はじめに
とあるワークステーションを中古で購入したついでにESXiからProxmoxに乗り換えたので、いろいろ整理する。
proxmoxインストール
Proxmox公式 からVer8のISOをダウンロード
Rufus などisoをUSBブートできるツールを利用して、USB起動してインストールする。
インストールするハードウェアのBIOSで以下設定をしておく
- セキュアブートを無効
- VT-xを有効
- VT-dを有効
初期設定
インストールしたらブラウザで https://[IP or FQDN]:8006/
にアクセスする。
ネットワーク設定
自宅ではホストのNICは1枚でVLANを利用している。
ホストの管理用にNativeVLANを利用、VMのデータ用にTagVLANを利用している。
タグがつけられるようにブリッジ設定を変更する。
「データセンター」→「作成したノード名」→「システム」→「ネットワーク」を選択
対象IF(この場合はvmbr0)をダブルクリックするとダイアログが表示されるので
「VLAN aware」にチェックを入れて「OK」をクリック
「設定を適用」をクリックするとダイアログが表示されるので
「はい」をクリックすると設定が反映される
リポジトリ設定とアップデート
Enterprise用途はサブスクリプションを購入することもできるらしいが無いのでそれ用の設定にする。
「データセンター」→「作成したノード名」→「アップデート」→「リポジトリ」を選択
コンポーネントがenterprise/pve-enterprise(この場合は2つ)を選択してDisableをクリック
どちらもDisableにすると上部にエラーが出るが問題ない
「追加」をクリックすると、リポジトリの選択画面がでるので、「No-Subscription」を選択して「追加」をクリック
「データセンター」→「作成したノード名」→「アップデート」を選択
「再表示」をクリックすると、アップグレート対象のパッケージが更新される
アップグレード対象のパッケージが更新されたのを確認したら、「アップグレード」をクリックする
おわっても自動で別窓は閉じないのでexitで抜けて×ボタンで閉じる。
APIキーの発行
いろいろ自動化のためにAPIキーを発行しておく。
「データセンター」→「アクセス制限」→「APIトークン」から「追加」をクリック
すると、以下のようなトークンが出力されるので、メモる(トークン文字列はサンプル)
rsyslog
syslogを外部のsyslogサーバに転送するのでrsyslogを手動で導入する。
これはsshでホストにログインして実行するか、WebUI右上の「シェル」を起動して実行する。
# rootでログイン中なのでsudoなしでそのまま実行
apt install rsyslog -y
# 問答無用で全ログをリモートに転送
cat <<EOF > /etc/rsyslog.d/remote-logging.conf
*.* @syslog.example.com:514
EOF
# サービス再起動
systemctl restart rsyslog
システムDNS
インストール時にはDNSサーバが1つしか選択できないので追加しておく。
「データセンター」→「作成したノード名」→「システム」→「DNS」で「編集」をクリックして追加
TCP Segmentation Offloadの無効化
特定のNICを利用している場合、ネットワークが切れることがあるらしいので、物理IF設定部分に以下を追加投入する。
# ----8<----(snip)----8<----
iface eno1 inet manual
offload-tso off
# ----8<----(snip)----8<----
そのほかの設定
まだ設定できてないが、今後実施したいもの。
- 証明書
- ストレージ
- Ceph
- NFS