4
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

【あなたの知らない世界シリーズ】UMLの依存の方向性は、こう覚える

Last updated at Posted at 2020-06-24

UMLの依存の方向性ってどうも良く分からない

お客様のところで、UMLのユースケース図のレビューをしていたときのこと。
ユースケース間のincludeの矢印の向きをどちらに向けて良いのか、
どうしても覚えられない様子。

だいたい、ソフトウェア開発している人は、矢印があると、
「データの流れる方向」か「実行する方から実行される方への方向」のどちらかだと
思っているようです(過去の自分も例外ではなく...)。

UMLの依存の矢印の向きは、UMLの表現方法を理解すれば、まず間違えなくなります。

#UMLは言語だと再認識すれば、方向性も分かる
UMLは、そもそもが Unified Modeling Language で、言語です。
特に、英語をベースとしたモデル形式の言語なので、
S V O つまり、主語+動詞+目的語 がはっきりしています。

image.pngならば、
S:主語 = usecase01       V:動詞 = include        O:目的語 = Usecase02
であり、
Usecase01 は、 Usecase02 を インクルードする
という意味です。

ユースケースで使われる依存には、《include》の他に《extend》がありますが、
こちらは、「拡張する」をいう意味です。

ですから、
image.pngは、
S:主語 = usecase03       V:動詞 = extend        O:目的語 = Usecase01
usecase03 は、 usecase01 を 拡張する
という意味です。

#分かってないときの あるある違和感
includeの時は、矢印の先のUsecaseの方が小さいことが多く、
extendの時は、矢印の先のUsecaseの方が大きいことが多く
なります。
大きいUsecaseと小さいUsecaseというUsecaseの大きさで、依存の矢印の方向を考えてしまうと、
間違えてしまいます。
image.png

#最後に
依存の矢印は、ステレオタイプの《動詞》を見て、S V O ---> の方向に記述します。

image.png

これは、クラス図でも同じことなので、是非覚えておいてください。
image.png

4
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?