Web会議の品質をリアルタイムで確認したい!
Cisco Webex や Microsoft Teams で Web 会議の調子が良くない・・・。
そんなときに原因を確認できるように、ThousandEyesの新しい機能 Automated Session Tests 機能を試してみました。
Automated Session Tests とは?
Endpoint Agent に設定されている端末から Cisco Webex, Zoom, Microsoft Teams で Web 会議を実施した場合、端末~宛先サーバ間の通信を識別・監視する機能です。
監視する端末とルールさえ事前に設定しておけば、Web 会議開始後自動で監視を開始することができます。
Autometion Session Tests 設定
ThousandEyes の Dashbord 画面サイドメニューの Endopoint Agents
> Test Settings
を選択します。
Test Settings
の画面から、Autometion Session Tests
タブを選択し、Add New Test
を選択します。
テストの登録画面が表示されるので、以下を設定します。
- Test Name
テスト一覧に表示される名前 - Target
監視する Application(Microxoft Teams, Cisco Webex, zoom)を選択 - Agents
テストを実行する端末を選択(初期設定時はすべての Endpoint Agent が選択)
設定が完了したら、最下部の Save Test
を押下すると設定が保存されます。
これでテストの登録が完了しました。
テストに登録した Web 会議(①)を登録した端末(③)で実施すると、自動で監視が始まります。
トラフィック確認
設定したテストが実際に動いているかどうかを確認します。
Dashbord 画面サイドメニューの Endopoint Agents
> Views
を選択します。
初期状態では Metric は Loss
が表示されており、Web 会議中のパケットロス平均値が表示されます。
グラフ上で任意の時間を選択すると、選択した時間帯のネットワークの状態を参照することができます。
今回は、Average Loss
が高く表示されている箇所を選択します。
結果を確認すると、東京都町田市にある my.meraki.net
という GW で 50% のパケットロスが検出されていることがわかります。
他の経路・宛先サーバに問題はないため、通信が問題なく通っているということもわかります。
このように問題がある箇所は赤く表示されるため、一目で問題個所を発見することができます。
宛先ノードの情報も確認できるので、どのサーバへアクセスしているのかリアルタイムに確認できるのは面白いですね。
さいごに
ThousandEyes 新機能の Autometion Session Tests を試してみました。
Web 会議で調子が悪いなーと思うタイミングで、また中身を見てみようと思います。
MS-Teams のテスト設定もしているのですが、私の端末では現状うまく動いていないので、また様子を見てみようと思います。
参考サイト