背景

DynamoDB のテーブルにて、複合ソートキーのテーブルがあった。
複数の属性を "#" で結合したソートキー、って聞いた。

当初は以下みたいな感じかと思った

自動で属性を選択したらソートキーが出来る
選択した属性単位で上手く検索出来る

そしたら、以下だった・・

単なる文字列
"#" 自身で Join/Split する
もしくは、属性を別途作成して保存しておき利用する。
- 例
  - timestamp#id　＜複合ソートキー
  - timestamp
  - id

ここで問題となるのが以下。で、この解消法を記録

属性	型	Between	理由
timestamp#id	文字列	lower <= x < upper	その後に続く文字がある為、上限一致しない
timestamp	数値	lower <= x <= upper	数値であり、上限も一致する

結論

数値側の上限を除外すればいいので、FilterExpression ではじくのが一番マシかな、と

単純に SK として使う場合は文字列
Index で timestamp: number を利用する場合には、上限を弾く

FilterExpression

const paramsQuery = {
  TableName: "User",
  IndexName: "user-post-index",
  ExpressionAttributeNames: {
    "#PK": "uid",
    "#SK": "timestamp",
    "#SKupper": "timestamp#post_id",  // Index では、単なる属性
  },
  ExpressionAttributeValues: {
    ":PK": "userID_0001",
    ":sortkeyval1": 1670550736983,
    ":sortkeyval2": 1670550736993,
    ":SKupper": "1670550736993",  // sortkeyval2 の文字列化
  },
  KeyConditionExpression: "#PK =:PK AND (  #SK BETWEEN :sortkeyval1 AND :sortkeyval2 )",
  FilterExpression: "#SKupper < :SKupper",
};
const users = (await ddbDocClient.send(new import_lib_dynamodb2.QueryCommand(paramsQuery)));

複合ソートキーは単なる文字列検索＆ソートなんですね

この場合、時刻 + ID にすると意味は無くて、日付 + ID なら、かなぁ。この設計でいいんだろうか？という疑問が・・

説明にあった以下のような階層化のほうが分かりやすいね

[country]#[region]#[state]#[county]#[city]#[neighborhood]

検証

色々と試してみた記録

ソート

色々入れてみたけど、結局日付とか関係なしに、文字の先頭からの文字コードソートって感じ
故に、文字列書式で Zero padding とかちゃんとしておけば大丈夫って話

クエリ

文字列として検索するって考えれば、まぁ、普通。
EndsWith や Contains なんかもあればいいのに、とは思うけど。

条件	結果
次と等しい
次以下	NG
次よりも小さい	OK
次以上	OK
次よりも大きい	NG
次の間	以上 + よりも小さいと考えるとOK
次で始まる	普通に BeginsWith