はじめに
先日投稿した記事に書ききれなかった、1年目にやってよかったことについてまとました。
まだ入社したばかりのエンジニア1年目の方や、これからエンジニアを目指す学生にとって少しでも参考になることがあれば嬉しいです!
下記の取り組み自体はありきたりではありますが、私なりの考えやおすすめのやり方も添えているので許してください!(o≧ω≦)○))`ω゚)!・;''.
土日一方もしくは両方の勉強・開発の習慣づけ
おすすめのやり方
たまたま入社直後に資格勉強をしていたため、資格取得後も継続して勉強・開発をプライベートで行うことができました。もしあなたが新入社員・入社直前の学生で習慣化したいのであれば入社してすぐがおすすめです。
私の場合、開発は楽しいのでほっといてもやるのですが、本を読む・資格取得に向けた勉強は一定やる気が出ないときがあるため、習慣としておいてよかったです。午前中に集中して勉強ができたら、午後はご褒美として開発してよいなどのルールを決めてやる気を出させています。
最近ではたまに、金曜日の仕事終わりに同期と一緒に開発をやったりします。一人だと集中が難しい方は同期を誘ってもいいかもです。やるしかなくなるので。
業務から離れた開発・勉強のメリット
- 業務で手を動かす機会がなかった場合、手を動かして理解を深められる
- 業務で出でてきた技術・知識を、別角度から見ることができる
- 業務とプライベートが相互に学習効果をもたらし合う
- 楽しい
私が上のように考えるようになったのは、プライベートでAPIのインターネット公開を行ったのがきっかけです。その時IPアドレスが起因したエラーが発生しましたが、それに対処する中でネットワークへの理解が深まり、実務でのネットワーク構成の話が以前よりも理解できるようになりました。
ちなみにその取り組みの記事はこれです。
はじめは業務とあまり関係ないと思っていたプライベート開発で得た知識・経験が、実務と繋がり理解が深まった経験でした。
また、逆に業務で得た知識がプライベート開発に役立ち、相互に良い影響をもたらすことが多々あり、続けていて良かったと感じました。
このような業務から離れた開発・勉強を通して、書籍世界一流エンジニアの思考法のこの言葉に強く共感しました。
仕事ばかりしていては短期的なアウトプットは上がったように見えても、根本的な生産性が上がらないんだ
最近は、RaspberryPiで計測した気温室温データをAzure Databricksのボリュームに定期アップロードしたりしています。
ソースコードをGitHubで公開
GitHubにpushするメリットとして、ブランチ管理だけでなく、pushした日がGitHubに記録され勉強記録のような役割となりモチベにつながることもあると思います。
また、LAPRASというサービスとGitHubアカウントを連携すると、自分のリポジトリを読み取ってスカウターのごとくエンジニア戦闘力を測ってくれます。スコアが上がるとテンションが上りモチベに繋がります。
勉強会・カンファレンス参加
毎月一回は参加し、部署か私の教育係に学んだことを共有するといったことを行っていました。参加して終わりではなく、共有すると自分の頭が整理され理解が深まりました。また、鋭い質問が飛んでくることがあり、カンファレンス参加時に不足していた観点に気づくことができました。
先輩と一緒に参加して、参加後にお互いに学んだことを共有するのはおすすめです。
自分の理解が誤っていたことに気づけます。また、同じ話を聞いているにも関わらず、先輩が学び取った量が私よりはるかに多く、参加しての感想・考えも深く、勉強になります。個人で行くよりも新たな発見・多くの知見を得られました。
また、社会人になって初めてオフラインカンファレンスに参加しました。
詳細は下の記事に書いていますが、勉強になっただけでなく、良い刺激を受けられました。
特に東京はオフラインカンファレンスが豊富でした。就職と同時に上京して本当に良かったです。
技術書などの書籍
以下読んだ・読んでいる書籍です。同期や先輩からおすすめされたものが多いです。
コメントや印象に残った内容を添えています。
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- 脳の認知科学からと考える、プログラミング学習方法とコードの可読性
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- Azureの説明に入る前に一般的なIPネットワークの基礎知識から説明してくれるので助かりました
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- 手を動かす前に頭を動かすことを意識してエラーへの対処時間を短縮できました
- これを読んでから、勉強→飽きたら読書・ドラム→勉強、のサイクルを繰り返すようにしました
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- 技術にフォーカスしがちな若手こそ、この本で企業システムを俯瞰して捉えてみてはいかがでしょう
- ユーザ企業はもちろん、大企業を顧客に持つITベンダにもおすすめできそう
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- 言わずとしれた名著
- 機械学習・ニューラルネットワークの仕組みをできるだけ数式を使わずに教えてくれます
最後のゼロつくで学んだことはGitHubでノートブック形式で公開しています。なるべく噛み砕いて説明しているので良かったらぜひ!
資格取得
資格で学んだことが直接業務に活きたり、資格を取ったから業務ができるようになる、とは感じなかったですが、知識の取っ掛かりを作ることができました。
特に基本情報は浅く広く学ぶので、学んだ単語が仕事の中で急に出てくることがあります。
取得していたおかげで、「聞いたことはある用語、確かこういう意味だったような」と、IT専門用語に対して怖がる機会が減ったような気がします笑
- 取得資格
- ITパスポート
- 基本情報
- AZ-900
先輩との壁打ち
業務終わりの振り返り時に、業務で理解した技術・議論について、理解があっているかの確認をしました。時間をとっていただき、ありがたかったです。
大体こういう理解であっているだろうと自信があるときでも間違えていることがありました。自分の憶測なども入れて理解しているつもりのときもあるため、確認することの重要さがわかりました。
テック系Podcastを聴く
色々なテック系Podcastありますが、ゆるコンピュータ科学ラジオが断然おすすめです。
IT技術についてわかりやすく・面白おかしく解説しているのですが、私は勉強というよりコントを聴く間隔で聞いています。これを聴くまでテック系Podcastって真面目なイメージだったのですが、こんな話し方が砕けていてネタに振っているものがあるとは驚きでした。
特におすすめなのはこのエピソードです。
このエピソードは内容がITと関係なくなっちゃってますが、別のエピソードはキャッシュやTor、メモリなどのIT技術についてわかりやすく・ネタも交えて解説しています。
参考:
筋トレ
気分転換・ストレス解消になりました。
体調も崩しづらくなった気がします。もともと滅多に崩さないからわかりませんが。
終わりに
私は人よりも物事を身につける速度が遅く、プログラミングも苦手で、就活の時期にIT就活を諦めそうになったこともありました。ですがやっぱり開発は楽しくて好きで諦めきれず、エンジニアに就職し、このような取り組みを通してなんとか1年目を乗り越えることができました。
現時点の技術力では劣っていても、自分の弱みをカバーするための取り組みの幅広さならそこら辺の1年目には負けてなかったと思います。
2年目も継続して進めたいです。