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アウトプットのすすめ〜最強の勉強法〜

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はじめに

こんにちは!
勉強したい気持ちはあるけれど、具体的にどんな勉強をすればいいのかよくわからない...ってことあると思います。

そんなあなたに、アウトプットは最強の勉強法という記事を共有したいと思います!!

この記事を読み終わったら、すぐにでも実践してみてください。そう、今です!

インプットだけでは記憶に残らない

みなさん週報は書かれたことはありますか?

私も今毎週提出していますが、実際初めの方はうわぁ、めんどくせえって思ってました😫

「まあとりあえず出してとくか...なになに、今週自己学習した内容だって?」

...週報を書き始めてからふと私は気がつくのでした。

「...あれ、今週の勉強って結局なにを学んだんだっけ...」

そうです、正直に告白しましょう。悲しいことに今週学習したことをほとんど覚えていなかったことを知ってしまったのです。

名著、エンジニアの知的生産術の中で、面白い実験に関して言及されています。

1939年に、心理学者Spitzerが3,600人の小学生を対象にある記憶の実験を行いました。
被験者を3つのグループに分けて、テストを行います。

1つ目のグループは、教科書を1回だけ読む1回学習群です。
2つ目のグループは、教科書を4回繰り返して読む繰り返し学習群です。
3つ目のグループは、1回読んだ後に思い出せるだけ思い出して、それからもう一度読んで、また思い出せるだけ思いだすという学び方をした*思い出し練習群です。

結果はというと、1つ目のグループよりも2つ目のグループのほうが良かったことは言うまでもなく、重要なのはただ4回読むよりもアウトプットしながら読んだほうが結果が良かったということです。

ここまでの話だと、先程までの週報の話とあまり関連が持てないかもし、目新しい情報はないかもしれませんが、面白いのはここからです。

この3つのグループに、学習の後どれくらい覚えているか訪ねたところテストの結果に反比例して、1つ目のグループが一番自信があると答え、3つ目のグループは一番自信がないと答えました。

すなわち、インプットしかしなかったグループは自分が自信をなくす機会すらなかったのに対して、アウトプットをしたグループは、自分が思い出せないという事実を認識して、主観的な認識と客観的なズレを知ることができたのです。

改めて言えることは、人間は本を一周読んだだけではその内容はほとんど忘れてしまっているということです。
更に恐ろしいのは、自分が忘れたことを知らないということでしょう。

週報は、私にとってアウトプットの原体験となってくれました。無知を知ることができたことに、本当に感謝しています。

アウトプットのもらたすメリット

その分野の知識に関して詳細に知ることができる。

人になにかを教えるときには、説明をするためにあなたはその知識を整理する必要があるでしょう。
その整理する過程でなにか頭のなかでモヤモヤしていたものが、はっと視界が晴れたようにひらめくことがあります。

また、なにか記事を書いているときは間違った情報を伝えないように必死になって文献をあさります
こうした徹底した調査が、また自身勉強へとつながるのです。

間違って覚えていたことを認識できる

しかし、必死になって調べ上げたところで自分一人の力ではやはり限界もありますから有識者からご指摘をいただくこともあるでしょう。

やりましたね!アウトプットをしたことによって、自分の誤った認識を知ることができました!
ここで気づけなかった場合、もしかしたら一生間違って覚えていたかもしれません。(それはおおげさ?)

かの有名なエジソンは言いました。「私は失敗などしていないよ。1万通りのダメな方法を見つけただけだ。」

達成感を得られる

いま一歩アウトプットに踏み切れないあなたへ

まだ新人だし、技術力も未熟だからアウトプットするのにはまだ早い...
記事を見られるのは恥ずかしい...

こんな感じに思っている方、多いと思います。
私もこれ書いててすごく恥ずかしいです。😭

ここで、Twitterで定期的にバズってそうな話ですが、徒然草の第百五十段の現代語訳を引用します。
https://tsurezuregusa.com/150dan/

これから芸を身につけようとする人が、「下手くそなうちは、人に見られたら恥だ。人知れず猛特訓して上達してから芸を披露するのが格好良い」などと、よく勘違いしがちだ。こんな事を言う人が芸を身につけた例しは何一つとしてない。

下手くそなうちがチャンスです、どんどんアプトップしましょう!
アウトプットするのにはまだ早い...タイミングが来たら...と思ってるあなた、多分それ、一生来ません。
今やりましょう!今で!

