この記事の目的
- マネジメントって何ですか?
- 具体的に何をしたらいいですか?
といった質問を最近受けたので、意外と需要あるかと思い記事にしました。
出来る限り短く書いたので最後までみてもらえると喜びます。
Who are you
自分は2つの業界と3つの会社で約10年ほどマネジメントを経験してきました。
- 10名の新卒専任教育(半年を3回経験)
- 2~30名のマネジメント(転勤族だったので5店舗で経験)
- 500名の労働組合組織運営
- 20名のエンジニアマネージャー
マネジメントとは何か
与えられた資源で最大限の結果を出すための手法
manegeは 管理
と思う方も多いですが、「なんとかする」が正しい意味です。
もうちょっと細分化
下から順番に説明します。
人として基本的な感覚
例えば「すいません。身内で不幸があり...」という連絡を受けた時に
「大丈夫?」
という第一声がでるかどうかです。
意外と先に仕事の確認などをする人もいますが話す順番が違うだけでも印象が変わります。
信頼関係が成り立たないとパフォーマンスを上げるための行動なんてできませんし、
最悪の場合管理もできない無法地帯になることもあります。
まずは土台に信頼があります。
管理スキル
次に必ず管理スキルが求められます。
チームメンバーにそれぞれマイルストーンがあるはずなので、
- 達成できそうか?
- 達成できない場合はどのように対応するか?
といったことを管理できているかが求められます。
管理するためには各個人のスキルとアサインされているタスクの難易度の把握が最低限必要です。
パフォーマンスを底上げするスキル
以下は同列です。場面に応じて使い分けていく必要があります。
- 教育
- 整備(環境)
- 配置(適材適所)
教育
コーチングからティーチングまで幅広く。相手に合わせて。
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整備(環境)
例えば「技術的なスキルは高いが、顧客折衝が苦手」なAさんが顧客折衝の対応をしている時に
- さっと間に入ってフォローする
- そもそも顧客折衝しなくて済むように事前に必要な情報を揃える
などを行えるかどうか。
配置(適材適所)
整備と少し似ています。そもそものアサインを変更しましょう。
案件との相性もありますし、人と人なので相性も当然あります。
短期 ~ 長期的な視点で配置転換を必要に応じて行うことも重要な仕事です。
まとめ
組織や企業の運営は非常に複雑です。
初めてマネジメント職を経験するとその複雑さから矛盾を感じしんどくなることがあります。
組織の秩序のためにはプロセスを踏む必要がありますが、プロセスを重視し過ぎるとなかなか結果もついてこなかったりします。
また、結果の重圧に負けると管理ばかりに比重がいってしまい、いつの間にか「自分が嫌いだった上司」をなぞっているなんてこともあったり、プロセスを度外視した方法に出たりします。
ですが、大事なことは
部下と会社、この両方から信頼を勝ち取ること
これだけです。
そのためにまずは管理できている状態になる。
会社からの信頼をとれると予算(人/物/金/情報)を持ってこれるようになります。
そして、管理だけではなく対話を重ねて部下のパフォーマンスを上げることで、バランスの取れた良いチームになっていくのかなと思います。
(管理とパフォーマンスアップのバランスが難しいですが、try & errorを繰り返せば自ずと引き出しが増えると思います)
この記事が、これからマネジメントを初めて行うという方の一助になれれば幸いです。