Automation Anywhereをお勉強中のものです。どうぞよろしくお願いいたします。
#はじめに
以前投稿した「Automation Anywhereで「ツェラーの公式」で曜日を求めてみた!」では、公式から曜日を求めましたが、Automation Anywhereには、VBScriptの関数を実行するアクションが備わっています。今回は、VBScriptの関数を使用して曜日を求めてみようと思います。
#用意したVBScript
関数名: getWeekday
パラメーター: 日付を表す式
VBScriptには日付処理の関数が用意されています。今回上記で使用した関数は、以下2つになります。
Weekday関数: 何曜日であるかを表す 1 (日曜) ~ 7 (土曜) の範囲の値を返します。
WeekDayName関数: 指定された曜日を表す文字列を返します。
(参考にさせていただいたサイト:VBScript関数リファレンス)
#使用したAutomation Anywhereのバージョン
Automation360
Community Edition ビルド 11457
Bot エージェント バージョン 21.118
#曜日算出手順
- システム日時を「yyyy/MM/dd」形式で文字列型に変換する
- VBScriptファイルを開く(※今回は「手動インポート」としました)
- 関数名、パラメーター、戻り値の変数を設定する
- VBScriptを閉じる
- 戻り値をメッセージボックスで表示する
#テストするためにステップを以下の通り変更
変更前:システム日付を「yyyy/MM/dd」形式で文字列型変数に設定する
変更後:"1000/03/15"を「yyyy/MM/dd」形式で日時型変数に変換し、
その日時型を「yyyy/MM/dd」形式で文字列型に変換する
1000/03/15が土曜日であるかどうかは、前回記事の検証結果の一覧からご確認いただくか、ネット検索願います。
#注意事項
Automation AnywhereにはVBScriptの関数を実行するアクションが備わっていますが、関数で引き渡せるパラメーターは、現時点では1つのみです。
#Tips
今回、VBScriptは「手動インポート」といって入力エリアに記述するやり方をしました。その他に、VBSファイルをインポートする事も可能ですので、もし今後このVBSファイルに改修することがある場合を考慮すると、後者の方が、VBSファイルのみを変更するだけで対応できるので、運用保守からですと後者が良いと考えます。
#最後に
曜日を求める処理としても、公式を使用するのか、それともVBScriptにある関数を使用するのか、その他Pythonを扱うアクションも備わっているので、色々な方法で対応することができるようです。運用と引継ぎを意識した開発を心がける事が何より一番かと思いました。
(注:Pythonを使用する場合は、開発環境にPythonをインストールする必要があるようです。)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。