[iOS] ipaファイル内のFrameworkを閲覧する

はじめに

iOS14対応のIDFAに関して、AppTrackingTransparency.frameworkを内包した場合、トラッキングの許可を求めるダイアログは必ず出さなければならないようです。よって、このFrameworkを取り除くことにしましたが、XocdeのBuild Phase->Link Binary With LibrariesにもAppTrackingTransparency.frameworkはありませんでした。
では、ipa内包の中身もみてみようということで見方は下記にまとめました。

otoolを使用

otoolコマンドは、実行ファイルやライブラリのオブジェクトファイルを分析し、結果を表示するコマンドです。

otool option FileName

option	detail
-L	指定したファイルが使用する共有ライブラリを表示する
-M	ダイナミックリンクライブラリのモジュールを表示する
-f	ユニバーサルバイナリの情報ヘッダを表示

ipaファイルについて

該当のipaファイルの拡張子をzipにします。
zipを解凍するとPayloadディレクトリができますので、中身をotoolで閲覧します

otool -L Payload/sample.app/sample

atsutama ~/Downloads$ otool -L Payload/sample.app/sample                  
Payload/sample.app/sample:
    /usr/lib/libc++.２.dylib (compatibility version 2.0.0, current version 910.2.0)
    /usr/lib/libsqlite３.dylib (compatibility version 10.0.0, current version 421.4.0)
    /usr/lib/libz.３.dylib (compatibility version 1.5.0, current version 2.2.31)
・・・

これでFramework一覧が閲覧できます。