はじめに
Windows11を買ってからの簡単な環境構築例の記事です。
パッケージマネージャーにはwingetを使用しています。
前提
インストールに使用するツールについて紹介します。
Terminal
Windows11で登場したターミナル。Windows11では標準で存在すると思いますので、これを使用して環境構築していきます。
Windows11以外では標準で存在しませんが、PowerShellやコマンドプロンプトなどで代用できますし、別途インストールできます。
スタートメニューを右クリックして、「Terminal」をクリックすると起動することができます。
winget
この記事で使うWindows11で標準で存在するパッケージマネージャー。
最近登場したMicrosoft公式のWindows用パッケージマネージャーでこれからメジャーになっていくと思われるので採用します。
こちらもWindows11以外では標準で存在しませんので入っていない場合は別途インストールしてください。
wingetがあるかを確認するには、以下のようなコマンドをTerminalで入力してバージョンが出てくればOKです。
winget --version
インストールするソフト
ここでは、Google Chrome、PowerShellの最新バージョン、Visual Studio Codeのインストール例を紹介していきます。
Google Chrome
まず買ってから、Microsoft Edgeを開いてGoogle Chromeをインストール、でもいいですが、先ほど述べたwingetでインストールすることができます。
スタートメニューを右クリックして、「Terminal」を開いて以下のようなコードを入力しましょう。
winget install -e --id Google.Chrome
※ eオプションはexactの省略で、入力したキーワードに完全一致するパッケージを指定するオプションです。主にidと併用します。
PowerShellの最新バージョン
標準で入っているPowerShellは古いバージョンなので、最新バージョンをインストールしておきましょう。
winget install -e --id Microsoft.PowerShell
先ほどと同様これでインストール自体はOKなのですが、TerminalでインストールしたPowerShellを使用するには、既定のプロファイルを変更する必要があります。
下の画像のように既定のプロファイルをWindows PowerShellからPowerShellに変更して保存しておいてください。
Visual Studio Code
こちらはGoogle Chromeと同様の手順でOKなのですが、フォルダやファイルを右クリックして「Codeで開く」を利用したい場合オプションを加える必要があります。
winget install vscode --override "/silent /mergetasks=""addcontextmenufiles,addcontextmenufolders"""
ちなみに、Windows11は右クリックメニューが変わって「その他のオプションを表示」を押さないと「Codeで開く」は出てきません。レジストリを編集するなどして昔の仕様に戻してもいいですが、Shiftを押しながら右クリックしても一発で「Codeで開く」は出せるので、ぜひご活用ください。
まとめ
Windows11での簡単な環境構築例をまとめてみました。他にもいろいろなソフトを入れたいという方は、基本的にはGoogle Chromeのようなやり方でOKなので調べてみてください。
参考文献
- winget.run
https://winget.run/ - Windows 10搭載PCを買ったら最初にやっておきたいこと【開発者編】
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20210622-1904714/2 - Windows: winget: wingetでオプション付きで、アプリをインストールする
https://zenn.dev/atsushifx/articles/winget-install_deep - winget で vscode をインストールする - proudust.github.io
https://proudust.github.io/20200726-winget-install-vscode/