3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

# Microsoft Teams 障害を ThousandEyes 上で観測してみた

Last updated at Posted at 2022-07-28

Microsoft Teams 障害を ThousandEyes 上で観測してみた

7/21(木)に発生した Microsoft Teams の障害について、ThousandEyes で観測できたのでメモしておきます。
社内から「仕事にならない!!」と声を多数聞きながら、Dashbord を見ながらニンマリしてたのは秘密です・・・🤫

Enterprise Agents

Raspberry Pi 4 上で稼働している Enterprise Agent からの通信を確認してみます。
宛先 URL を指定し、5 分間隔で監視しています。
image.png
ダッシュボードを確認してみます。
HTTP Server からの応答を確認してみると、7/21(木) 10:20 - 10:25 JST の時間帯から HTTP Server からの応答がなくなっていることがわかります。
image.png
Network 経路情報を確認してみます。
障害発生時刻にパケットロスや経路障害は検出されていないことがわかります。
パケットロスが起きた場合はグラフのカウントが上がったり、障害を検知した箇所が経路上に赤く表示されます。
image.png

Endpoint Agents

2 台の PC 上で稼働している Endpoint Agents からの通信を確認します。
Enterprise Agents 同様に、宛先 URL を指定して 5 分間隔で監視しています。
image.png
HTTP Server からの応答を確認してみると、Enterprise Agents と同じように障害発生時刻以降、HTTP Server からの応答がなくなっていることがわかります。
また、Response として 500 Internal Server Error が返されていることがわかります。
image.png
この View Headers を選択すると、実際の HTTP Request / HTTP Response の Header 情報を確認することができます。
image.png
加えて、ローカルネットワークの問題も見られないことがわかります。
image.png

さいごに

「ThousandEyes はいいぞ!」という情報を見たり聞いたりすることはありますが、今までは「そうなんだ~」「確かに便利そうだな~」くらいの感覚でした。
今回のように実際に監視対象で障害が起きると、ネットワークが悪いのかサービスが悪いのかが GUI 上ですぐに確認することができ、製品・サービスの良さがダイレクトにわかって良いですね。
時事ネタでいい勉強になりました。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?