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LMDE6に立てたsshd(tinySSHD)に接続するのが一筋縄でき行かなかったので備忘録です
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前提として、機能限定版のtinysshdは設定ファイルがありません。パスワードでのログインが不可能なので公開キーでの接続が必須ですが、パスワードでのログインができないので、ssh-copy-id で公開キーを送ることができません。設定ファイルが無いので公開キーを受けるときだけパスワードログインを可能にすることができないからです。
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さて、上記の前提での公開キーの登録手順は
- 接続元での公開キーの作成
- 公開キーを接続先に設定
- 暗号キーで接続先にログイン
と、なります。
2で、ssh-copy-idが使えないので、USBメモリ等で物理的に持っていくか、メール等のWEBサービスを使用することになりそうです。(今回はUSBメモリで持っていきました)
- ここまで行けば通常のsshdとして特に違和感なくつながる筈ですね
$ ssh -i /home/ayumi/.ssh/id_rsa ayu@eeepc901.local
ayu@eeepc901.local: Permission denied (publickey).
- 繋がりませんでした。
- 結果としては"RSA"がダメだったようです。
- ed25519を使用すると問題なく繋がりました。
$ ssh -i ./.ssh/id_ed25519 ayu@eeepc901.local
ayu@eeepc901:~$
- 参考までに、インストールされているtinysshdで以下のバージョンのです。
tinysshd/stable,now 20230101-1 i386
- さらっと結論まで書きましたが、情報がPermission errorだけなので、なかなか苦戦しました。
- まあ、tinysshdを使用する方も多くないと思いますが、現在非推奨のRSAを使い続けている所だと、あるバージョンから完全排除になった結果バージョンアップ直後から繋がらなくなるといったことはありえるので、早めに公開鍵暗号の方式変更を進めていったほうがいいかもしれませんね。