OSS版Difyを使用している場合、ワークスペース名を変更する方法について説明します。以下の手順は、ローカル環境やDocker環境でDifyを運用しているユーザー向けです。
データベースを直接修正する方法
この方法は、ローカル環境でDifyを使用している場合に適しています。
手順
- データベースに接続: PostgreSQLデータベースに接続します。
- SQLコマンドを実行: 次のSQLコマンドを使用してワークスペース名を変更します。
UPDATE tenants SET name = '新しいワークスペース名' WHERE id = 'ワークスペースのID';
ここで、'新しいワークスペース名'は変更したい名前、'ワークスペースのID'は変更対象のワークスペースのIDです。
Docker環境での変更方法
Dockerを使用している場合、以下の手順で変更できます。
手順
Dockerコンテナに接続: 次のコマンドでDockerコンテナに接続します。
docker compose exec db psql -h 127.0.0.1 -d dify -U postgres
SQLコマンドを実行: 次のSQLコマンドでワークスペース名を変更します。
UPDATE tenants SET name = '新しいワークスペース名' WHERE id = (SELECT id FROM tenants LIMIT 1);
または、特定のIDを指定することもできます。
変更を確認: 更新が成功したか確認するために、次のSQLコマンドを実行します。
SELECT * FROM tenants;
psqlセッションを終了: 作業が完了したら、\\qコマンドでpsqlセッションを終了します。
設定ファイルを変更する方法
Difyの設定ファイル(例: docker-compose.yaml)を編集することで、アプリケーションの設定を変更することも可能です。具体的には、APP_WEB_URLの項目を新しいワークスペース名に変更します。ただし、この方法は主にURLの変更に使用されます。
注意事項
データベースを直接操作する際は、バックアップを取ることをお勧めします。
Docker環境では、コンテナの再起動後に変更が反映されることがあります。