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Big Sur, Monterey, Ventura と Fink

Last updated at Posted at 2023-08-28

Fink は、macOS 用のパッケージ管理システムです。元となっているのは Debian の APT ですが、ラッパーである fink というコマンドを使います。

この Fink Project、公式には 2022 年から 10.X までの対応になっています。しかし、、、

Big Sur, Monterey, Ventura でも動作します。

Fink の特徴

Fink は、macOS のパッケージ管理システムです。Unix 系のソフトウェアをインストール・アンインストールを管理します。依存関係にあるパッケージもインストールします。

A というソフトウェアが libB の version 1 に依存していたとします。libB にversion 2 が出たとします。この場合、Fink では、libB.1.dylib と libB.2.dylib の両方を維持することができます。A が libB.2.dylib で動作するか検証されるまで、libB1.dylib にリンクしたものが使われます。

Fink では、どのライブラリにリンクされているかをすべてチェックして、エラーを防いでいます。

バイナリ配布?

Debian APT をベースとしているのであれば、バイナリのインストールができるのでしょうか?仕組みとしてはできるのですが、公式 Fink Project はバイナリ配布をやめてしまいました。

このため、現在はソースからビルドすることが主流になっています。

インストール方法

ターミナルで、作業ディレクトリに移動度、

% git clone https://github.com/fink/fink.git
% cd fink 
% ./bootstrap

この後、設定を聞かれるので、デフォルトでよければエンターを押していくだけです。これだけです。

ビルドが始まると、数十分かかります。

なお、PATH が通っていないので、~/.zprofile (bash の場合 ~/.profile など) に

. /opt/sw/bin/init.sh

と記述しておきましょう。こうすることで、ターミナルを開くたびに PATH を通してくれます。

インストールが終わったら、

% fink selfupdate
% fink update-all

しましょう。

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