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CEDEC 2014 - Unity5からその先の話

Last updated at Posted at 2015-03-26

CEDEC 2014 開催から半年ほど経過してしまいましたが
せっかくなので当時のレポートを公開しておこうと思います

概要

Unity 5ではダイナミックなGIや物理ベースライティングなどの大幅なグラフィックス機能、
刷新されたオーディオ機能など沢山の機能強化が成されていますが、Unityの進化はまだまだ続きます。
この講演では2014年に発表されたUnity 5の新機能の紹介から、Unity 5以降の機能をはじめ、
ユニティ・テクノロジーズがどのように開発者のためのエコシステムを強化していくのか、
開発者はどのようなメリットを得られるようになるのか、といったことを紹介します。

Unity5と技術の話

バグ修正の高速化

Issue Tracker

Patch Releases

物理ベースシェーダ+GI

New Audio System

  • Mixerが入った
  • Unity 5からはAudio SourceをAudio ListenerかMixerどちらに出すか選べるようになる
  • BGMかSEかなどのグループを選ぶ事ができる
  • ミキサーのトラックのレベルでミキシングできる
  • マスターボリュームのコントロールも可能

WebGL

  • プラグインレスでUnityが動作
  • 無料

IL2CPP

  • Mono・C#の利用するCLI(IL)を実行する、Mono VMに変わる新しいスクリプトバックエンド
  • C#やUnity ScriptをVMで実行する代わりに、C++に変換、コンパイルして実行
  • WebGLの場合はこのC++をさらにJavaScriptにコンパイルして実行
  • .NET/C#の資産はそのまま使える
  • 速い

IL2CPP Performance

  • マンデルブロ集合を動かしてC++やIL2cppで動かしてみた結果
環境 速度
Mono 32bit 約80ms
Mono 64bit 約70ms
IL2CPP 32bit 約30ms
IL2CPP 64bit 約30ms
Firefox 約40ms
Chrome 約60ms
Safari 約60ms
C++ 64bit 約30ms
  • C++ 64bitとIL2CPP 32bit、IL2CPP 64bitはほぼ同じ速度

C#5.0 & .NET4.5

  • ランタイムを載せ替える事で、移植の速度やプラットフォーム対応・メンテナンス難易度が低下
  • ライセンスに関する問題が解決
  • 晴れてC# & .NETのバージョンをアップグレード可能に(5.xサイクル)

  • Mute audioボタンがGameビューに追加されていた

フレームデバッガとマルチスレッドプロファイラ

PyhsX Update

  • 2.8.3 から 3.3
  • マルチコアサポート
  • 2X パフォーマンス
  • よりリアルな車体シミュレーション
  • 使い物になるCloth
  • GPU(GUDA)による布シミュレーション(5.x)
  • ただし変更も大きいので再調整が必要になる事も

他にも

  • AssetBundleの設定&ビルドの簡略化
  • 64bitエディタ
  • Mecanim Behaviourを含む大幅なアップデート

5以降の話

Unity Cloud Build

Unity Analytics

  • ゲームを配信したらプレイヤー数やセッションの増減、売上などを追跡可能に

Unity Ads

Everyplay

  • Everyplay

まとめ

  • Unityは開発支援から成功支援へ
  • 開発ツールの更なる投資
  • リリース後の活動支援
  • ファンベース共有

共同作業をよりよく

  • Unity5ではPrefabとシーンの持ち方を改善、衝突を解消
  • さらにテキストベースでないシーンマージツールを提供ちゃんと文脈を理解してマージ可能に
  • マルチシーン編集

  • i18nサポート

    • よりちゃんとしたIMEサポート
    • Windowsでの日本語ユーザー名・パス名での問題解消
    • 日本語が使えるMac MonoDevelop
  • 日本語エディタ

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