ExcelからPythonが直接使えるようになりました
私は業務でMicrosoft365のExcelばかり使っているんですが、いつの間にか数式タブからPythonが使えるようになっていました。
ショートカットキーも使えます。セルで「CTRL」+「SHIFT」+「ALT」+「P」を同時押しするとPythonを起動することができます。このようにセルが変わってPythonのコマンドが入力できるようになります。
ExcelのPythonはPIPなどを使って、ネットからライブラリをインストールすることはたぶんできません。
ExcelのPythonで使用することができるライブラリについては、初期化というところで、どういったライブラリがインポートされているのかを確認することができます。
いまのところ以下のライブラリが使えるようです。
import numpy as np
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import statsmodels as sm
import seaborn as sns
import excel
import warnings
今回はmatplotlib
について文字化けを解消する方法を説明します。
MatPlotLibはチャートを表示するためのライブラリ
MatplotLibはPythonのデータをグラフ化するときによく使われるライブラリです。
しかしながら、Excelで使用するとラベルが豆腐になってしまい使い物になりません。
豆腐とはこんな感じになります。全くラベルがわからない。
MatplotLibの文字化けを治す方法
MatPlotLibで設定されているフォントを確認しましょう。sans-serif
となっているかもしれません。これが文字化けの原因です。
import matplotlib
print(matplotlib.rcParams['font.family'])
MatPlotLibで使えるフォントは以下で確認することができます。
import matplotlib.font_manager
print([f.name for f in matplotlib.font_manager.fontManager.ttflist])
そうするとMeiryo
とかが使えるということがわかります。
以下のようにフォントを再設定することができます。
import matplotlib.pyplot as plt
plt.rcParams['font.family'] = 'Meiryo'
この設定でチャートを作成すると日本語が文字化けされずに表示されます。