こんにちは!
Tencent Cloudについて猛烈勉強中のひよっこエンジニアです。
今回は他クラウドでもよくある、CDN+ストレージサービスで静的なコンテンツを配置する構成をTencentCloudでも実装してみました!!
TencentCloudの特徴も最後の方にまとめてみましたので、参考にしていただけると嬉しいです!
構成
COS(Cloud Object Storage)設定
まずは、COSにコンテンツを配置します。
今回は画像を配置します。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
Region | Tokyo | |
Name | goro-13063xxxxxxxx | |
Access Permission | Private Read/Write | 今回はCDN経由なので、外部から直接見れないように設定します。 |
Versioning | バケットのバージョニング機能を有効にする場合はONに設定します。 | |
Loging | 有効にする場合は、事前にログを保管するバケットを作成しておく必要があります。 | |
Bucket Tag | タグを設定する場合は入力します。 | |
Server-side Encryption | サーバサイドでの暗号化を行う場合は設定します。 |
全ての項目を入力し、bucketを作成します。
問題なく、作成できたら対象の画像を配置します。
COSドキュメント:https://intl.cloud.tencent.com/jp/document/product/436
CDN設定
続いて、CDNの設定を行います。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
Region | Overseas | Overseas以外はICPの申請を行なっていないと利用できません |
Acceleration DomainName | 取得したドメインを入力 | 「Verification Method」で認証を行います。 ※DNS側でTXTレコードに出力されている情報を設定し、認証を行います。 |
Acceleration Type | Web Page file download |
次にOrigin Configurationの設定を行います。
項目 | 値 |
---|---|
Origin Type | Tencent Cloud COS Origin |
Origin-pull Protocol | HTTPS |
Origin address | 先ほど作成したCOS bucket |
Private bucket access | ON |
そのほかの設定についてはデフォルトに設定を行い、CDNを作成します。
無事作成できました!
CDNドキュメント:https://intl.cloud.tencent.com/jp/document/product/228
DNSPod設定
次にDNSPodの設定を行います。
DNSPodはコンソールが別になるため、下記リンクからログインします。
DNSPodコンソール:https://www.dnspod.com/
また、現在ドメインの購入はTencentCloud上からはできないので、個別で購入が必要になります。
今回はお名前.comで取得しました。
DNSPodのコンソールにログインできたら、取得したドメインを追加します。
CNAME、TXTレコードをそれぞれ入力します。
項目 | 値 | 備考 |
---|---|---|
CNAME | CDNの設定を行うと、CNAMEが発行されるのでその値を入力します。 | ※CDNマネジメントコンソールより、確認できます。 |
TXT | CDNの設定時に、ドメイン認証を行う際に発行された値を入力します。 |
また、ドメインを登録した際にNSレコードが2つ既に設定されているため、
ドメインを購入したネームサーバに登録が必要になります。
さいごに
今回は、TencentCloudでの静的コンテンツの配置を行いました。
AWSでの設定方法と比較しても、そこまで難しいものではない印象でした。
違いとしてあるとしたら、Tencent Cloudでは、まだドメインの購入までできないので、ドメインは別サイトで購入する必要がある程度かなと思います。
次回は認証付きURLの発行を行いたいと思います!