皆さん、こんにちは。戸倉彩です。
VS Codeファンの皆さま、大変お待たせいたしました!
本日、2019年12月18日(水)は、記念すべき初めての**「VS Code Meetup #1」をコミュニティ立ち上げイベントを開催いたしました!!
今回は、2015年4月29日にVS Codeが発表されてから、皆さんと一緒にVS Codeを大切に見守ってきた熱い想いを込めて「VS Code 変遷と今後の展望」**セッションを発表させていただいた内容のサマリーをお届けいたします。
VS Code Meetupとは
有志によって運営している強力かつ軽量なオープンソースのコードエディター「Visual Studio Code」のユーザーコミュニティです。ご興味のある方は、connpassでグループを作成しましたのでご参加ください。今後は分科会や地方展開も検討したいと思いますので、お気軽に運営メンバーにお声がけください。
https://vscode.connpass.com/
エディタとは
皆さんはどのようにエディタと向き合っていますか?ワタシ自身は下記の3つが理想的なエディタだと考えています。
- 誰でもできる
- どこでも使える
- やりたいことに集中したい
エディタ選び
メールを読むためのツールやデバイスを選ぶのと同様に、エディタもシンプルに**「お試しで使ってみて相性の良いもの」**を見つけて利用するのが良いと思います。コードを書く人は、キーボードを利用したり、必要に応じて開発ツールをインストール環境が望ましいため、スマホやタブレットではなくデスクトップ環境で活用できるエディタを使ってみましょう。
ワタシがVS Codeをオススメし続ける理由
**「初心者から経験者にも役立つ」**ということに限ります。
ここでいう初心者というのは、エディタ自体はもちろんのこと、さまざまなテクノロジーの初学者の手助けになる拡張機能が豊富に用意されているVS Codeであれば、心が折れそうになりがちな不得意分野のテクノロジーとも前向きに取り組むことを小難しい設定などを介さずに支援してくれます。
気になる日本語化について
2015年から変わらない...VS Codeの日本語化問題について。
VS Code自体は日本語で利用することが可能です。しかしながら、VS Codeに関する最新情報や技術情報は基本的に英語で提供されています。現時点では、これらは日本語になる予定が明らかになっていないため、コミュニティを通じて皆さんと一緒に改善していければと考えています。まずは日本語情報は #vscodejp ハッシュタグをつけて情報発信していただけると幸いです。
- 公式サイト https://code.visualstudio.com/
- 公式Twitterアカウント @code
- リリースノート https://code.visualstudio.com/updates/
VS Code快適生活でいろいろ振り返る
日本語の公式情報が限られている中、ワタシはVS Codeを活用して学んだことをシェアするプラットフォームとして技術評論社の月刊誌**「Software Design」** に 「VS Code快適生活」 連載記事を寄稿することを選びました。毎月バージョンアップが行われるVS Codeを題材に、新機能や動向について情報をまとめていくのは必ずしも容易ではありませんが、たくさんの読者の方々、そして出版関係者の方々に応援いただき、今でも継続させていただいています。毎月、技術雑誌とは思えないくらいキュートな猫が愛らしいポーズで表紙を飾っており、ついつい表紙買いしたくなるエンジニアさんもいるとか、いないとか。
2019年で印象に残った機能は下記の通りです。
- Visual Studio Live Share (リアルタイムの共同開発)
- Visual Studio Online
- Visual Studio IntelliCode (AI支援付き開発機能)
- リモート開発機能(SSH/Windows Subsystem for Linux/Containers)
- Visual Studio Codeアイコン変更
アナタにオススメのVS Code
さてさて、皆さんのパソコンにインストールされているVS Codeは何色ですか?VS CodeにはいろいろなBuildが存在しています。ここでは代表的なものを紹介しておきます。それぞれ同じマシンに同居させることが可能なので、目的に応じてお好みでインストールして利用してみてください。VS Codeアイコンのロゴの色で各Buildを区別しやすいようになっていますので、Dockなどにアイコンが並んだ時に視覚的にも分かりやすく、間違えて操作することが防げます。
- VS Code Stable Build マイクロソフトのVS Code 公式サイトから提供されている定番の安定版 (青色のVS Codeアイコン)
- VS Code Insiders Build 一歩先に機能を試したい場合のベータ版。こちらもマイクロソフトのVS Code Insiders ダウンロードサイトから入手可。 (緑色のVS Codeアイコン)
- VS Code Exploration Build 最新Electronを搭載したさらに一歩先に機能を試したい場合の探検版 (オレンジ色のVS Codeアイコン)
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VS Code - OSS オレオレVS Codeをビルドしたい方にオススメのOSS版。GitHubのVS Code リポジトリに丸っとソースコードが公開されています。 (独自アイコン)
クリスマスシーズンの「今」限定の機能ご紹介
クリスマスシーズンに突入しました。VS Codeチームは今年も期待通りにクリスマス気分を味わえるスペシャル機能を私たちにプレゼントしてくれました!ぜひお試しください。そして周りに知らない方がいたら、教えてあげてください。
- VS Code Insiders版をダウンロードする。すでにダウンロード済みの人は最新バージョンにアップデートする。
- VS Code Insidersを起動し、画面左下の「管理」アイコンをチェックする。クリスマス仕様になっていたらOK。
Have a nice Geek Life and Happy Holidays♪
※Twitterで最新情報配信中 @ayatokura