコミュニティはたくさんあり、LTも経験した
- エンジニアコミュニティに参加した。社外の人との関わりができ、学び・刺激を受けられる
- 外部のコミュニティに参加する、人の繋がりを増やす。キャパオーバーになりそうだなとは思いつつ、外部の刺激もひとつのinputということで挑戦できたら良かったなの気持ち
- 狭い世界で生きてたので、もうちょい広いところに出ても良かった。たまたま環境に恵まれ、新人時代に知り合った方々が斯界の有名人になってる人が多いけど、そういう人は早くから外に出ていた。当時から言われてて、今も出来てないが(汗)、「実力関係無く、とにかく外に出てみるべき」「外から見るほど、トップとの距離は遠くない」。
- 勉強会やイベントへの参加とかはやれば良かったと思っている。転職活動がほぼ初めて他の組織を知る機会で、そこでの学びが多かった
⑦キャリア・ビジョン編
自分の価値観や将来と向き合う時間を作る
- 自分が業務以外で作りたいサービス、システムについて考える時間をとる(今でも、1日90分程度、運動の時間に考えている)。自身のキャリアを考える上で、必要なスキルや経験は何かが見えやすくなった。また、業務で携わるシステムについても、今後の展望に関し、順序立てて考える癖がついた(システム計画の基礎)
- 自身の価値観、ビジョンについて考える時間を毎日30~60分以上とった(10年ずっと続けている)。自分にとって何が重要な価値観なのかは次第にブレなくなる。 小さな課題やゆらぎにほぼ影響を受けずに、安定したパフォーマンスが出せるようになる
⑧その他
- 給料は使い切る(時期があってもよい)。悲しいかな、年齢を重ねるにつれ体力も落ち、金銭的余裕があっても、全力で遊びたくても遊べなくなる…
- 仕事外の体験/学び/遊びももうちょい取っておけばよかった
- 個人年金とか確定拠出年金とか投資とか保険の勉強。新卒時代から財テクをがんばればよかった…
- 資産運用などお金の勉強。今更やってる
- インドに行っておけば良かった。インドで人生観変わる人もいるのかな程度の意味合い。インドに行っていたらいたで、行かなきゃ良かったと思ってそう。
おわりに
きっと数年後「社会人1,2年目でやってよかったことは」と聞かれたら、一つに今回の取り組みをあげるのかなと思います。それくらい私自身得るものが多かったです。仮説を立ててとりあえず行動にうつしてみる・議事録係は積極的にやる・学びになった3つをピックアップする意識で本をたくさん読む・社内の交流を増やす…など行動にうつせたこともたくさんあります。この記事を読んでくれた方にとっても良い助けになってくれますように!
たくさんのアドバイス・教訓の中からまずはできそうなことから始めてみつつ、「自分の思考を言語化し、特性を把握する」・「自分の特性を把握し、自分に合ったスキルアップ方法を知る」・「自分の価値観や将来と向き合う時間を作る」などを参考に
- 自分がどういうことに興味関心があるのか、何を大事にしたいのか
- 自分はどういう時にモチベーションが上がり、どういう時に下がるのか(=どうすればモチベーションをあげられるのか)
- 周りからどういうサポートがあれば自分のパフォーマンスを向上させられるのか
を探って、自分に合った方法を探していくのが良いのかなと思います。
また、このアンケートを通して、同僚・先輩・上司がどんなことを大事にする/大事にしてきた人たちなのかというのが改めて見えて非常に興味深かったです。LITALICOエンジニアってどういう人たち?も少しでも伝わったら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!
あしたは @ti_aiuto さんの記事です、お楽しみに