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【AppSheet】忘れ物は届いてないですか?みんなで共有【簡単にアプリ作成】

Last updated at Posted at 2024-06-09

【 AppSheetで 】忘れ物は届いてないですか?にすぐに対応できるアプリ

こんにちは!

今回はAppSheetを使用して、お客様からの「忘れ物届いてないですか?」にすぐに対応できるアプリを作成しました!

さっきまで履いてたこどもの靴がない!どこに落とした!
といって来た道を戻り、見つけられず延々と探し、店員さんと右往左往したここ最近の出来事から思いついたアプリです。
(ちなみに靴は見つけられず新たに購入したのでした…)
こどもってなぜか片方の靴だけ落とすんですよね。
お気に入りのおもちゃとか。

          image.png

完成品 

アプリの動き方

033f3c202e96b019dcc500f0ac630cf2.gif

記載内容

落とし物の
・日時
・落とし物の品名
・特徴
・どこで保管しているか?
・落とし物の写真

以上の情報が記載されています。

確認するだけではなく、落とし物を見つけた人は自分で追加することもできます。
そのほかに、無事お渡しできた時は情報を削除できるようになっています。

作成方法

使用ツール

AppSheet
●AppSheetは、コーディング不要でビジネス向けのカスタムアプリを作成できるプラットフォームです。スプレッドシートやデータベースからデータを取得し、モバイルに最適化されたアプリを素早く作成できます。

作成手順

①Google spreadsheetにアプリに記載することを用意する。
image.png

②ツールバーの拡張機能をクリック
スクリーンショット 2024-06-09 003226.png

③拡張機能から“AppSheet”をクリック→“アプリを作成”をクリック

スクリーンショット 2024-06-09 004150.png

④自動でここまで飛びますが…
写真を投稿できるようにしたいのでData→“写真”のTYPEをimegeに変更します。

スクリーンショット 2024-06-09 004435.png

⑤Views→tablを選択。
スクリーンショット 2024-06-09 004811.png

⑥あとは自動的に作成してくれます。
スクリーンショット 2024-06-09 005308.png

⑦上の画像の+(プラス)ボタンをタップすれば新しい落とし物を入力することもできます。
スクリーンショット 2024-06-09 005450.png

写真も投稿できるようになっているので、落とし物も確認しやすいかと思います。

カメラマークを押すとスマホのカメラが起動され、撮影→自動でアップロードできます。
スクリーンショット 2024-06-09 212428.png

使用目的と作成した背景

使用目的

このアプリを使えば
店舗従業員は何の落とし物がどこに届いているかリアルタイムで確認でき、どこに保管されているかを関連部署にそれぞれ聞く手間がなくなります。
落とし主(お客さま)はどの店員に聞いても迅速に落とし物がないか知ることができます。

作成した背景

わたしはワンフロアのそこまで広くないスーパーの店員なので自分で使用するか?
と言えばきっと今の店舗ではしないだろうなぁとは思いますが、真価を発揮してくれるだろう場所は大型商業施設だと思います。

大型商業施設ならいろいろな場所でいろいろな落としものが毎日あると思います。
その落とし物はきっと、店舗の特定の場所で保管をしているのでしょう。
しかし、それはリアルタイムなのでしょうか?

落とし物あったけれど広い店内、該当部署に運ぶまで時差が生じると思うのです。

今忙しいから後で、とはならないんでしょうか?

そして落とし主はどこで無くしたか分からず、早く見つけたいと思っているはずです。

わざわざ店員に聞くほど大事なもので心底困っているのではないでしょうか?

そこで、「いや~担当じゃないんで。サービスカウンターに行ってください」
なんてたらい回すような冷たい対応をされたら二度と買い物に行きたくないですよね。

お客さまをお待たせさせず、落とし物がないか調べて安心させてあげる。

ほんの小さなことですがこれも小売業の立派なサービスだと考えます。

店舗で使用してもらいました

せっかく作ったアプリなので上司や同僚に使い勝手も聞くことに。

「落とし物届いてませんか?アプリ作ってみました!
落とし物ないか聞きに来るお客さまってよっぽど大事な物か必要な物なんだと思います。GMS(大型商業施設)で使ってもらえたら階層も部門も違う人が共有できて、お客さまも早く見つけれていいと思って。」
と前置きをし、一緒にアプリを触りながら見てもらいました。

上司(店長)

・どこまで情報を開示するか基準を作った方がいい。免許証の写真は載せない、とか。
・お客さまが取りにこられて “今保管場所まで向かってますよ” を教えるボタンがあったら更にお客さまをお待たせすることなく待ち受けることもできるよね。
冷蔵保管してる忘れ物もバックヤードの冷蔵庫に取りに行くだけでも時間がかかるから先に取りに行く時間も欲しいし。
・忘れ物に財布の記載があった場合の取り扱いが心配。
万が一、従業員が落とし主のフリして取りに来るかも。大きい店なら顔と名前一致しない人もいそうじゃない?
・個人情報が漏れないように開示の基準を作って、お客さま取りに向かってるよボタンがあれば完璧!

と言ってもらえました!
さずが店長、お客さま目線がすご過ぎです。

上司(エリアチーフ)

・すごくいいね!自分はGMS出身だから この落とし物を預かってそうな部署にあっちこっち電話をかけて確認する大変さはよく分かる。
・実はお待たせ過ぎて怒らせた経験も。
・むしろなぜ今まで無かったんだ!

同僚(他部門チーフ)

・使いやすくて広い店なら重宝しそう。
・( チェック入れたときに英語で表記出ちゃうんだけどどう思う?)
自分より上の世代は英語キビしいかもしれないけど、最初に説明受ければ問題ない範囲だと思います。

おおむね好評な評価をいただくことができました!

個人情報保護の観点からどこまで情報を載せるか検討が必要ですがアップデートをして会社で使用できる日がきたら良いなと思います。

         スクリーンショット 2024-06-09 214711.png

最後に

自分の業務が楽になるよう改善することも大事ですが、お客さまへのサービスの充実にも目を向けていくことを忘れないようにしようと初心に戻ることができました。

仕事が休みの日はわたしもサービスを受ける側になるのでお客としてどんなサービスがうれしいか?も考えていこうと思います。

それが会社の強みになるのかな、と思います。

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