RPA化のメリット
・単純作業を自動化し、人はクリエイティブなことに時間を割くことができる。
・小規模な開発を行うことができる。
RPA化の注意事項(基本編)
・RPAは覚えさせたことしかできない(AIのように学習はしない)
・RPAはルール化されていない作業は得意ではない
・RPAは作業頻度、作業反復数、自動化率を掛け合わせて相当数にならないと、効果は表れない
・RPAは作り込みが過ぎると開発工数が増大し、保守が難しくなり、RPA化のメリットが小さくなる
RPA化の注意事項(障害編)
・RPA障害による事務ミスリスクを防ぐために、人によるコントロールを適切なタイミングで配置すること
・事務ミスリスク(可能性/影響規模)の大きい処理はRPAに実行させないこと
・障害時に、担当者によるリカバリーが可能となるよう体制を整えておくこと
・RPAを完全に信用してはいけない。
-人が誤った情報を入力すれば、誤った情報を出力したり、異常終了したり。
-利用アプリケーションのUIが変われば、RPAは画面を認識できず異常終了したり。
-取得するエクセルの項目が変われば、RPAは情報を正しく認識できず異常終了したり、誤った結果を出力したり。
RPA化の要求事項の引出し
・RPA化の動機と期待していることを聞き、要件定義に取込み、ユーザー満足度を高める
・RPAが得意な作業、不得意な作業を説明し、要件定義の前提を理解してもらう
・削減効果と開発規模/容易さどちらも基準を満たし、ユーザー/IT双方がWIN-WINの関係をつくる
・障害/事務ミスの責任の所在を説明して理解してもらい、事務ミスを防止するためのコントロールの設置をユーザーと検討する