About "Japan AWS Jr. Champions"
2023 Japan AWS Jr. Champions Advent Calendar 第 22 夜の記事です。
はじめに
こんにちは!PSA (Partner Solutions Architect) の Yukki です。アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社にて AWSパートナー企業様の技術支援や、育成支援を行っています。そして、このAdvent Calendarのテーマである Japan AWS Jr. Champions の立ち上げから運営リードをしています。今回は Japan AWS Jr. Champions (以下、Jr. Champions) についてお話ししたいと思います。
背景
クラウドの利用が当たり前になる中で、若手エンジニアが初めからにクラウドに取り組むことが重要となりました。アップデートの早いクラウドは、入社後早い内にでクラウドを当たり前とすることで、その後の成長スピードが飛躍的に高まっていきます。というのは、公式ブログでも書いたので、これくらいに。率直に書くと、AWS に情熱を持ち、学ぶ意欲が高い若手エンジニアが活躍し成長できる場を作りたいというのが創設の背景です。そしてこの環境から、次のステップに踏み出す支援をすることが Jr. Champions コミュニティの意義だと思っています。いろいろな意見はあると思いますが、Jr. Champions は選出された後のコミュニティ活動に重点を置いています。じゃぁ何をやってきたの?というところに関しては、この Advent Calendar 内他記事でも投稿いただいているので、ぜひご参照ください。
Jr. Champions のすごいところ
2023 年度は各社より 82 名が選出され、初代 Jr. Champions として活動しています。制度が新設されたばかりのため、事例・実績はありませんでした。その中で、初代の皆さんが自ら Jr. Champions として道を切り開いています。元々、若手エンジニアの目標となり、アウトプットを通じて周囲を引っ張っていってほしいという思いがありましたが、実際の活動はそれを遙かに超えています。皆さん本当にありがとうございます。そこで、星の数ほど素晴らしい行動がある中、断腸の思いで選んだ 3 つのポイントを紹介させてください。
1. アウトプット
Jr. Champions の皆さんには、Jr. Champions として行ったアウトプットを 3 ヶ月毎に報告してもらっています。2023 年 7 月~ 9 月においては、364 件ものアウトプットが Jr. Champions により行われています!これには社内向けの勉強会、社外イベントへの登壇、技術ブログに執筆、JAWS-ugでの発表等々、多岐に渡る内容が含まれます。初年度ということもあり、まだ Jr. Champions という名前の知名度はそこまで高くありませんが、皆さんの積極的なアウトプットにより露出が増え、着実に実績を積み重ねています。先日ある JAWS-ug にて、“最近称号をもった若手エンジニアの方の登壇をよく目にする” という声を聞きました。まさに多数のアウトプットが周囲の認識を変えている 1 つの結果です。本当に素晴らしいです。これは後述のインフルエンスでもまた触れますね。
2. チャレンジ
Jr. Champions はコミュニティ活動ということを先で記述しましたが、AWS が元々企画していたのは月に1度の 「Jr. Champions Meetup」というコミュニティイベントでした。コミュニティ活動開始まもなく、もっと相互に学ぶ場を作りたいという皆さんの声から、「Jr. Champions 勉強会」や「Jr. Champions勉強会 - Top Engineers 参観回」という新たな取り組みがスタートし、どちらも Jr. Champions 主導で毎月開催されています。素晴らしいですよね。さらに、会社をまたいだ Jr. Champions 同士のコラボイベントとして、座談会やLT会といったイベントも複数実施されています。今年は re:Invent に参加した Jr. Champions も多くいました。英語の得手不得手にかかわらず、様々なセッションに参加したり、外国のエンジニアと一緒になってワークショップに参加したり、グローバルなチャレンジも多数行われ、Jr. Champions Night というネットワーキングイベントも現地で自主開催されています (参加したかった)。この Advent Calendar も、自発的に始まった取り組みですね。Jr. Champions 同士で多岐にわたる新たな取り組みが行われているところ、本当に素晴らしいです。
3. インフルエンス
多数のアウトプットやチャレンジの他に、Jr. Champions が会社の中でコミュニティを作ってリードしているという話もあります。AWS 認定の勉強コミュニティや、AWS DeepRacer を用いたコミュニティ、社内 SNS をベースとした AWS 情報発信コミュニティ、AWS にまつわるよもやまコミュニティ等々、Jr. Champions により様々な社内コミュニティ活動が促進されています。Jr. Champions による多数のアウトプットや、周囲を巻き込んだ活動により、Jr. Champions を目指したいという若手エンジニアの声も聞くようになりました。Jr. Champions を目標に、早期からアウトプットに取り組む若手エンジニアも出てきています。若手のみならず、シニア・ベテランエンジニアの皆さんも刺激を受けているという声もあり、積極的な活動が多方面に影響しているところも素晴らしいです。この観点について、記事が寄稿されていましたので、ここに掲載させていただきます。リンク : Japan AWS Jr. Champions表彰制度が与えた良い刺激
さいごに
Jr. Championsの皆さんは、会社の代表として選出され多くのプレッシャーがあったと思います。その中でも、周囲に確実に影響を与える多くの成果を上げています。Jr. Champions には任期があり、選出後 1 年でその役目は終わります。新たな一歩を踏み出していただくため、再任という制度はありません。だからこそ近い将来の n 年後に、現 Jr. Champions の皆さんが、AWS エンジニアとして大きく成長し、業界を引っ張っていく存在として大活躍してほしいと切に願っています。そのための足がかりをこのコミュニティ活動で築いてもらえるよう、全力でサポートしていきます。この記事は 2023 年 12 月 22 日付なので、2023 Japan AWS Jr. Champions の皆さんの残り任期は 4 ヶ月となりますが、後悔のないように走りきってください!!
以上、Jr. Champions のリードが思う Jr. Champions のすごいところと、ちょっとエモい話でした。Advent Calendar もあと 3 日!よろしくお願いします!!