1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

【基本】ネットワーク用語

Last updated at Posted at 2021-06-22

はじめに

作業中にインターネットが使えなくて困ったことがあり
インフラ・ネットワークの基本を勉強中です。
間違い、補足が有りましたら、指摘していただけると幸いです。

IPアドレス(Internet Protocol address)

機器に割り振られるネットワーク上の住所のこと。

  • 構成
    サブネットマスクによって定義されている、
    機器を表すホスト部(ホストアドレス)と
    ネットワークを表すネットワーク部(ネットワークアドレス)がある。

  • サイズ
    IPv4: 32ビット 4バイト
    IPv6: 128ビット 16バイト

  • グローバルIPアドレス
    インターネット上で使用するIPアドレスのこと。
    インターネット全体でユニークでなければならない。

  • プライベートIPアドレス 
    LANの中でのみ使用できるIPアドレスのこと。
    LANの中でユニークでなければならない。
    予約されているIPアドレスは以下の通り
    10.0.0.0~10.255.255.255(最大約1677万台)
    172.16.0.0~172.31.255.255(最大65535台)
    192.168.0.0~192.168.255.255(最大255台×256ネットワーク)

MACアドレス(MAC Address)

ネットワークカードや無線LANチップなどの
ネットワーク接続装置ごとに割り当てられる固有の番号のこと。

データリンク層(Layer2)のプロトコルで使用されるアドレスで、
物理アドレス(physical address)とも呼ばれる。

ブロードキャストアドレス(broadcast address)

ネットワーク内のすべての機器にデータを一斉配信するためのアドレス。

ブロードキャストアドレスを指定してデータを送ると
ネットワーク内のすべての機器にデータが配信される。

サブネット(subnetwork)

分割したネットワークのこと。

ネットワークを分割することを
サブネット化/サブネッティング(subnetting)と呼ぶ。

サブネットマスク(subnet mask)

IPアドレスのホスト部とネットワーク部の長さの配分を定義する数値のこと。
IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで
ネットワークの範囲(サブネット)を指定することができる。


サブネットマスク(2進数)の

  • 1の部分がネットワークアドレス
  • 0の部分がホストアドレス

ネットワークの範囲の

  • 先頭のアドレスはネットワークアドレス
  • 末尾のアドレスはブロードキャストアドレス
  • 先頭と末尾を除いた残りのアドレスはホストアドレス

なので
接続可能な機器の台数は
[ネットワークの範囲 - 2] となる。


(例)

10進数 2進数
サブネットマスク 255.255.255.0 11111111.11111111.11111111.00000000
IPアドレス 192.168.0.0 11000000.10101000.00000000.00000000

この例のネットワークの場合、
サブネットマスクの前半の3バイト255.255.255.に対応する
IPアドレス192.168.0.までがネットワークアドレス。
サブネットマスクの後半の1バイト0に対応する
IPアドレス0までがホストアドレス。

IPアドレス 割り当て
192.168.1.0 ネットワークアドレス
192.168.1.255 ブロードキャストアドレス
192.168.1.1~254 ホストアドレス

先頭の192.168.1.0がネットワークアドレス、
末尾の192.168.1.255がブロードキャストアドレス、
残りの192.168.1.1~254がホストアドレスとなり、
最大254台の機器を接続できる。

ゲートウェイ

通信プロトコルが異なるネットワーク間の通信を中継する機器、ソフトウェアなどのこと。

LANとWANの境界に置かれることが多い。
家庭内LANではルーターが役割を果たすことが多い。

通信相手の経路がわからない場合はデフォルトゲートウェイと呼ばれる
上位のゲートウェイにデータを送信する。

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)

新しくネットワークに接続した機器に
IPアドレスを自動で割り振るための通信規約。

DHCPの機能を提供するのはDHCPサーバーと呼ばれる。
IPアドレスを受け取る側がDHCPクライアントと呼ばれる。

DHCPサーバーがDHCPクライアントに通知する設定情報には

  • DHCPクライアントに割り振られるIPアドレス
  • 上記IPアドレスのサブネットマスク
  • デフォルトゲートウェイのIPアドレス

などがある。

家庭では主に
ブロードバンドルーターやWi-FiルーターがDHCPサーバーの役割を果たす。
企業の接続機器が多いネットワークでは専用のDHCPサーバーがある場合もある。

メリット デメリット
人が手動でIPアドレスを設定する手間が省ける たまにIPアドレスが変わることがある
IPアドレスの重複を避ける事ができる

通信疎通確認コマンド

Linuxの場合
$ ping <IPアドレス or URL>
Windowsの場合
C:¥> ping <IPアドレス or URL>

指定したIPアドレスもしくはURLの機器に対して通信の疎通確認を行う。
通信に成功した場合は通信にかかった速度などが表示される。
通信に失敗した場合はタイムアウトになる。

ネットワーク環境確認設定コマンド

Linuxの場合
$ ifconfig
Windowsの場合
C:¥> ipconfig

現在のネットワーク環境の確認・設定のためのコマンド。
オプション無しで

  • IPアドレス
  • サブネットマスク
  • デフォルトゲートウェイ

などの確認ができる。

オプションをつけて
IPアドレスの再設定などもできる。

参考サイト・書籍

IT用語辞典 e-words
イラスト図解でよくわかる ITインフラの基礎知識

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?