Raspberry Pi でNode-RED入門
Raspberry Pi にNode-RED入門用の環境を構築していくつかのパレットを追加してLED制御などができるまでをまとめます。
1. Raspbeyrry Piの環境構築
raspberrypi.org https://www.raspberrypi.org/downloads/
から、自分の使用しているOSにあわせて Raspberry Pi Imager をダウンロードしてインストールします。
インストールが完了したら、ソフトウェアを起動し、SDカードをセットして作業を行います。今回は、Rasbian を選んで作業を進めてください。
しばらく待つとRaspberry Pi起動用のSDカードが完成します。
新しいアプリで簡単にできるようになりました。感激です。
2. Raspberry Pi の起動と初期設定
完成したSDカードをRaspberry Piにセットして、モニタ、キーボード、マウスなどを取り付けて電源を入れます。
最初にパーテーション設定のメッセージ表示され、そのまま待つと起動します。
しばらくすると初期設定画面が表示されるので、Locationなどを設定します。ここで、日本語環境を選べば自動的に日本語入力環境なども構築されます。その場合、Wifiなどの環境設定が必要となるので、事前に確認しておきましょう。環境設定が終了すれば、再起動して利用可能となります。
再起動したら、インターネットの接続、日本語入力ができるかなどを確認しましょう。
3. Node-RED のインストール
多くのサイトで、https://nodered.org/docs/getting-started/raspberrypi のスクリプトによるインストールを推奨していますが、このスクリプトによってインストールされたNode-RED 環境では、パレット管理でI2Cノードのインストール時にエラーが発生してしまいました。
そこで、Raspbian のメニューにある Add/Remove Software を利用して Node-RED を検索してインストールします。
インストールが完了すると、メニューのプログラムのなかにNode-REDが表示されます。
このメニューからNode-REDを起動することで、ブラウザからNode-RED フローエディタが利用可能となります。
Rsapberry Pi 起動後に毎回 Node-RED を起動するのは面倒です。Raspberry Pi のTerminal で以下のコードを実行すると自動起動状態になります。
sudo systemctl enable nodered.service
4. Node-RED フローエディタ の起動
https://nodered.org/docs/getting-started/raspberrypi を参考に、ブラウザを起動して、Node-RED フローエディタ を開いてみましょう。
Raspbianのメニューからブラウザを開きアドレスバーに
http://localhost:1880
を入力すれば Node-RED フローエディタ の画面が表示されます。表示されないときは、メニューのプログラムの中にあるNode-REDをクリックして起動してください。
5. Node-RED パレットの追加
Node-RED の利用目的のひとつには、既存のパレットを利用してお手軽にデータを可視化したいなどの理由があると思います。そこでデータを可視化するダッシュボードとセンサを接続するI2Cを利用するパレットを追加してみようと思います。
Node-REDフローエディタを開いて右上のアイコンをクリックしてメニューを表示してパレットの管理を選択します。
ノードを追加の検索バーにi2cと入力するとi2c関連のパレットが表示されます。その中から、node-red-contrib-i2c を探し、追加ボタンをクリックします。しばらく待つと、追加されましたと表示されればノードが追加されています。Node-REDフローエディタの左側のリストを確認しましょう。
同様にしてnode-red-dashboardノードも追加します。
6. dashboard を試す
入門で使用するパレットが追加されたので、はじめにdashboardを試してみましょう。
Node-REDフローエディタを使っていくつかのノードを配置してみましょう。
配置しただけでは、右上にオレンジの▲が表示されています。ダブルクリックして必要なプロパティ設定を行います。
練習なので、デフォルトの状態をそのままで大丈夫です。完了をクリックして戻ります。
オレンジの▲が消えました。デブロイして確認しましょう。
成功しました。設定ミスなどがあるとエラーになるので、修正します。
右側のツールからダッシュボードを選んで「テーマ」タグの右にある□に↗のマークをクリックすると
うまくできていれば、このようなページが表示されます。