やりたい事
バッチファイルを触ってて、setlocal内でセットされてる値を外に渡したくなった。
setlocalの役割
バッチファイルでは、setlocalとendlocalに挟まれた範囲で、環境変数のローカル化が行えます。
これは通常、この範囲外には影響を与えません（外からは見えません）
localvar.bat
@echo off
setlocal
set var=外から見えない
echo 内側：%var%
endlocal
echo 外側：%var%
goto :EOF
実行結果
内側：外から見えない
外側：
外から値を使う
しかし、外側からその値が欲しい場合があります。
そこで、&&（論理積）を使います。
externalvar.bat
@echo off
setlocal
set var=外から見える
echo 内側：%var%
rem endlocalとsetを&&で繋ぐ
endlocal && set var=%var%
echo 外側：%var%
goto :EOF
実行結果
内側：外から見える
外側：外から見える
これでendlocalの後でも、内側で設定した値を使えるようになりました。
別バッチから使う
上記のやり方はsetlocalの外側でsetしているため、externalvar.batを実行後、別バッチファイルからもこの値を参照することも可能になります（実行中のプロンプトを閉じない場合）
other.bat
@echo off
echo 別バッチ：%var%
rem 未クリアだと、localvar.bat再実行時にも見える
set var=
goto :EOF
実行結果
別バッチ：外から見える
参考記事