アウトプットの様々な方法

今まで狭義のアウトプットの方法について語ってきましたが、アウトプットはこうした記事を投稿するだけに限りません。
以下の3つのアウトプットの方法をご紹介します。

  1. 写経
  2. テストをする
  3. 1冊の本をノートにまとめる

写経

写経とは、チュートリアルやサンプルコードを黙ってそのまま書き写す勉強法です!
たったそれだけ?と拍子抜けた感じの人もいるのではないでしょうか。

写経も立派なアウトプットの方法です。

ただただ丸うつしするだけなんて、非効率的だと思われるかもしれません。
しかし、私は以下の2つの点で写経が良いアウトプットの方法だと考えられます。

  1. 隅から隅まで理解できる
  2. エラーに遭遇できる

隅から隅まで理解できる

ただ読んでいるだけだと、なんとなく読み飛ばしてしまうような部分もあるかもしれません。
しかし、写経をしているときは別です。だって全てを書き写すんですから、必然的に見落とす箇所はなくなります。

しかも、プログラミングというのは頑固なものでちょっと大文字と小文字を間違えたりセミコロンを忘れたりしただけで動かなくなりますから、一字一句が見落とせません。

写経によって読んだ気になったという勘違いから逃れることができるでしょう。

エラーに遭遇できる

一つだけ断言できることがあります。ソースコードを丸写しするだけでも、必ずエラーが発生します😇

でもこれって素敵なことじゃないですか?
例えばあなたが漢字ドリルの書き写しをしているなら、書き順を間違っていても気づかせてくれないですかね🤔

また、エラーが発生したときのあなたの行動は決まっています。とにかくめちゃくちゃ調べますよね。

ほら、また新たな知識を得ることができました!

最後に、一つだけ大切なことを覚えておいてください。
写経のメリットについて語ってきましたが、言葉通りに*なにも考えてないでただ書き写してるだけでは効果が小さいです。

写経をしているときは「あ、このパターン前にも出てきた」「ここをちょっと変えてみたらどうなるんだろう」など考えながら行うことが効率がよいでしょう。

テストをする

例えば、テストをするという方法も効果的です。いわゆるテスト駆動学習(TDS)です。

テストとは、学生時代にやらされたあのテストです。

テストは、覚えたことを思い出そうとするので記憶の長期記憶に役立ちます。
また、インプットをしてから1週間後など、忘れかけたころにやるのが効果的です。

もし、自分でテストをするのはなかなかやる気が出ない、という方は資格試験を受けるのもおすすめです。
テスト用の問題は豊富にありますし、なによりお金を払って試験を受ける分勉強しなきゃいけない気持ちにさせてくれます。

1冊の本をノートにまとめる

あなたの好きな本を1冊手に取ってください。ジャンルは問いません。

そうしたら、時間をかけてじっくりその本を読み切りましょう。そして、その本の要約を書いてみてください。

この作業は、なかなか大変なものです。なぜなら要約を書くためには、自分の頭の中で整理して抽象化し、自分の言葉で書き出す必要があるからです。

初めのうちはたどたどしい感じになるかもしれません。でも、回数を重ねるごとに、ぐっとアプトップの質が向上するはずです。

終わりに

どうでしたか?
アウトプットのメリットとその方法についてお話しました!

最後に全体を通して伝えたいのは、インプットだけの学習法では覚えた気になっているだけで、アウトプットも含めて初めて効果があるということです!

ココまで読んでいていただき、ありがとうございました!

参考文献

リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
エンジニアの知的生産術 ―効率的に学び、整理し、アウトプットする

やる気がでないとき

Just Do It
https://www.youtube.com/watch?v=ZXsQAXx_ao0

こっちのほうがすき
https://www.youtube.com/watch?v=5-sfG8BV8wU

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