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StringBuilderクラスについて

Last updated at Posted at 2018-12-11

はじめに

StringBuilderクラスで文字列連結する方法を把握していなかったため

知識を定着させるために今回まとめてみました。

説明

まずStringクラスはImmutable(不変)なクラスです。

そのため+演算子で文字列連結するたびにメモリ上の領域が

広がってStringインスタンスが大きくなる訳ではありません。

仕組みとしては文字列を追加したり、変更するたびに

新しいStringクラスを生成されています。

つまり内部で何度もインスタンス化をしているので

JVMに負荷がかかり処理が遅くなります。

「+」を用いた文字列連結は、メモリを無駄に消費している。

この問題を解決し、文字列連結を滞りなく行えるクラスが

StringBuilderクラスStringBufferクラスです。

これらのクラスはmutable(可変)なクラスです。

append()メソッドによる文字連結は「+」による文字列連結に

比べて非常に効率がいい処理が可能となります。

今回はStringBuilderについてまとめます。

サンプルコード

流れとしては下記のようになります。

  1. append()メソッドの実引数に値を入れて呼び出し、
    バッファに文字列を追加していく。

  2. 最後にtoString()メソッドを呼び出して
    完成した文字列を取り出す。

余談:バッファには緩衝という意味がある。
   あと記憶領域という意味合いも持つ。 

サンプルコード

Main.java
public class Main {

	public static void main(String[] args) {

		/*
		 * StringBuilderクラスをインスタンス化
		 * デフォルトで16文字分の容量(バッファ)を持つ。
		 */
		StringBuilder sb = new StringBuilder();

		//① append()メソッドを呼び、バッファに文字列を追加する
		
		sb.append("白ご飯,");

		sb.append("味噌汁,");

		sb.append("卵焼き,");

		sb.append("納豆");

		//② toString()呼び出し、文字列を取り出す。
		String morning = sb.toString();

		System.out.println(morning);
	}

}

出力結果

Main.java
白ご飯,味噌汁,卵焼き,納豆

###メソッドチェーン

またappend()メソッドは戻り値が特殊です。

APIドキュメント参照.java
//メソッド宣言
public StringBuilder append(String str)

・戻り値の解説:このオブジェクトへの参照

バッファに文字列を追加するためだけなら戻り値はvoidでも

構わないと思いますが、あえて「自分自身」を戻り値として

返すのは次のような呼び方を可能にするためです。

Sample.java
StringBuilder sb = new StringBuilder();
sb.append("白ご飯,").append("ラーメン,").append("餃子");

このようにして自身への参照を返すメソッドを連続して

呼び出す方法をメソッドチェーンと言います。

##さいごに
今まで文字列連結は+演算子で行ってきたので

少し戸惑いました(ズブの素人丸出し。。。笑)。

でもこのクラスを使うことで処理が格段に上がるのなら

1日でも早く使いこなせるようになりたいと思ってます!!

本当に「習うより慣れろ!」ですね笑

##参考

Java入門 実践編

※上記の書籍を購入時は書籍の後ろのページで第○刷なのか確認する。
最新版を購入するようにしてください!

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