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Rubyの『テスト自動化』(Minitest)について、簡単にまとめてみた。

Last updated at Posted at 2020-04-26

#はじめに
これは、プロを目指す人のためのRuby入門(チェリー本)を読んで理解を自分なりにまとめて書き記した物です。
個人的にわからない箇所を書き記したものとなっていますので、全て書いているわけではありません。
しかし、みんながつまずく箇所は似通っているのでは?と思うのでその点に関しては、要点を絞った内容が書けているのではと思います(たぶん)。

今回書くのは、その中でも『第3章:テストを自動化する』(Minitestの基本)についてです。

それでは、内容の方へ入りましょう!

#テストを自動化する
ここで学ぶ事は、
・Minitestの基本
です。

そして、テスト自動化とは名前の通り『勝手にテストを行ってくれて、ミスがないか確認してくれるものの事』です。
ミスがないかの確認を毎回毎回行うことは効率が悪いためです。

##●Minitestの基本
まずは、テスト用のフレームワークを用意します。
Rubyにおいてはそのフレームワークの一つとしてMinitestがあります。

Minitestを使うメリットは、
・Rubyと一緒にインストールされるため、セットアップが不要
・学習コストの低さ
・Railsのデフォルトのテスティングフレームワークのため、Railsを開発するときにも知識を生かしやすい。

今回のテストを行うにおいての簡単な手順としては、
1. Rubyプログラム(テストコード)を書く
2. テストコードの実行
3. テスティングフレームワークが結果をチェックして、結果報告

では、実際にテストコードを書いていってみましょう。

test_ruby.rb
require 'minitest/autorun' # Minitestのライブラリの読み込み

class RubyTest < Minitest::Test
  def test_ruby #メソッド名はtest_で始めるのが必須
    assert_equal 'RUBY', 'ruby'.upcase #この部分が検証される部分。
    #assert_equalはMinitestのメソッド。意味は後で説明
  end
end
assert_equal 期待する結果, テスト対象となる値や式

この本で紹介されているのは、以下の3つのメソッド
(他にもメソッドは存在します。知りたい方は、MinitestのAPI公式ドキュメントへ)

#①aとbが等しければテストはパス
assert_equal b, a

#②aが真であればパス
assert a

#③aが偽であればパス
assert a

そして、先ほどのtest_ruby.rbのテストを実行した結果が

$ ruby ruby_test.rb
Run options: --seed 35176

# Running:

. #←テストの進歩状況を表しています。(今回はテストメソッドが1個だけのためドットが一つだけ)

Finished in 0.000979s, 1021.4507 runs/s, 1021.4507 assertions/s. # テストの実行スピード
1 runs, 1 assertions, 0 failures, 0 errors, 0 skips

failuresとerrorsがどちらも0ならテストをパスしたことになります。
今回はテストにパスした例になりますが、次は失敗例をみてみましょう。

###●テストの実行結果、失敗例

test_ruby.rb
require 'minitest/autorun' 

class RubyTest < Minitest::Test
  def test_ruby
    assert_equal 'Ruby', 'ruby'.upcase # assert_equal 'Ruby'に変更
  end
end
$ ruby ruby_test.rb
Run options: --seed 18225

# Running:

F

Failure:
RubyTest#test_ruby [ruby_test.rb:5]: ←ruby_test.rb:5からruby_test.rbの5行目でテストが失敗していることが確認できる。
Expected: "Ruby" ←期待された結果
  Actual: "RUBY" ←実際の結果


rails test ruby_test.rb:4



Finished in 0.001320s, 757.5753 runs/s, 757.5753 assertions/s.
1 runs, 1 assertions, 1 failures, 0 errors, 0 skips

実行結果の説明をします。
今度はドットではなく、『F』に変わりましたが、これはFailureのFです。
その後は、どこで失敗したかが記載されています。

###●実行結果がエラーの場合

$ ruby ruby_test.rb
Run options: --seed 35712

# Running:

E 

Finished in 0.001649s, 606.4282 runs/s, 0.0000 assertions/s.

  1) Error:
RubyTest#test_ruby:
NoMethodError: undefined method `upcase' for nil:NilClass
Did you mean?  case
    ruby_test.rb:5:in `test_ruby'

1 runs, 0 assertions, 0 failures, 1 errors, 0 skips

今度は、『F』だったところが、Errorの『E』へと変わりました。

  1. Error:以降はエラー内容の詳細になります。

1 runs, 0 assertions, 0 failures, 1 errors, 0 skips
から、1件のエラーで終わったことが確認できました。

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