18
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

スプラトゥーンに学ぶ、「チームに貢献する」とは何か

Last updated at Posted at 2017-12-01

ディップ Advent Calendar 2017 2日目です!

チームに貢献してますか?

エンジニアの現場は、チームで開発することが多いですよね。
過去にいろんなエンジニアと仕事してきましたが、チームで動く時に
頼りになるなぁ。支えてるなぁ。とんがってるなぁ。などなど、
チームへの貢献の仕方は個々に違うなと感じてました。

スプラトゥーンの衝撃

前作からS+までやり込んだら、チーム貢献について、すごく学ぶものや共通点が多かったので、
まとめてみようという趣旨で、書いていきます。

ところで、スプラトゥーン知ってますか?
知らない人は、公式ホームページでムービーを!

チームでの仕事とスプラの共通点

エンジニア(だけじゃ無くても)は、常にチームとしての成果を求められます。
最近、漫画から学ぶ的なのも多いですが、スプラにも学びはたくさんあるんです。
ということで、チーム開発とスプラの共通項ですが、

1. 自分の仕事や達成指標は、ある程度自分が関与できるが、最終目標は決められている。
2. 周囲が何を考えているか、真意はわからない(腹を割って話せない関係の人もいる)
3. 個人の活躍がチームの戦績に大きく反映される
4. 自分の役割は、メンバーによって左右されることがある
5. 割と理不尽なことが起きるが、泣いても叫んでも状況は変わらない
6. たまに、仕事中に遊んでるやつがいる

わりと、多いんですよね。
チームプレイという観点で、共通点を見いだしつつ、
エンジニアがチームに貢献するとは何かを考察していきたいなと。

環境を整える

回線落ちは良くない

隣をみたら、いつもいる仲間がいない!
スプラは4人1チームですから、1人いないだけで、ほぼ勝てません。

仕事をする環境・体調を整え、しっかりと結果を出す準備

を整えておきましょう。
特に、開発をする上で、作業PCが重いとか、エディターがよく再起動するとか、固まるとか。
開発業務に集中できない状態を、めんどくさいからと放置している人は、
さっさと直すなり、PCを変えるなり、上司に直談判するなりして、
しっかりとした環境を用意しましょう。

試合が開始する前から、戦いは始まっている

ナワバリもガチマッチも、試合が始まる前にやることがあります。

1. 自分のチーム編成を確認する

塗れるブキがいるか。チャージャーはいるか。
自分のブキを考慮し、編成を理解。自ずと、自分の役割がわかって来ます。

チームの強み/弱みを知り、自分が貢献できることを知る

今後の戦いを左右する自分の動き。周囲から何を期待されているのか。
そして、何を実現すべきなのか。チームメンバーの得意・不得意を重ね、自分のアクションを想定しておく。
この辺りを自身の中で行っておき、キックオフミーティングに参加したり、
リーダーやメンバーと会話し、裏を取っておくと、その後がスムーズに動けるようになります。

2. 相手のチーム編成を確認する

基本的には、自チーム編成の確認ポイントと同じなんですが、
自チームの編成で苦手そうなブキはいるか。メタれるブキはあるか。ギアはどんなだ。
とか。いろんな情報を得ることができます。

達成すべき目標のための「障害」を知り、乗り越える算段をつける。
言い換えれば、リスク管理 を、仕事が始まる前からやる。ということ。

メンバーとして参加してると、自分のリスクに目が行きがちですが、
チームとしてはどうなんだろう?という視点を持つだけで、動きが変わります。

初動が試合の5割を決める

さて、いろんな情報を整理しながら、初動です。

1. いいから塗れ

スプラで塗らないのは、自殺行為です。
道を作る、有利な状況を作る。全て、塗りから始まります。
いくら大量の情報を抱え、悩んでいたとしても、
リスポーン地点でグダグダしてるようじゃ、試合には勝てません。

迷うくらいなら、動け。動きながら考えろ。

は鉄則です。

最初に進めるべきこと進められず、迷い考え込み、決断できないまま、
ズルズルと後ろ倒しにすると、それだけでプロジェクトに悪影響しか与えません。

期日を前倒しにする意識。成功率5割くらいの短いスケジュールで進める心意気が、
プロジェクト後半を救うバッファとなって現れてくれます。

無茶な働き方をしろ。では無いですよ。
1日の決められた時間を、普通に働いて達成できる目標を100%として、
成功率5割程度の期日で頑張ってみる。ということです。
CCPMという考え方の一つですので、興味があればそちらを調べて見てください。

2. 顔を上げて、周りを見てごらん

一生懸命塗ってると、つい自分が塗ることに必死になります。
特に初動は、とても没頭しやすいんです。
そんな時、不意に後ろから敵に倒されたり、遠くからチャーに抜かれたり、
気づくと、味方みんな死んでたり。

そう、チームじゃないと相手に勝てないんです。

チームプレイを忘れ、一人没頭する行為は、自殺行為でしかありません。

要件決める時に、作られるシステムのことを考えていなかったり、
設計する時に、テストすることを見据えて設計されていたり、
開発する時に、今後のメンテナンスのことを考えたコードにしたり、

システム開発の現場は、常に次の工程があります。
前の工程の時に、次の工程のことを忘れては進めていることも多々あります。
同じプロジェクトメンバーで、相互に意識すれば簡単なことも、
終盤で発見することで、致命的な事象に発展することも多いです。

3. マップを見るんだ!

