はじめに
2023年の応用情報技術者試験秋期を受け、合格することができたので、自分がやった勉強法を残そうと思います。
点数はギリギリでした...😓
- 午前試験:60点
- ストラテジ系:13.75点(55%)/ 25.00点
- マネジメント系:7.50点(60%)/ 12.50点
- テクノロジ系:38.75点(62%)/ 62.50点
- 午後試験:64点
- 問1:情報セキュリティ
- 問3:プログラミング
- 問4:システムアーキテクチャ
- 問8:情報システム
- 問11:システム監査
バックグラウンド
- 大学3年👩🎓
- 情報系よりの文系📚
データ分析系の授業を取っていたのでグラフや機械学習は少し知っていました。
2進数の計算・論理演算は授業で習いましたが、やり方は覚えてなかったです。 - プログラミング経験あり💻
基本構文は知っていて、paizaでBランクでした。
インフラは全くわかりません。
受験までの流れ
私の場合は、ipaの資格を順番に取っていきました
- 2023年1月 ITパスポートの勉強を始める
- 2023年4月 ITパスポート 合格🥉
- 総合評価点:790点 / 1000点
- ストラテジ系:715点
- マネジメント系:815点
- テクノロジ系:800点
- 総合評価点:790点 / 1000点
- 2023年8月 基本情報処理技術者 合格🥈
- 科目A評価点:845点 / 1000点
- 科目B評価点:805点 / 1000点
- 2023年10月 応用情報技術者 受験🥇
資格の勉強を始めてから、応用情報を受けるまでは約10か月かかりました。
今思えば、ITパスポートを受けずに、基本情報技術者試験からでも良かったと少し後悔しています。
ITパスポートはほとんど暗記で、プログラミングは基本構文しか出ませんでした。
基本情報技術者では、科目A(午前)はITパスポートとほとんど同じ問題、科目B(午後)はITパスポートより難しいテック系の問題が出ました。
応用情報技術者まで受けようと思っている人は、お金と時間の無駄なのでITパスポートは飛ばして、基本情報技術者から受けることをおすすめします!
いきなり応用情報技術者を受けてもいいと思いますが、基本情報技術者で試験慣れすると良い気がします。
勉強期間
勉強期間はITパスポートの勉強も含めると10か月間です。
ITパスポートまでは約3か月半、ITパスポートから基本情報技術者までは約4か月、基本情報技術者から応用情報技術者までは約2か月半です。
2-3時間を週4日ぐらいで、大学のテスト期間は資格の勉強を一切していませんでした。
勉強方法
どの試験でも、「テキストを1周して覚える → 過去問を解く」 という方法で取り組みました。
ITパスポート
基本的に暗記ですが、特にマネジメント系は問題数が少なく、テキストに書いていることがほとんどなので、暗記して高得点を狙えます。
アルファベットの単語が多いので、何の頭文字かある程度覚えておくと便利です。そうすることで、試験で知らない単語が出てきても、ある程度は予測して答えることができます。
例えば、
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最後が「M」はmenagementを意味する単語が多い → 何かを管理するという意味
- CRM : Customer Relationship Management
- SCM : Supply Chain Management
- SLM : Service Level Management
- BPM : Business Process Management
-
最後が「P」はprotocolを意味する単語が多い
- POP : Post Office Protocol
- IMAP : Internet Message Access Protocol
- SMTP : Simple Mail Transfer Protocol
- NTP : Network Time Protocol
-
「S」はsystem・service・softwareを意味することが多い → 何かのシステム・サービス
- OS : Operating System
- DNS : Domain Name System
- SoE : Systems of Engagement
- SoR : Systems of Record
- SLA : Service Level Agreement
- SLM : Service Level Management
- OSS : Open Source Software
-
「C」はcomputer・customerを意味することが多い
- CRM : Customer Relationship Management
- CAD : Computer Aided Design
- CAM : Computer Aided Menufacturing
