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エンジニアが競馬で学んだ - 思い込みを捨てブラックスワンを必ず考慮に入れなければならない理由

Last updated at Posted at 2024-11-04

競馬は人生の失敗のパターンを全部教えてくれる教材

こんにちは。私はよく競馬をします。最近勝つことも増えてきましたが負けが込むことも多いのでこの記事を自分のために残し今後の競馬予想や自分の社会人生活の戒めにしようと思いこれを執筆しています。

この記事では私の馬券の買い方の失敗をIT業界の現状に置き換えて説明します。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:外国産に憧れる

競馬の大きなレースではよく海外のジョッキーや馬が来るのですが、出走する日本のレースはこれまでに経験したことないレースです。

さらに調整過程も複雑で母国のようにいかないものです。

そういったわけで出走する日本のレースでは思ったような力が出せないことが多いです。

仕事でも転職しまくって新しい環境でやることはいいと思いますが、勝手が違うのでどうしても戸惑います。

そういった未知の環境より慣れ親しんだ環境の方がいい仕事ができると思います

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:判断する前にひと呼吸しない

レースの前にさまざまな記事を目にします。

その中にはトレーナーの想い、騎手の想い、いろんな感動のストーリーがあります。

それを自分なりに解決してこの馬しか来ないと閃いてしまう時があります。

そういった場合は、結論としては勘は私の場合ほぼ機能しません。

判断をする前にひと呼吸置いた方がいいです。

実際の業務でもまわりと連携が取れてなくてなんの確認もなく突っ走ってしまう人がいますが、それは良い結果を生みません

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:同じ過ちを繰り返す。

競馬というものは結局馬が走るわけなのでジョッキーのことについてそこまでこだわらなくていいはずなんです。

しかしそのレースで結果を残すための変数みたいなものには目もくれず、偏見が邪魔をします。

たとえば、ジョッキーがふさわしくないとか、ケチをつけ始めてしまうんです。

実際の業務でも職場が悪いと愚痴をこぼしていてはいい仕事はできません。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:買い目を決めるのが早すぎる

この記事を更新した日にやってしまったのですが、馬券を買うのが早すぎて後悔したことがあります。

たとえば馬体重の発表はレースの1時間前にあるのですが、馬券自体は当日の朝、重賞の場合だとレースの2日前の夜買うことができます。

これは間違いないと前日や前々日に買うとやっぱり買い目を変えたくなってしまいますが、もうすでに買った後なので買い目が増えてしまいます。

結局掛金だけが高くなり負けることが多いです。

実際の業務でも判断をするうえで最後まで情報収集をしたほうがいいです。

最後の最後の時間まで使い切ることできっと違いが出てきます。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:体調を整えていない

馬券も体調が悪いと的中しません。ここで言っておきたいのは体調だけでなく天気もそうです。雨の日はなぜか的中率が下がります。

体感で言うと全く的中しません。

業務でもまずは自分の体調が大事だと思います。天気が曇りがちな日は心も沈みがちなので注意が必要です。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:焦って予想する。

競馬のメインレースというのは11レースにあります。そこで外れると12レースもやりたくなってしまい、さらにお金を失います。

12レースの予想は11レースに負けてからすることが多く、充分な時間が取れない中、焦って予想することが多く負けます。

仕事でも充分に準備していかないとプレゼンや成果物で満足のいくものを見せることができず、そのせいで機会を逃してしまいます。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:騎手で賭ける馬を決める

たびたび助っ人外国人にあたる欧州などで活躍している騎手が来日することがあります。

そんなときは、その欧州で有名なジョッキーが乗る馬は全部馬券内に来るのではないかと思い能力のたらない馬でも賭けてしまいます。

逆もあって、この騎手だとどんな馬に乗っても勝てないと舐めてかかってしまうことがあります。

そういう時は例外なく痛い目に遭います。

実際の業務でも生成AIなど助っ人的なツールを使えばなんとかなるという風潮がありますが、最後は自分でなんとかしなければいけないところは似ています。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:圧倒的1番人気を信じる