目の前の周囲が開けるようになったら、次は全体の把握です。
マップを見るだけで、戦況が見えます。

戦況を確認し、自分の動きを適切に変えていく

リーダー、メンバー関係なく、必要な行動です。
状況を俯瞰して見れるかどうか。これだけで、勝率が全然変わります。

4. 結果を考察し、次のアクションへ生かす

ここまでやっても、初動を取られることがあります。
そんな時「味方よえーーーー!!!」って叫ぶことは簡単にできるけど、
きっとそのまま負けます。

なぜそうなったのか考え、原因を潰す動き

を思いつくかどうかで、勝敗は変わります。
自分のアクションの結果と、周囲の状況をよく見て、より良い結果を求めるために、
新しいアクションを起こすことを、「改善」と呼びます。
初動後のアクションが改善され続けていくかどうか。これが、すごく大事なんです。

勝負の中盤戦

塗り塗られを繰り返し、負けそうな時もあるでしょうし、
とんでもなく優位に進んでることもありますよね。

1. 打開をするには、味方を覚醒させろ

絶対絶命から、一気に打開が決まることありませんか?
さっきまでボコボコに敵にやられていた仲間が、急に敵をボコボコにする瞬間。
個人的には、「仲間が覚醒した」と呼んでるんですが、

・味方がして欲しい事をしてあげる(塗ったり、ナイスしたり)
・敵が嫌がることをする

など、何か自分の献身的な行動が、不意にチーム力をあげる瞬間があります。
そりゃ、常に無双できれば勝てるでしょうが、そんなとんがった人は、
常にイージーゲームに身を置いている人ですから。いつか破綻します。
だからこそ、「チームを覚醒させる術」を知っておくことがとても大切です。

最後まで諦めず、ポジティブに、チームに献身的なメンバーがいると、周囲が覚醒する

そんな瞬間は、ゲームの中だけではありません。
実際の仕事でも、チームがくじけそうな時、ポジティブに引っ張る人がいると、
鬱蒼とした仕事が、急にやりがいのある仕事に変わったりします。
メンバーのやる気をいかに引き出し、結果を導くか。
これが、「モチベーションコントロール」と呼ばれるものです。

2. 勝ってる時こそ慎重になれ

完全に有利状況で進めてるのに、ラスト10秒でホコをタッチダウンされたり、
なぜか、ヤグラが止められなかったり。
これは、自分のインクがたくさんの状況なので、相手にスペシャルを貯める
インクを献上してる状態で、相手が虎視眈々と打開する隙を伺っているんです。
だからこそ、

キルはし続けなければならない

のが有利状況の掟です。「もう勝ったろう」そう思った時に、しっかりとチーム全体の雰囲気を
引き締め、短い言葉で、鼓舞し続けましょう。結局は、打開と一緒なんですよね。

どんな状況でも、常に打開していく心意気

を維持し続け、モチベーション高く最後まで乗り切ることが、とても大切。

気合の終盤

さぁ、残すところあと30秒。あなたは何をしますか?

30秒。負けそうだと、一気に視野が狭くなります。
狭くなった視野で敵インクに突っ込むと、デスしかないです。
負けそうな時ほど、ピンチはチャンスですよ!

よく状況を見て、仲間と息を合わせて、最後の悪あがきと参りましょう。
勝利は、最後まで諦めなかったイカに微笑みます。

そして、一番学びが多い瞬間がこの終盤です。

序盤、中盤の動きの結果が、全て集約されます。

リザルトを見ながら

勝ち負け関係なく、終盤の反省をするだけでも、次回の中盤までの動きが見えてきます。

振り返ることで、次回を改善する

行動は、自分のスキルアップにも繋がりますし、フレンドに伝えることで、
チーム力もアップするでしょう。野良なら、対応の幅が広がります。

理想をいえば、この時点で全ての反省と改善が終わっているのが望ましいですが、
そんな完璧な人間はいないので。。。

まとめ

結局、チーム力っていうのは、

チームのために何ができるかを、常に考えている

ことで、自然と上がっていきます。

仕事に熱心に、私生活を犠牲にすることを社畜と言われる世の中ですが、
楽しいことに、それ以外の私生活を犠牲にすると、なぜかリア充と呼ばれます。
なので、仕事も楽しければ、社畜じゃなくてリア充です。

スプラも仕事も、チームプレイが楽しめなければ、楽しさなんて感じられません。
時に覚醒し、時に打開していくことで、鳥肌が立つ経験をしてみませんか?

このチーム弱ぇぇぇぇぇ!!!理不尽んぅぅぅっぅ!!!!

って叫ぶだけじゃだめ。

達成感は、チームのための献身的な動きをして、引っ張り、支え、
自分が**貢献した!**という実感がなければ味わえないですから。

注意
・なお、この記事に書いてある行動をしても、スプラで勝てなくても、
 責任は持てませんので、自己責任でお願いします。

18
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
18
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?