-
「〇 aa S」は〇 as a Service
- IaaS : Infrastructure as a Service
- PaaS : Platform as a Service
- SaaS : Software as a Service
- DaaS : Desktop as a Service
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「K」はkeyを意味することが多い
- KPI: Key Performance Indicator
使用した参考書・サイト
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いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書
覚える事と問題がセットになったテキストです。
私はこのテキストに書いてある事をノートに写して覚えていました。 -
かんたん合格 ITパスポート過去問題集
テキストを終わらせた後に、これで一通り過去問を解きました。
基本情報技術者試験
科目A(午前)はITパスポートとほとんど同じです。
科目B(午後)はITパスポートよりは難しいですが、ソートなどのアルゴリズムや木構造をプログラミングで実装する方法を押さえていれば解けると思います。
使用した参考書・サイト
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栢木先生の基本情報技術者教室
テキストと問題集が1つになっています。テキストの内容は、ITパスポートとほとんど一緒だったので、知らないところだけをノートに書いて覚えました。 -
かんたん合格 基本情報技術者予想問題集
科目A・B両方の問題が載っています。 -
基本情報技術者 過去問道場
テキストが終わった後は、ずっと過去問道場をしていました。科目Bはテキストの予想問題集で解いたときに簡単だと感じたので、過去問は解きませんでした。
応用情報技術者
応用情報技術者は前の2つの試験とは違って試験実施日が決まっているので、計画的に勉強しましょう。
ITパスポートから基本情報技術者はあまり差が感じられませんでしたが、基本情報技術者と応用情報技術者は午前も午後も段違いに難しかったです。
基本情報技術者で午前問題が簡単でも、応用情報技術者の午前試験をそのままの知識で挑むのはかなり難しいと思います。 現に私は合格最低点でした。
特に、午後試験は実務で問題が発生した際にどのように対処すべきかを聞かれている問題が多く、実務経験のない学生(私も含め)には解きにくいと感じると思います。
実務経験のない人には、情報セキュリティを完璧にすること・システム監査を選択することをおすすめします。また、プログラミングは経験者には簡単だと思うのでおすすめです。
また、午後試験は11問中5問で、問1の情報セキュリティは必修、4問は選択ですが、情報セキュリティ以外に6問は答えられるように準備しておいた方が良いと思いました。
私の場合、予定では
- 問1:情報セキュリティ
- 問3:プログラミング
- 問5:ネットワーク
- 問10:サービスマネジメント
- 問11:システム監査
を解くつもりでしたが、ネットワークで見たことのないCLIが出てきた、サービスマネジメントの問題文が長くて分かりにくかったので、途中から違う問題に変え、
- 問1:情報セキュリティ
- 問3:プログラミング
- 問4:システムアーキテクチャ
- 問8:情報システム
- 問11:システム監査
の回答で提出しました。
採点される問題は回答用紙の最初のページに丸を付けて提出した問題になるので、途中で回答する問題を変えた際に忘れないようにしましょう。 私は、終了間際に気づき、かなり慌てました。
使用した参考書・サイト
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キタミ式イラスIT塾 応用情報技術者
内容は基本情報技術者の科目A(午前)とほとんど一緒です。イラストが多いのでわかりやすいですが、これだけの知識で試験に挑むのは危険だと思います。実際、私は午前試験が60点でギリギリでした。 -
出るとこだけ!応用情報技術者[午後]
問題だけでなく、問題を解くうえで覚えておいた方が良いことや、おすすめの問題も書かれていて分かりやすかったです。
ただ、午後問題は試験ごとに問題が違うので、これを完璧にしても絶対に合格できるとは言い切れないです。
まとめ
「試験範囲の内容を覚える → 過去問を繰り返し解く」 ことで合格できると思います。
応用情報技術者は他の資格試験よりも難しかったですが、理系でなくても勉強すれば受かります!
応用情報技術者を合格すると上位資格の午前試験が2年間免除されるみたいなので、上位資格に挑戦してみようと思いました。
Enjoy 資格獲得!