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無料で使えるIBM Cloudサービスの調べ方 (無料アカウント&従量課金アカウント編)

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皆さん、こんにちは。戸倉彩です。

今回はIBM Cloudの無料で使えるサービスの確認方法について解説していきます。

※本記事は2020年12月22日現在、IBMが提供しているIBM Cloudサービスに基づいて書かれた内容となります。事前の予告なしに変更されることがありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。

今回対象とするIBM Cloudのアカウントについて

  • ライトアカウント: IBM Cloudでは無料で作成できるアカウントをライトアカウントと呼んでいます。メールアドレスを一つご用意いただければ、クレジットカード登録なしで登録可能なアカウントです。
  • 従量課金アカウント: クレジットカード登録が必要なアカウント。従量課金アカウントにアップグレードすることで、価格設定されているサービスはもちろんのこと、無料でお試しいただけるサービスも提供されています。
    [Memo]
  • IBM Cloudのアカウントの種類に関して、より詳細な情報について知りたい場合は、公式のIBM Cloud資料「アカウント・タイプ」をご覧ください。

IBM Cloudの無料で使えるサービスを確認する方法

IBM Cloudアカウントをお持ちではない場合

ブラウザからIBM Cloudカタログサイトhttps://cloud.ibm.com/catalogへ直接アクセスする。
ライトアカウントの作成方法につきましては、過去に公開したQiita記事「「IBM Cloudをはじめました」無料ではじめられるライト・アカウント登録方法」も合わせて参考にしてください。

IBM Cloudアカウントをお持ちの場合

  1. ブラウザでIBM Cloudログインサイトhttps://cloud.ibm.com/loginへアクセスし、ログイン情報を入力する
  2. 画面上の[カタログ]メニューをクリックする

IBM Cloudカタログで調べる方法

  1. 左側の[サービス]メニューを選択する
  2. 左側のメニューを下にスクロールし、[価格プラン]を表示する
  3. 下記のいづれかにチェックを入れる
    • ライトアカウントの場合: [ライト]のみにチェックを入れる
    • 従量課金アカウントの場合: [無料]のみにチェックを入れる

[MEMO]
現在、IBM Cloud Foundry Publicは、 ライトアカウントの場合でのみ無料 でお使いいただけます。詳細につきましては公式ブログ「IBM Cloud Foundry Public無料枠の条件の更新・変更」をご確認ください。

IBM Cloudライトアカウントで使える無料サービス (41)

ここでは、IBM Cloudでだいたいどんな感じのサービスがあるかを分かりやすくお伝えするために、代表的なカテゴリごとに分けたかたちでサービスの一覧を共有していきたいと思います。サービスによって複数カテゴリに当てはまるものもあるため、実際のIBM Cloudカタログから検索した際に、別のカテゴリの検索結果として表示される可能性もあります。

[コンピュート]
* Cloud Foundry: 管理マルチテナントCloud Foundry環境でのアプリケーションの作成およびデプロイ

[データベース]
* Cloudant: Web、モバイル、IoT、サーバレスの各アプリケーションのための、拡張性の高井JSON文書データベース
* SQL Query: ANSI SQLを使用して、Cloud Object Storage内のデータの読み取り、分析、保管を行う
* Db2: エンタープライズ・クラスのDb2データベース・エンジンを実行する感染管理の高性能なリレーショナル・データ・ストア

