LoginSignup
1
1

ARタグをRealSenseで読み込んでみた

Last updated at Posted at 2024-06-09

はじめに

こんにちは、しがない高校生をしているbasalteと申します
今回はRealSenseでARタグを読み込むサンプルを作ってみたという記事になります。

動機

最近ロボットのためのコーディングをしていてARタグが必要になるタイミングがあったのですが、現在有名なArUcoというライブラリが使えず、困っていました。

というのも、ArUcoは依存しているOpenCVのバージョンが少し古く、環境のNumpyやその他Pythonパッケージとバッティングしてしまい、ArUcoを一筋縄では使えない状況に陥ってしまいました。

これはROS2 ユーザーや最新に近いバージョンを利用しているROSユーザーなどにとってだいぶ問題で、自分以外の人も困っているという話を聞きました。

そんな時に見つけたのがこちらの高橋さんのリポジトリです。

これをRealSense化とROS2化すればだいぶ楽になると思いサンプルを制作しました。
ROS2で動かしたときの画像です。(本来ならARマーカーはRealSenseなくても距離出せますが、まぁ愛嬌ということで...)
image.png

制作物

上のリポジトリを参考にRealSense向けに実装したものがこちらです。
https://github.com/basalte1199/terrainshare_new

自分が新たに書いたところはあまり多くないのですが、RealSenseで動作するサンプルと、ROS2で動作するサンプルが作れたと思います。
動作環境:
ar_tag_realsense.py - Windows11 Anaconda Python 3.11.1
ar_tag_realsense_ros2.py - Ubuntu22.04 ROS2 Humble

ROS2の方で使用しているRealSenseのRGBD topicについてはこちらに詳しい解説があります。(Ar-Rayさんの神記事です。)

ちなみに
terrainshare_new.py
というプログラムはこちらの記事で解説している作品になります。(同じリポジトリにあるということはつまり統合の計画が...お楽しみに。)

おわり

今回は特に解説することもなく、ただ制作したリポジトリを紹介しただけでした。
これでARタグの認識のためにOpenCV依存に悩まされることもなくなったかと思います。
見てくださりありがとうございます!

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1