Node.js でどの parse を例外処理すべきか？ #JavaScript

Overview

「JSON.parse() は不正な値を渡してしまった時に、例外投げられるのでちゃんと handling した方がいいですよー」と助言をいただいた。
勉強になるなあと思いつつ、Node.js で使える parse() は何種類かあった気がして、他はどうなんだろうと思い勢いで調べてまとめました。

※ @forl_head_officerさんからアドバイスいただき、Error handling した方がいいかどうかは各サービスの仕様に依存しそうだなーと思い直し、parse の挙動まとめの記事にしてみました。

JSON.parse()

渡した String を json として解析してくれるやつ。
不正な値を渡すと SyntaxError が投げられます。

const parsedJSON = JSON.parse({}); // SyntaxError: Unexpected token o in JSON at position 1
console.log('ここまで来ません');

Error handling するとしたらこんな感じですね。

try {
  const parsedJSON = JSON.parse({});
} catch(e) {
  // Error handling
  console.log(e); // SyntaxError: Unexpected token o in JSON at position 1
  console.log('ここには来ます');
}

url.parse()

渡した String を url として解析してくれるやつ。
不正な形式の値を渡すと TypeError が投げられます。

const url = require('url');
const parsedUrl = url.parse(0, true); // TypeError: Parameter "url" must be a string, ...
console.log('ここまで来ません');

Date.parse()

1970年1月1日00:00:00UTC から、渡した String までの経過したミリ秒数を返してくれるやつ。
不正な値を渡すと、Error は投げずに、NaN が返されます。

const parsedDate = Date.parse(null);
console.log(parsedDate); // NaN

parseInt()

最後に paseInt()、String から整数を返してくれるやつ。
こちらも不正な値を渡すと、Error は投げずに、NaN が返されます。

const parsedInt = parseInt('', 10);
console.log(parsedInt); // NaN

まとめ

parse() に不正なデータを渡した時...

JSON と url は Error を返す。
Date と Int は NaN を返す。