[ストレージ]
* Cloud Object Storage: 非構造化データ向けに、柔軟で、コスト効率が高く、スケーラブルなクラウド、ストレージを提供

[コンテナ]
* Container Registry: コンテナ・イメージの保存とそれらの脆弱性のモニタをプライベート・レジストリ内で安全に行う

[AI/Machine Learning]
* Visual Recognition: 画像コンテンツに含まれる意味を検出するAPI ※2021年12月1日にサービス終了予定。公式アナウンスはこちら
* Text to Speech: テキストから自然な音声を合成するAPI
* Speech to Text: 低遅延、音声をテキストに書き起こしするAPI
* Language Translator: テキスト、文書、ウェブサイトなどを翻訳するAPI
* Natural Language Understanding: テキストを分析し、コンテンツから概念、エンティティ、感情などメタデータを抽出
* Watson Assistant: 任意のアプリケーション、デバイス、またはチャンネル内に会話型インターフェースを作成。チャットボットなど
* Watson Knowledge Catalog: 企業のデータをディスカバーし、カタログを作成してセキュアに共有
* Tone Analyzer: 言語分析による感情、社交性、文体の3種類のトーンを検出するAPI ※日本語未対応
* Discovery: コグニティブ検索、コンテンツ分析のエンジンをアプリケーションに追加
* Voice Agent with Watson: Watsonサービスを使用して電話で顧客と自然言語で直接対話するコグニティブ音声エージェントを作成
* Machine Learning: IBM Watson Machine Learning - よりスマートな意思決定を行い、難しい問題を解決し、ユーザーの結果を改善
* Watson Studio: 自前のデータを使用してAIのカスタム・モデルを作成
* Watson OpenScale: AIモデルの公平かつ説明可能になるようにする
* Knowledge Studio: 業界の知識をWatsonに学習
* Annotator for Clinical Data:テキストを分析して、医療コードや概念(疾患、検査値、投薬、医療手当など)を抽出
* Master Data Management: ベータ版 - IBM Cloud Pak for Data as a Service上で使用するとでデジタルツインを確立

[モバイル]
* Push Notifications: モバイル・アプリケーションとWebアプリケーションのための、拡張が容易で信頼性が高いプッシュ通知サービス

[IoT]
* Internet of Things Platform: IBM IoTのすべてのモノのハブ

[分析]
* IBM Cognos Dashboard Embedded: 強力で使いやすい可視化サービス
* Analytics Engine: HadoopおよびSparkの分析アプリケーションをデプロイするための柔軟なフレームワーク
* Streaming Analytics: リアルタイムのデータ・ソースから到達するデータの取り込み、分析、モニター

[インテグレーション]
* API Connect: APIの作成、管理、強制、および実行
* App Connect: アプリケーションの接続、タスクの自動化、および生産性の向上
* Event Streams: Apache Kafkaを使用してビルドされた高スループットのメッセージ・バス
* MQ: クラウドでホストされるエンタープライズ・グレードのメッセージング

[Developer Tools]
* Toolchain: DevOpsベスト・プラクティスを使用したビルド、テスト、および配信
* API Gateway: IBM Cloudのリソースに支えられたAPIプロキシとカスタムAPIの作成、保護、共有を行うための開発者に重点を置いたソリューション
* Continuous Delivery: DevOpsのベスト・プラクティスを利用して、ビルド、テスト、提出行う
* Schematics: コードとしてインフラストラクチャーを有効にし、IBM CloudサービスとTerraformの管理を自動化

[セキュリティ]
* App ID: アプリケーションのユーザー認証とユーザー・プロファイル

[ログングとモニタリング]

* IBM Cloud Activity Tracker with LogDNA: LogDNAによりIBM Cloud Activity Trackerで発生するイベント収集と検索
* IBM Log Analysis with LogDNA: LogDNAによりIBM Log Analysisi用のログ収集およびログ検索を可能にする
* IBM Cloud Monitoring with Sysdig: 使用中のインフラストラクチャおよびアプリケーションのパフォーマンスと正常性について可視化

[サード・パーティ]
* Raxak Protect
* VPC+ Cloud Migration

IBM Cloud 従量課金アカウントで使える無料サービス (114)

従量課金アカウントを使用することで、上記でご紹介したCloud Foundryを除いたライトアカウントで使用できるサービスに加えて、より多くのサービスを試すことができます。例えば、IBM Cloud Kubernetes Serviceなどのクラウドネイティブ開発に役立つサービスに触れることもできます。

繰り返しとなりますが、実際にお使いいただく前や使用いただく場合には必ず公式サイトを適宜ご確認ください。

参考情報

今回は以上となります。

Have a nice Geek Life♪
※Twitterで最新情報配信中 @ayatokura

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