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Wantedlyで行っている開発者用Macの設定方法(主にインターン用)

Last updated at Posted at 2014-09-02

Wantedlyでは、開発PCは基本的にはMacで統一しており、社員全員にMacbook AirかMacbook Proを支給している。
インターンも最近人数が多いのである程度の数のMacを用意しておいて、それを使いまわすという運用を行うようになってきている。

Wantedlyでは、新しいMacを買ってから行う設定をある程度自動化しているので、今回はこの流れを公開しようと思う。

本来はこの作業を行った後、プロジェクトごと(Web/iOS/Android等)のセットアップを行うという流れになる。ここも特にWeb用の設定は結構自動化されている。

Macの初回セットアップ

日本語でセットアップ
iCloudなどEmailが必要なものは登録しないでスキップ

起動後、Xcodeダウンロードまで

Dockにデフォルトで存在しているものを消す

好みの問題だがほぼすべて消してOK

最終的に以下の2つぐらいなら残っていればOKな気がする

  • Finder
  • システム環境設定

この後Chromeなどをインストールするのでそれらは適宜Dockにデフォルトで表示するようにすれば良い

キーボード設定

システム環境設定からキーボードを選択して以下の部分を変更

キーのリピート:速い
リピート入力認識までの時間:短い
修飾キー:Caps Lock -> Control

ターミナルの設定

ターミナル.appをSpotlightを使って開いた後、環境設定(⌘,)から以下のように設定。

起動タブ

起動時に開く:次の設定の新しいウィンドウ:Basic -> Pro
(Zshを使いたい人は、開くシェル:/bin/zshに変更)

設定タブ

Proのプロファイルに行って、以下のように設定

Proをデフォルトに設定
テキストタブ:テキストをアンチエイリアス処理にチェック
キーボードタブ:メタキーとしてoptionキーを使用
詳細タブ:ベルでオーディオベルを外してビジュアルベルにチェック

Xcodeダウンロード

AppstoreからXcodeをダウンロード
ダウンロード時のアカウントは指定されたものを使う
ダウンロードが終わったら一度開いて、規約に同意し、インストールする

Cookerの使用

CookerはWantedlyのインフラエンジニアが用意してくれたChefベースのセットアップスクリプト
オープンソースになっているので、外部の人も使うことが出来る
https://github.com/wantedly/cooker

Cookerのダウンロード

Xcodeが正しくインストールされていたら既にgitが使えるはず
作業用ディレクトリに行って以下をタイプ

git clone https://github.com/wantedly/cooker.git

Cookerで色んな物をインストール

cd cooker
script/cooker

何回かyを入力したり、Macのログインパスワードを入力する必要がある。

具体的には以下のものが入る:
(情報が古くなる可能性もあるので、詳細はこのコード参照: https://github.com/wantedly/cooker/blob/master/roles/projects.rb )

基本セットアップツール

  • Xcode Command Line Tool
  • Chef
  • Berkshelf

ターミナルで使うツール

  • homebrew
  • bash-completion
  • ruby
  • git
  • hub
  • heroku-toolbelt

アプリ

  • Google Chrome
  • Google日本語入力
  • CotEditor
  • Sublime Text
  • Slack
  • Skitch
  • Evernote
  • Dropbox
  • Dropbox-encore(Dropboxの2つ目のアカウントを使えるようにする)
  • Caffeine
  • Postgres

Wantedlyサーバーをローカルで動かすのに必要な少しマイナーなツール

  • imagemagick
  • phantomjs
  • openssl
  • readline

簡単な設定

Cooker後の設定

日本語入力

システム環境設定 -> キーボード -> 入力ソース

で、ひらがな(Google)を追加する
これで日本語入力ができるようになる

設定済みのお下がりをもらったインターンの場合ここから

個人ごとの設定

ここの部分は抜ける時に情報を消すのを忘れないようにすること
逆に前の設定が残っていた場合、それを消してあげて上書きすること

gitconfig

以下は誰がコミットしたかわからなくなるので確実に設定

git config --global user.name "John Doe"
git config --global user.email johndoe@example.com

エディタにこだわりがある人は、以下のように設定

git config --global core.editor emacs

Chromeのログイン

設定から新しいユーザーを作る形でやると良い
こうすると個人用と会社用の2つのemailでログインすることも可能

Slackのログイン

Dropboxのログイン

Evernoteのログイン

その他

Twitterクライアント等入れたいものがあれば好きにインストールして構わない。ログインしたものがある場合は覚えておくこと。後々他人に使われても知らない。

おまけ:新品のMacじゃない場合

基本的にはChefを使っている + 設定ファイルはそれぞれのファイルが存在しない時のみ置くという実装になっているため、基本的にはこのスクリプトを実行して問題はない。

ただし、Homebrew Caskを使用している問題で、アプリケーションに関してはCaskでダウンロードしたものと通常通りダウンロードしたものの2重にインストールされるので注意。
ココらへんの良い改善案があれば是非コメントでください。

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