はじめに
https://connpass.com/event/157781/
テストの勉強会でおみかけするかおりっとさんが主催の、コンサルでうまく言語化したいという悩みを解決するようなゆるい会に参加してきましたので自分なりのまとめ。
テストやQAという立場でコンサルとは関係ないのだけど、最近、品質レベルやらチームビルディングやらいろいろと(社内の)コンサルに近いなぁっと思っていたところですし、社外コンサルの人が入ってきたときには現場の悲惨さをうまく表現できていないのかなぁっと思い、そもそも人と話すのが上手ではないので同じ悩みを感じているということで参加してました。
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#ゆるコン
言語化したい
テスト手法(HAYST法)などを教えたが間違った使い方をしてモヤモヤするなどコンサルでいろいろと悩んでいらっしゃるようで、かおりっとさん曰く、『言語化できると世の中よくなる』
(よくなるってことは、何か問題点を解決ができる?)
コンサルのタイプ
- 要求があってスコープを切って問題点を解決するタイプ
- 全てをお任せするタイプ
コンサルしてもらう側がどう発注するのかによって変化する
コンサルテーションのゴール
『コンサルテーションを始めるときにゴール(方向性)を決めるのか?』という話では
- ある程度決めておくが、実施しているうちにゴールが変わる場合がある
- 松竹梅で決めておく
コンサルテーションすると組織(経営、開発現場、QAなど)や役職によってゴールが異なるため調整して、それぞれの立場で達成すべきことを説明する。
コンサルタントのタイプ
コンサルタントの種類として以下のような種別がある
- 何かを売る(手法やISOなど)
- ツールの導入
- 何かを一緒に作る
- 問題を解決する
コンサルタントへの感情
日本の組織的には閉鎖的のため、おおむねコンサルタントが入ることを嫌がる。
コンサルが現場入ると、総スカンになるときがある
- 閉鎖的で組織の流動性が少なく記憶が失敗した記憶が強い
- 手八丁口八丁の人もいるので、よく思われていない節もある
海外ではコンサルタントというか知恵、知識を外部から取り入れる(時間を買う)という文化
コンサルテーションを成功させるには
コンサルタントの人が何かを成し遂げることはなく、クライアントがやる気がなければ、どんなコンサルが入っても失敗する
最初から何か効果を感じさせるのは難しいが最初に導入しておいて契約が終わった時に、そのシステム(知識なども含めて)が利用できなくなる損の感覚があるとコンサルタントが入ったことがよかったことに気付く(最初は実績作り)
コンサルをするときに気を付けること
コンサルのキャッチコピーは同じなので、どれを選んでいいかわからない
それを体系化しないとわからないので手法などで説明をする。
手段解決型(道具で解決しようとする)で問題がどこにあるかはっきり言ってくる型が多いが、その組織や体制などをよく観察していかを考える
- 問題の再定義をして本質を見抜くこと
- 組織の方向性とあっているか
本当のことをいうと「逆鱗に触れる人」、「納得して同意し協力する人」がいる。
長い計画(コンサル)の場合、小さい成果が見えなくなりやすい。
習慣を変えるなどのコンサルは達成感が難しい(家庭教師型コンサル)
現場に入って問題が何かを考えて、その問題を解決する手法をえらぶが重要
意図がないコンサルはよくない。どういう組織にしたいかなどのビジョンがないといけない
質疑応答など
- コンサルが親離れする時期はあるのか
ある問題が解決しても、次の問題がある
ある時期を置いて再度コンサルに入って状況を確認する
- どういう人にコンサルすればいいのか
モチベーションが高い人に対してアプローチをする
低い人を救い上げようと思わない
- 問題を認識してもらう技術
組織が暗黙の目標について観察して、達成できないと嫌なことを考える
そうすると、影(本当の)の目標が見えてくる
最後に
コンサルタントの人は、様々な知識が(深く)必要だし、技術だけではなく人間力も必要なんだなと学んだ。
そして観察することも大事で、そういう話を聞いて「五ゲン主義」が大事なのかなと感じた。
QAという立場で製品品質というか業務改善(製造ラインの改善)をしていく上でのヒントがあったと感じたところであるが、どう説明していこうかとか悩むところである。