あるレースで1.3倍などほとんど元返しなんじゃないかという圧倒的人気の馬が出走してきます。しかし、レースではそんな圧倒的人気の馬が3着に入らないことがあります。

オッズはあくまでこれまでの戦績、これまでの結果でしかなく今回の結果は全く違ったものになるケースがあるんです。

これは社会人としても思い当たります。思い込みが強すぎてこれは間違いないと思って導入した施策が足を引っ張ることが往々にしてあるのです

馬券で学ぶ人生の失敗パターン: 嫌な予感を見逃す

馬券を買った直後に自分が買った馬券が外れるんじゃないだろうかと思ってしまう時があります。

そしてそれは現実になります。

なぜかというと実は競馬で的中するためにはメンタルも大事だからです。

むしろ誰でも見れる出馬表馬柱よりもメンタルに目を向けた方がいいんです。

たとえば自分が賭けたジョッキーがその日全く馬券になっていない、特定の馬番や枠に入った時だけ負けるなど

気のせいでは済まないようなくらい嫌な予感というものは当たります。

AIのデータや予想家の意見より自分の心にきいたほうがいいかもしれません。

そのように、仕事でも勘というものがはたらきます。それは長年同じことをやっていればいるほどよくわかるようになると思います。

そんな目に見えない感覚を大事にしなければいけないということを競馬は教えてくれます

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:大きく張って負ける

時々これは間違いないという馬が私にだけ見えることがあります。

この馬の戦績を見るとほかの出走馬との勝負付けは済んでいる。負ける要素がないからここは単勝や複勝に大きく張ろう、

これで勝ったこともありますが負けると悲惨です。

これは社会でいうところの分散投資の考え方に似ています。

卵をひとつのバスケットにだけ集めるのではなく複数のバスケットに集めるようにする。

この教訓を何度も競馬というものを通じて教えてもらっています。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:オカルト予想をあてにする

オカルト予想をあてにする、たとえばサイン馬券などをあてにすると全く的中しません。

賭ける時の決め手にオカルト的な要素をいれるのはいけないと思います。

あくまで参考程度です。

実際の仕事でもできることを全てやった上で神頼みするはずです。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:他の人の予想にケチをつける

これもやってはいけないことです。

レースが終わるまでは何が来るのかわかりません。

大体他人の予想に関してケチをつけている時は自分の予想が外れています。

そしてケチをつけた相手は勝っているのです!

実際の案件でも他人のことばかり気にしていると自分の仕事が疎かになってしまいます。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:机上のデータを妄信する

競馬はある程度まではデータが有効です。たとえば馬のこれまでの戦績がわかればその馬の強さがなんとなくわかってきます。

しかし机上のデータだけでは勝てないのが競馬なんです。

たとえ歳を取っていたとしても、特定の血統だとしても、強い馬、その時に調子のいい馬は机上のデータでたとえ不利と判断されていてもきます。

業務でも机上のデータだけで決めつけてはいけません。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:出馬表しか見ない。調教しか見ない

競馬というのは調教から始まって、パドックや返し馬などたくさん馬を見る機会があります。

そういった実際の馬がターフをウォーミングアップで走ってる姿やパドックで歩いている姿を見ることができるのにスマホや新聞から目を離さない人たちがいます。

確かにスマホや新聞から馬柱や関係者の声がわかります。

しかし紙面やスマホではわからない見えない情報があります。

たとえば当日の馬の状態、騎手の作戦や思惑、厩舎の作戦や思惑などです。

いろんな情報を総合することでわかってきます。

業務もいろんな人の話を聞いて適切にこなしていくことが大事です。

そもそも指示された内容を指示された通りにこなすということ自体指示側がよく指示を出してくれていない場合もあるので、コミュニケーションをとり自分が業務できそうなレベルまで落としていくことも大事になります。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:過去の教訓から学んでいない

私が外れるレースはよくルメールが勝ちます。

まるでデジャブかというくらい同じ販売所に同じルートで行き、ルメールの馬を避けて賭けて負けます。

前回の反省点を活かしきれていないのです。

業務でも同じ失敗ばかりするということは前回の反省を客観視して実践することができていないということです。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:信じきれなくて本命を変更

仕事でもそうですが、自分を信じないといけないと思っています。この前あった天皇賞秋がそうなのですが、私はドウデュースにしようと家をでて府中競馬場に向かっていたのですがいつのまにか本命を変更して外しました。

それは前年にドウデュースが同じレースに出て惨敗したからなのですが、私が馬の強さではなく、出走馬の中で優劣を勝手につけていたことが根本原因だと思います。

自分でつけた優劣は絶対的なものでなく勘違いによるものが多いのです。

恐怖とはネガティブを信仰する気持ちなんです!恐怖に打ち勝ち自分の思い込みではないしっかりとした考えが正しいと信じる気持ちが大事です。

実際の仕事でも専門性を身に着け〇〇のことなら△△さんと言われるような人はやはり頼りになります。

そうなっていくために、自分を信じてやり抜く力が大事なのかなと思っています。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:軸がこない

私は穴馬をあてるのがうまかったりするのですがそういったときは一緒に買った軸の人気馬が来なかったりするのです。

これは人気だという理由だけでその馬を軸にしてしまったことが原因です。馬というのは生き物なので移動でストレスになる馬もいれば休み明けで体重が増えすぎて往年の強さが全く発揮できない馬も出走していることがあるのです。

実際の業務でも本番移行でイージーミスをしてしまうことがあります。本番に移行したらデグレしていた時に軸が来ないときの不用意にオッズだけを見て軸にしてしまったことを思い出しました。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:やけくそになる

馬券が信じられないほど的中しない時期が私には何度も訪れました。

1番人気の複勝(3着以内に来ればお金がもらえる馬券)を買って今度こそ的中しようと試みるも全部だめ。

そんな日は最終レースにも手を付けてしまい、展開が最後の直線で横一線になりなぜか4着という善戦はしているけれど馬券的には一切配当がない着順に落ち着いていることが多いです。

