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【あなたの知らない世界シリーズ】UMLの依存の方向性は、こう覚える

Last updated at Posted at 2020-06-24

UMLの依存の方向性ってどうも良く分からない

お客様のところで、UMLのユースケース図のレビューをしていたときのこと。
ユースケース間のincludeの矢印の向きをどちらに向けて良いのか、
どうしても覚えられない様子。

だいたい、ソフトウェア開発している人は、矢印があると、
「データの流れる方向」か「実行する方から実行される方への方向」のどちらかだと
思っているようです(過去の自分も例外ではなく...)。

UMLの依存の矢印の向きは、UMLの表現方法を理解すれば、まず間違えなくなります。

UMLは言語だと再認識すれば、方向性も分かる

UMLは、そもそもが Unified Modeling Language で、言語です。
特に、英語をベースとしたモデル形式の言語なので、
S V O つまり、主語+動詞+目的語 がはっきりしています。

image.pngならば、
S:主語 = usecase01       V:動詞 = include        O:目的語 = Usecase02
であり、
Usecase01 は、 Usecase02 を インクルードする
という意味です。

ユースケースで使われる依存には、《include》の他に《extend》がありますが、
こちらは、「拡張する」をいう意味です。

ですから、
image.pngは、
S:主語 = usecase03       V:動詞 = extend        O:目的語 = Usecase01
usecase03 は、 usecase01 を 拡張する
という意味です。

分かってないときの あるある違和感

includeの時は、矢印の先のUsecaseの方が小さいことが多く、
extendの時は、矢印の先のUsecaseの方が大きいことが多く
なります。
大きいUsecaseと小さいUsecaseというUsecaseの大きさで、依存の矢印の方向を考えてしまうと、
間違えてしまいます。
image.png

最後に

依存の矢印は、ステレオタイプの《動詞》を見て、S V O ---> の方向に記述します。

image.png

これは、クラス図でも同じことなので、是非覚えておいてください。
image.png

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