2021/01/06に開催されたRegional Scrum Gathering Tokyo 2021での発表です。
https://confengine.com/regional-scrum-gathering-tokyo-2021/proposal/14636/a-scrummaster-way-scrummasterway
チーム参加してきました
aslead Agile のチーム「オキザリス」にて参加してきました。
チーム7人で参加して、その場で実況しつつ、記事も作っています。
ScrumMasterWayとは?
3段階に分類される。
- レベル1「私のチーム」:チームレベルでファシリテーション、コーチを行う。
- レベル2「人間関係」:チームを超えて、高い視点で見る。POへのアドバイスや他チーム同士の会話を促すなど。システム的な視点
- レベル3「システム全体」:包括的な、いまいる世界を俯瞰する世界。その中で、アジャイルの原則に基づいて組織全体のレベルを引き上げる。
私のScrumMasterWay
ケーススタディ紹介。
レベル1でやったこと
本を読む、組織に導入する(苦労した)、自分のチームでとにかくやっている。
まずは自分がSMとしてふるまってみる。しかしそれで精いっぱい。正解を求めながらやっていた。原則が身についていないため、問題がなぜ起こるのか?頭を悩ませながら取り組んでいた。もともと開発メンバーだったため、PO等は開発チームに邪魔をしてくる存在、のように捉えていた部分もあり反省している。
レベル2でやったこと
スケーリング(LeSS導入)、PO・ステークホルダー支援、組織内の他チーム支援、組織外のチーム支援(副業)。
原則に対して理解が深まってきた。個別の問題がつながりシステムとして見れるようになった。守破離の「破」の段階。
レベル3(今ここ)
「トップをなくす」組織変更から1年…
チームによって自己管理レベルがばらばら。チームをまたいだ情報共有や問題解決が機能していなかった。
そこで、まずS@Sを学んでEATやってみたが不発。
エスカレーション体制がうまく作れず、問題を調査しても「ありません」の回答のみだったが、メンバーの声を1on1など通して聞き問題を熟考。
ふりかえりの中で「新体制は顧客価値最大化につながっているのか?」という話題が出た。そこをキーに今は活動している。
道は続く
全チームが顧客価値最大化に向けて、主体的に取り組む状態を目指している。
また、プロダクト横断の戦略もレベルアップさせる。
スクラムマスターのコミュニティも大事にしたい。
感想
スクラムマスターとしての歩みの、整然かつ赤裸々なトークでした。スクラム初心者でも、(もちろん地道な積み重ねは欠かせませんが)このように頑張れば道が開けそう!という希望を見せてもらえる内容でした。