それは私がとにかく的中しようと手当たり次第にレースの馬券を浅い考慮だけで買っているからです。

職場でもそうですが自分ができることには限りがあり、同じ努力でも全く認められない仕事とほぼ何もしなくても成果になってしまう仕事もあります。

自分にとってできる仕事できない仕事があるから安請負はなるべくしない、良い時期が来るまで待つことも大事です

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:馬券が外れた時に自虐になる

競馬というのは競馬新聞やプロの予想家の話をきいていれば当たるものではありません。プロの予想家はたちが悪く自分の予想が外れたときは一切そのことについて謝らず有耶無耶にしてきます。

よく粗品の馬券が的中しないといいますが、新聞にいつもコラムを寄稿している予想家のほうがよっぽど的中してないのです。

だからプロの馬券師を語っている人物でさえめったに的中していないのですから、自分で買った馬券が的中しないことについては競馬をやるうえで仕方のないことなんです。

しかし、社会でもそうですが、まず内面から成功を呼び寄せるようにしないといけません。私は会社でよく発表をするのですが、発表の準備を入念にする理由は発表について自分が絶対成功できると確信を持つためなんです。

それと同様に、どうせ自分の買った馬券は当たらないという気持ちで馬券を買うと当たりません。なぜかというと言葉とは魔法だからです。英語で魔法はSPELLといいます。英単語の綴りのことを英語でSPELLといいます。日本語の各単語も綴りです。すなわち魔法なのです。

決してネガティブな言葉を口にしてはいけません。

だから私は競馬を通じてまず内面を意識することが大事だと学びました。

馬券で学ぶ人生の失敗パターン:強欲によって視野が狭まる

たとえばお金がないから馬券を買うというのはいけません。さらにお金をなくします。

なぜならお金のために競馬をするとオッズしか見ないようになり、馬をみなくなるからです。

同じように、ブランド物のバッグが欲しいから馬券を当てようなんて考えていると外します。

馬ではなくてオッズをみている限り、勝利の女神は微笑まないようになっているかのようです。

手にしたいのはお金ですが、そのために出走する馬のパフォーマンスをしっかりとジャッジしないといけません。私が欲しいのはお金ではなく結果なのだという意識を持ったほうが良いです。

おいしいオッズの馬はそのオッズになっている何らかの理由があります。それを考慮しないと結局は人気サイドで決着するといった結果になるんです。

業務でも給料のためにだけ働いていると自己中心的な働き方になります。まわりから感謝される人を目指したほうが結果的に将来いい機会が巡ってくることがあります。

馬券で学ぶ失敗パターン:荒れると思うと荒れない不思議

私は競馬を始めて情報量が多ければいいというものではないということを学びました。

情報の中には、特定の情報に執着してしまったために外れることがよくあるからです。

物事に絶対はありません。同じような現象がどんなに続いていようとその現象は偶然続いていただけにすぎないと思ってもらって構わないでしょう。

たとえばアルゼンチン共和国杯というレースでは高齢馬は来ないというのがセオリーだったのですが、今回のアルゼンチン共和国杯の1着は8歳と高齢でした。

そのように、決めつけというの往々にして馬券が外れる考え方です。

レースに出走する限りどの厩舎もたとえデータ的に不利となろうが馬を調教して仕上げてきます。

馬自身も調教師やジョッキーの期待に応えようと自分の本来の実力以上のパフォーマンスを見せてくれることがあります。

ブラックスワン(予期せぬ事象)はその名のとおりまったく予期せぬ時に目の前で起こってしまうんです!

業務でもチームのメンバーを決めつけていたりすると反感を買ってしまいます。本人がしたいこと、本人が働きやすいスタイルを尊重する姿勢が大事だと思います。

馬券で学ぶ失敗パターン:心の声に従わない

データをもとにこれじゃないかと予想をたてても何かしっくりこないことがあります。

心の声がこれじゃないと語りかけているように感じることがあります。

実際に、私は心の声がこれだけ予想して買い目を決めたけれど来ないと言っている気がしたので賭けないことがあります。

家に帰って賭けようとしたレースの動画を観ると私の予想と全く違う馬が勝っていました。

脳だけでなく、実は心も脳のような役割ができるとされています。

心の声に従うことはオカルトではありません。

実際の業務でも、何かおかしいと思ったらそのことを有耶無耶にせずまわりと相談した方がいいでしょう。

なぜならそれは心の声だからです。

まとめ

競馬というのは人生の縮図だと私は考えます。

競馬で外れれば私はますます謙虚になり、的中すればそれは自分の予想のおかげではなく馬が命を削って頑張ってくれたおかげ。関係者がまだ夜も明けてないうちから毎日レース本番までコンディションを調整してくれたおかげ。ジョッキーがその馬の能力が活きるように馬をエスコートしたおかげなんです。だから感謝の気持ちしかないです!

事実、私が的中した馬券の馬がそのあと全く走らずに引退することも多いです。

そんなわけでこれからも節度を守って競馬をするつもりですが、もしこの記事を読んで競馬をしようと思ってしまったら、それは時間の無駄でしかないのでやめましょう。

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