はじめに
Qiita記事で圏論関係の記事を書いてみたくて可換図式を入れ込む方法を調べてみました。
QiitaではMathjaxというJavaScriptのライブラリが使えるようになっているので、そこでサポートされているLaTexパッケージAMScdを使って可換図式を描画できます。
が、このAMScdが貧弱……
ちょっとした図なら綺麗ですが、如何せん図が命の圏論の話をするには少し力不足感が否めません。
そこでなんとかQiitaでうまく可換図式を入れ込む方法を調べていたのですが、
結論:ローカルのLaTexで描いて貼れ
というところに落ち着きました。
やっぱりTexにはかないませんね。
というわけで今回は\usepackage[all]{xy}
がかなり良かったというお話です。
xypicパッケージが良い
xypicパッケージを使うにはプリアンブルで\usepackage[all]{xy}
を宣言しておきます。
たとえば、今回ぼくが練習に作ったファイルはこんな感じ。
\documentclass[12pt]{jarticle}
\usepackage{amsmath,amssymb}
\usepackage{amsfonts}
\usepackage[all]{xy}
\begin{document}
\[
\xymatrix{
A \ar[r]^{f} \ar[d]_{g} & B \ar[d] \\
C \ar[r] & D
}
\]
\end{document}
こいつを実行した結果がこんな感じ。
悪くないですね。
ペイントで必要部分を切り取る
こういう手作業は本来なら嫌なのですが、背に腹は代えられません。
大きさを統一的に管理する方法として、
「AtomでLaTexからPDFをビルドしたときに表示されるPDFウィンド幅の3分の1くらいの大きさで図を表示し、スクリーンショット」
が現時点での現実的な解決策かなと思います。
ここで、次の赤線の範囲で切り取る感じですね。
しばらくこの運用でやっていこうと思います。
さいごに
今日は記事を書くための準備記事になってしまいました。
明日以降、がっちり圏論記事を書いていこうと思います。